Dr.DMAT 〜瓦礫の下のヒポクラテス〜 (2014年1月期・TBS・木曜21時枠) 原作：��野洋、菊地昭夫 脚本：穴吹一朗、吉澤智子 企画：石丸彰彦 プロデュース：加藤章一 演出：倉貫健二郎、松田礼人 音楽：末廣健一郎 主題歌：関ジャニ∞「ひびき」 第11話 災害の果ての医療 *-------------------------------------------------------- 西多摩が震源地の地震が発生し、取りあえずは無事に避難した 凛や春子だったが、凛は雷蔵に頼まれて、自宅まで救命具を 取りに行った帰りに朱音が涙しながら自宅に閉じ込められて しまった母がいるとして助けを求める。それを助けに行った 凛と朱音だか、余震が起こり、大規模な土砂崩れが起きてしまう。 響は急いで実家に連絡、紅美も凛に連絡を入れるが電話はまる で繋がらなかった。そんな中、西多摩で緊急要請が入って居る という。前回DMATに出動したものは待機だとして言われるが 響は行きたいことを院長に直訴。長谷川は院長に対して響を 行かせて上げて欲しいと語る。 桜庭たちは既に現場で活動していたが土砂崩れは3つの集落を 飲み込んだとして大変な状況だった。 取りあえず救護所を設置すると準備を求める。 響は救難所にいる春子や父の姿を見るが、父から凛が自宅まで 春子の吸引機を取りに行ったまま戻ってこないと聞かされる。 -------------------------------------------------------- 西多摩を震源とした大地震(西東京地震)が発生する。 最初は被害は最小限かに思われたが、余震によって土砂崩れが 発生し、次々と被害は拡大していく。 響の故郷である西多摩へとDMATの緊急要請が入る。 大切な人が目の前で命の危機が起こり、二度目の決断が訪れる。 過去にトラウマのある響としてはどんな決断を見せられるのか。 響の成長を描くが為に過去の妹に起きた事態と再度同じような 状況を通して、今度はどんな決断を見せていくのか。 幼なじみさえも失ってしまうという過酷なエピソードだけど、 今日の何でもハッピーエンド症に陥っている日本のドラマにして はなかなか切ない形の興味深い流れとして描かれたドラマで、 この辺はTBS・脚本家陣の決断に拍手を送りたいところ。 ダレもが凛の死は自分の責任だと思っている。 響の父は、凛に頼み事をしなければ・・・と思っているだろうし、 凛が助けることに至った少女・朱音も自分が声をかけなければと 思っているに違い無い。しかし問題の発端は気まぐれに春子の環境 を変えると称して響が搬送を頼んだのが原因じゃないかと思わず 突っ込みたくなるものが有ったけど、凛の命を犠牲にしても 帰郷させたことが結果的に春子の意識の繋がりに結びついたという ところなのか。 レコーダーに吹き込まれていた凛の告白など、居なくなって初めて 気が付く大切な存在って感じで、後悔しきりだろうけど、 被災地で生まれた希望の赤ちゃんの流れだったり、凛の生前の 意思を受け継ぐべく、一人の少女が看護師になると宣言する辺り は良い感じの命の繋がり感を表したなと思う。 できればこのドラマもシーズンを重ねていき、色々と震災医療の 欠点なり利点なりを描いて欲しいところ。 シーズン2に期待してみよう。 八雲響 …… 大倉忠義 (内科医、DMAT隊員) 吉岡凛 …… 加藤あい (看護師、響と幼なじみ。) 八雲春子 …… 瀧本美織 (響の妹、1年前から意識がない) 伊勢崎紅美 …… 市川実日子 (DMAT隊員の脳外科医) 小曽根達也 …… 佐藤二朗 (DMAT隊員の外科医) 長谷川久美子 …… 麻生祐未 (DMAT隊員の看護師長) 村上和司 …… ほっしゃん。 (外科医) 花田大吉朗 …… 松尾諭 (有栖川総合病院事務員) 水野幸子 …… 滝沢沙織 (有栖川総合病院救命センター看護師) 伊勢崎勝一 …… 國村隼 (病院長) 八雲雷蔵 …… 左とん平 (響、春子の父方の祖父、奥多摩で診療所) 小松健二 …… 高木雄也 (東京消防庁ハイパーレスキュー隊員) 桜庭周作 …… 石黒賢 (東京消防庁ハイパーレスキュー隊員) 近藤道子 …… 未来 (看護師) 沢井幸助 …… 日中泰景 (看護師) 木下智治 …… 小林徹 (業務調整員) 早川智 …… 阪田マサノブ (外科部長) 相沢 みき …… 飛鳥凛 (看護師) 西川真里 …… 辻本舞 (看護師) 迫田孝也、松本岳、町屋友康、鈴木貴之、小山圭太、池内直樹 倉貫匡弘、古川康 野呂朱音 …… 公家心 (奥多摩地区住人) 野村武 …… 崎山凛 (奥多摩地区住人、春子を運ぶ) 珠木ゆかり、森山米次、今井耕二、中脇樹人、野口雅弘 友寄、六車勇登、山本英里、重廣レイカ、松沢有紗 高仁和絵、八木脩嘉、小野里麻耶、高野貴裕(アナ)