Dr.DMAT 〜瓦礫の下のヒポクラテス〜 (2014年1月期・TBS・木曜21時枠) 原作：��野洋、菊地昭夫 脚本：穴吹一朗、吉澤智子 企画：石丸彰彦 プロデュース：加藤章一 演出：倉貫健二郎、松田礼人 音楽：末廣健一郎 主題歌：関ジャニ∞「ひびき」 第9話 直下型地震の予告 *-------------------------------------------------------- 伊勢崎は響に対して、春子の脳波の状態を知る為にも、脳血流の 変化を見通せるfMRI検査をしてみないかと語る。12年意識の無か った人に実践したら意識が有ると分かった事例があるという。 自分たちが呼びかけている言葉にもしかすると春子の脳には届い ていて単に反応出来ないだけかも知れないと語る。 fMRI検査施設の整う帝都大で検査を行う事に鳴る。 しかしこちらの呼びかけに対して春子の脳への反応は皆無だった。 一度目は失敗するものかもしれないとして今後とも続けようと 語る。 帰宅した伊勢崎は面白かったでしょと語る。 しかし響はよくよく調べると12年前の症例は閉じ込め症候群の 場合に限定されていることを指摘する。春子の場合、意識が 有ったところから処置が遅れて脳に酸素が回らなくなったこと での脳死なのでそれには該当しないのではないかという。 春子は先生の実験のモルモットなのか?と問うとそれには否定 しないと語る。 伊勢崎は病院長にウチの病院でもfMRIを導入しないかと呼びか ける。成果が出ればより一層この病院としての地位が上がる というもの。娘にしては珍しい提案だとして、父の勝一も驚くが fMRIはまだまだ高価な割りに必要性を感じ無いことを言われる。 凛は響に対して伊勢崎の言い方も酷いが心配してくれてのこと で、何もしないよりは伊勢崎の提案を受けるのも良いのでは ないかという。響は今までにも色々と自分なりにやってきた事 を告げ、好きな音楽を流して、電気刺激など試したがダメだった 事を語る。しかし本当に春子の中で意識があり反応が出来ない のであれば残酷なことをしているのではないかと感じていく。 -------------------------------------------------------- 響が少しずつDMATの現場での活躍・判断力が優れていることが 提示されていく中、有栖川総合病院ではDMATに参加することで 経営が圧迫している現状があることが報告される。金銭的 問題だけでなく、ER救命室のスタッフは特に現場と執刀に 追われて負担がかかっているとのこと。その中でも外科医の 伊勢崎と小曽根に対する負担が大きいことが指摘される。 医院長はDMATの責任者として思い切って響を挙げるが、本人は 自分よりも技術がある人に任せるべきことを訴える。 医院長からは与えられた責任から逃れるのかと問われ、師長 の長谷川からは内科医を逃げ道にしていると非難される。しかし 響は責任者としての重責が自分には恐いのだと語る。 なんだかんだ言ってもこのドラマが今のTBSのドラマでは一番 落ち着いている感じがする。 人間関係のやりとりはもちろんのこと、傷ついた所から、少し ずつ現場での経験を通して立ち直る様、そして自分なりに 葛藤を経て成長・決断を示すところは面白く出来ている。 DMATが呼ばれる事態となれぱ、災害の質からも生存率が低いと 言われている割りに、ほぼ彼に関わる患者を全て助けてしまっ ている辺りは違和感は有るけど、それでも何故彼がそれ程優れた 視線を持っているのかに於いても今回説明が有った通りに、臆病 だからこそのものがあるというのも納得出来るところが有った。 外科医が現場で指揮を執るよりも内科医が指示していく方が 確かに現場では役に立つ部分があるのかな。 伊勢崎がツンデレっぽさを発揮して魅力を振る舞っているし、 毎回のように格言めいた言葉を投げかけていく医院長とのやりとり に於いてもそろそろDMATに対する是非も語り尽くした頃に、 響に対する責任者としての一面を投げかけるなど上手く出来て いた。 才能があるものにはそれを活かす責任があるのだという伊勢崎。 常に人の前では仮面を被っているかのようにして、平静を 装っているけど、実際には自信の裏には怖さもあるし、不安も 抱えていること。自分の手技に対してもお礼を語っているところ などを見ると憎らしい言葉の裏に隠された本音が見え隠れして いて良い感じのキャラクターだね。 今回は地震が起きる前のホンのジャブ程度のもので、大震災 直前に響に責任者の座を譲るという辺りがなんとも言えないもの が有るね。 八雲響 …… 大倉忠義 (内科医、DMAT隊員) 吉岡凛 …… 加藤あい (看護師、響と幼なじみ。) 八雲春子 …… 瀧本美織 (響の妹、1年前から意識がない) 伊勢崎紅美 …… 市川実日子 (DMAT隊員の脳外科医) 小曽根達也 …… 佐藤二朗 (DMAT隊員の外科医) 長谷川久美子 …… 麻生祐未 (DMAT隊員の看護師長) 村上和司 …… ほっしゃん。 (外科医) 花田大吉朗 …… 松尾諭 (有栖川総合病院事務員) 水野幸子 …… 滝沢沙織 (有栖川総合病院救命センター看護師) 伊勢崎勝一 …… 國村隼 (病院長) 八雲雷蔵 …… 左とん平 (響、春子の父方の祖父、奥多摩で診療所) 小松健二 …… 高木雄也 (東京消防庁ハイパーレスキュー隊員) 桜庭周作 …… 石黒賢 (東京消防庁ハイパーレスキュー隊員) 近藤道子 …… 未来 (看護師) 沢井幸助 …… 日中泰景 (看護師) 木下智治 …… 小林徹 (業務調整員) 早川智 …… 阪田マサノブ (外科部長) 相沢 みき …… 飛鳥凛 (看護師) 西川真里 …… 辻本舞 (看護師) 迫田孝也、松本岳、町屋友康、鈴木貴之、小山圭太、池内直樹 倉貫匡弘、古川康 黒川隼人 …… 荒井敦史 (バスケ部・鉄筋が突き刺さる) 五十嵐美貴 …… 青山美郷 (バスケ部マネージャー・硬膜下血腫) 田中 …… 河相沙羅 (バスケ部・下腿骨折) 横堀悦夫、児玉頼信、頼田昴治、阿久津菜々、川嶌英文 石母田史�焉A吉見幸洋、尾関俊和、坂本真梨子、込山巧 石見海人、伊吹礼、星村優、室井柊兵、長田篤典、池田和樹 笹岡サスケ、園部莉子、秋沢淳子(アナ)、駒田健吾(アナ) 評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)