ドクターX 〜外科医・大門未知子〜
Doctor-X
(2014年10月期・テレ朝・木曜21時枠)

脚本:林誠人
音楽:沢田完
演出:田村直己、松田秀知
企画協力:古賀誠一
プロデューサー:峰島あゆみ、西河喜美子、霜田一寿、大垣一穂、菊地裕幸
主題歌:Superfly「愛をからだに吹き込んで」

http://www.tv-asahi.co.jp/doctor-x/





第8話 8歳の命待てない女vs待つ男
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大門は夕べは徹マンしようとしたが気がつくと寝ていた。
もう年齢からして無理は禁物だという晶。
海老名は富士川が病院の外科医としてやってきたことで、自分
の立場がまたしても危うくなっていることに意気消沈していた。
大門とすれ違う際に海老原は何かを落としたのかに思えたが
大門は海老原に落としたノートを届けると俺のものではない
という。
海老名は天堂の元に論文を提出しにいくが、中では天堂は
富士川と延々と会議していた。ようやく会話する機会が
恵まれたかと思えば忙しいと言われまた今度話を聞くと
言われる。

合同カンファの際、富士川は来月大将戦を行う棋士の手術を
行うことを説明する中、大門が突然部屋に入ってくると、
このノートの患者のことを知らないかと告げる。ノートの
筆跡を見る限りでは小学生の女の子で、筆談に使っている
ようだという。気管切開していること。肺高血圧症・肝静脈
閉塞症を患っているであろう患者だという。すると富士川は
談合坂先生の患者だったが私が引き継いだ事を告げ、
低酸素血圧と右心不全の合併を起こしている状態だという。
肺だけでなく心臓も肥大している事を告げ、ウチでは無理な
ので他の病院に回すという。肺移植すれば良いという大門は
自分が手術を担当する事を告げるずドナーがいないことを
告げ8歳の子だという。生体肺移植をすれば良いというが、
富士川は無理だと判断したのだという。
大門は自分には人間関係も上下関係にも興味は無い事を告げ、
ただ治したいだけだと語る。
患者は八田ちひろ。母親・和美と二人暮らしの人物だった。
ノートを拾った事を告げ届けると喜ばれる。部屋に飾られている
家族写真を目にする中、父親・邦夫はこの子が生まれてすぐに
亡くなったのだと聞かされるのだった。
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海老名は病院内での戦略統合外科・外科部長の座を新しく赴任
した富士川に奪われるのではないかと心配する中、富士川は
マスコミも注目する棋士を病院に呼び込み益々株を上げていく。
海老名は地道に担当案件を論文として提出していく中、その
アピール性は一目瞭然のところがあり、苦悩する日々。
一方大門は病院内に落ちていたノートから持ち主を特定すると
共にその患者は富士川さえも投げ出した小児患者であることを
知る。命を助けたいとする思いから大門は自分が執刀していく
ことになるが、患者は8歳の娘であり、生体肺移植を要する
患者だという事を知る。

いつかのポイントが有ったけど、
「待てば海路の日和あり」戦術の海老名と
「待てば甘露の日和あり」だとする富士川の戦略の違いというもの
を描いたもの。
そのどちらも結局は大門を利用するところが有り、ほぼ失敗しない
とされる精巧なロボット化している大門を巡って深い争奪選が
有りそうだ。

今回は海老名側に大門の心情を知る意味で、ロボット化している
彼女の中の決意を通して無謀だと思える言葉の意味を知ることで
大門という人物への理解を求めていくところに繋がった。
そんな彼女に心酔しかけている海老名が病院での地位を捨てて、
患者の為の行動を起こすのか。
天堂と会えるチャンスを敢えて破ってまで見せた海老名の決意と
彼の中の方向転換さというもの改めて感じられるところに繋がって
いた。

それ以外はほぼ見たところ面白味はなかったかな。
可能性の一つとして、ノートに書かれた文字を見て病名を当てていく
という大門の能力の中に、別の趣旨の医療ドラマが描けそうな
ところが有ったということかも。

大金を請求されることへの皮肉なのか、悪態をつかれていること
に対する対抗心なのか天堂も割り切って彼女のことをオペマシーン
と揶揄する姿が有る。
体調管理を・・・と言っているけど、この病院の医者たち、高くて
美味そうなものばかり食べているし、連日の徹マンをみると
医者の不養生とばかりのものが有るな。痛風になって庶民の気持ちを
味わえ!と小一時間だね。

そういえばバラエティ番組でも問題になっていたけど、
木下隆行さん、顔の半分が動かない状態でしたね。
ニュースではもう治ったとのことだけど、神経性のものなのかな。



大門未知子 …… 米倉涼子 (38歳、フリーランス外科医)
城之内博美 …… 内田有紀 (35歳、フリーランス麻酔科医)
海老名敬 …… 遠藤憲一 (51歳、国立高度医療センター戦略統合外科・外科
部長)
加地秀樹 …… 勝村政信 (50歳、腹腔鏡の魔術師)
神原晶 …… 岸部一徳 (66歳、名医紹介所・所長)
蛭間重勝 …… 西田敏行 (63歳、西京大学病院院長)

加藤 峰司 …… 渡辺いっけい (51歳、国立高度医療センター事務局長)
足柄 信太郎 …… 高橋和也 (39歳、外科医長、東帝大)
阿智 祥三 …… 木下隆行 (42歳)、外科医長、西京大)
関ヶ原 朋子 …… 内藤理沙 (26歳、外科部長秘書)
井川 真澄 …… 庄野崎謙 (29歳、天堂の秘書)
橋口 礼 …… 松島花 (25歳、看護師)
談合坂 昇 …… 伊武雅刀 (58歳、外科部長、西京大)
白木 淳子 …… 高畑淳子 (55歳、看護師長)
天堂 義人 …… 北大路欣也 (68歳、国立高度医療センター総長)
原守 …… 鈴木浩介 (医者)

隈部洋平、越村友一

秋枝直樹、西村誠治、澤田一輝、金井俊太郎、小出治祐
太崎麻由奈、力久秀美、野沢史果

富士川清志郎 …… 古田新太 (外科医)
八田ちひろ …… 小林星蘭 (8歳、肺静脈閉塞)
八田和美 …… 堀内敬子 (母)
八田邦夫 …… 石井一孝 (父・ギャンブルで借金)

横地尚子、李千鶴



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