ドクターX 〜外科医・大門未知子〜
Doctor-X
(2014年10月期・テレ朝・木曜21時枠)

脚本:林誠人
音楽:沢田完
演出:田村直己、松田秀知
企画協力:古賀誠一
プロデューサー:峰島あゆみ、西河喜美子、霜田一寿、大垣一穂、菊地裕幸
主題歌:Superfly「愛をからだに吹き込んで」

http://www.tv-asahi.co.jp/doctor-x/





第11話 さらば大門未知子!!さらば晶さん…ラストオペも絶対失敗しないので!!
--------------------------------------------------------
晶が内緒で大門の手術費の報酬をガメていた事を知り一度は
晶に不信感を抱き家を出て行くが結局いくところもなく戻って
くる。
晶はその頃、報酬をもらった後に病院の中で倒れてしまう。
なかなか帰宅しない晶に対して大門は心配になり電話するが
彼の事務所には人一人いなかった。晶から返信があり、
そろそろ自立しなさいとし、自分は事業拡大の為に忙しいと
するメッセージが届く。暫くは帰れないのでネコ・ベンケーシー
の面倒を頼むと言い残していく。

日本医療産業機構の設置が承認され、理事会が開かれる。
厚労省の十勝は閣議決定を経て特定国立研究開発法人として
日本医療産業機構の設置されたこと。初代理事長には天堂が
なるとして紹介が行われる。国内外に日本の医療を提供する
為の新システムであること。

一方国立高度医療センターでは富士川と海老名は天堂が居なく
なった総長の座を巡り再びつばぜり合いが起きる。
富士川は自分の術式で救ったことをアピール。海老名は神頼み
だった。
東西対決が行われる中、東の海老名たちは一歩リードされている
と感じていた。加地は大門に対して少しは参加しろというが
致しませんという。晶から返信があり手術をして稼ぐよう
指示がある。
そんな中井川は富士川に対して天堂からの書類だとして運んで
くる。富士川はてっきり公認を任せる趣旨の書類かと思ったが
辞表を求めるものだった。

一方大門は晶に言われたとおり手術の執刀をする中、珍しく
蛭間の姿が有り大門の手技を見ていた。

蛭間は天堂に挨拶に行く中、富士川も同行する。
饅頭を提出すると天堂は懲りない人たちだと呟く。
蛭間は西京大の臨床の結果、細胞シートによる心筋再生や
再生医療に対する功績を主張。そんな中見て欲しい患者がいる
として天堂に告げる。その患者とは私だとして、大門の力を
借りたいのだという。天堂は富士川の進退と引き替えにその
提案を受けても良いと告げる。
--------------------------------------------------------

大門の前から突然晶が居なくなる。
居なくなって初めて晶の存在が大きくなる中、偶然にも晶の
姿を病院で目にする。なんと既にガンの転移が脳にまで進んで
いて助けられない状況だった。
そんな中、大門を利用して結果を出してきた天堂は、自分が
夢に描く日本医療産業機構の閣議決定をしたことで、順調に
医療改革が進むかに思われたが・・・

最後は色んな形で、大門に対して「致しません」と「失敗しない」
とする信念を見せようとするがあまり、変わったシチュエーション
でそれを語らせる姿を用意した様だ。

外科医として知識を持つ人が経営者となることでの利点という
ものを大門は理解しても良いのではないかという気がするし、
医療システムが成り立つ為には立ち上がるべき人は必要だと思う
ので、大門が天堂を非難するというのは場違いな印象も有る。
そもそも外科医は職人的仕事だとしても、やはり手先の細かい作業を
する分、ある程度の年齢に達するとその手技の正確性にはちょっぴ
り不安さを覚える。
知識を利用して政治の世界に於ける医療改革を訴える役目として
の天堂の姿に間違いはないと思うんだけどね。

天堂のしていることに嫌悪感は殆どなかったことも有ったので
順調に改革が進められていくのかにも思えたけど、そう簡単に
医療改革が進んでいれば、今の日本の医療界の問題など存在
しないのだろうなと思う。政治が如何に医療システムに
於いて改革を邪魔しているのかということを感じさせるもの
が有った。医師が政治の世界に関わることの場違いさも加味され、
天堂にとってはちょっとした寂しい結末が有り、勝利者なき結末
ということとして描かれた。

富士川の流れなどは先週にとっくに終わっても良いハズなのに
一週引っ張った流れの全ては蛭間の為なのか。

基本的に「医龍」と同じでどんな状況でも失敗はしない。
そのベースがある分、それ以外のところで見せようとする
努力は見られるところは有った。

晶が金を集めている姿が有ったけど、たったの2億程度の金で
本気で医療センターを作ろうとしていたのか。
まぁキューバではもっと厳しい状況での医療を求められていたの
だろうし、出来ないことではないのだろうけど、2億では
土地を買って終わりそう。まさか宇宙にいくとは思わなかったけど
金に固執しないところは大門の良さだった。それと同時に
加地から指摘されたように大門らしさとは「患者を選ばないところ」
とされる中、最後はその辺の事情で揺れている辺りは興味深かった
のかも。

晶さんは最後助けなくても良かった気がする(笑)
結局また続編作る気でしょ?


大門未知子 …… 米倉涼子 (38歳、フリーランス外科医)
城之内博美 …… 内田有紀 (35歳、フリーランス麻酔科医)
海老名敬 …… 遠藤憲一 (51歳、国立高度医療センター戦略統合外科・外科
部長)
加地秀樹 …… 勝村政信 (50歳、腹腔鏡の魔術師)
神原晶 …… 岸部一徳 (66歳、名医紹介所・所長)
蛭間重勝 …… 西田敏行 (63歳、西京大学病院院長)

加藤 峰司 …… 渡辺いっけい (51歳、国立高度医療センター事務局長)
足柄 信太郎 …… 高橋和也 (39歳、外科医長、東帝大)
阿智 祥三 …… 木下隆行 (42歳)、外科医長、西京大)
関ヶ原 朋子 …… 内藤理沙 (26歳、外科部長秘書)
井川 真澄 …… 庄野崎謙 (29歳、天堂の秘書)
橋口 礼 …… 松島花 (25歳、看護師)
白木 淳子 …… 高畑淳子 (55歳、看護師長)
天堂 義人 …… 北大路欣也 (68歳、国立高度医療センター総長)
原守 …… 鈴木浩介 (医者)

隈部洋平、越村友一

秋枝直樹、澤田一輝、金井俊太郎、小出治祐
太崎麻由奈、力久秀美、野沢史果、服部喜照

富士川清志郎 …… 古田新太 (外科医)
十勝喜子 …… ジュディオング (議員)
中原丈雄
青木和代

高橋正臣、金子裕、熊谷修平、重村佳伸、綿織大輔
嶺本晃一、夏秋佳代子、棚橋唯、牧佳子、原千果子
中澤隆範

李千鶴、遠藤たつお、新島勝史、湯沢勉、加藤忠司
内田伸一郎、西洋亮、西村誠治



inserted by FC2 system