福家警部補の挨拶 (2014年1月期・フジ・火曜21時枠) 原作 - 大倉崇裕 脚本 - 正岡謙一�ｶ、麻倉圭司 企画 - 水野綾子 編成企画 - 清水一幸 プロデュース - 貸川聡子 音楽 - 横山克 演出 - 佐藤祐市、岩田和行 第10話 少女は何を見たか？石松の福家への秘めたる想い -------------------------------------------------------- 2012年警視庁捜査一課強行犯第十三係に一人の女性が配置され た。元はキャリア組として警察庁に入庁した彼女は交番勤務、 生活安全課を経て公安部外事四課に所属。しかしその後は昇任 を拒否して現在の課に来ていた。外事に所属していたのは7年。 どんな経験をしたのか、その記録は何処にも残されていない。 元暴力団の組長で現在はセキュリティ会社を経営している菅村 巽の娘・比奈(14歳)が誘拐され、元暴力団の斎藤たちは 遠藤による仕業だろうと語る。組長に話すべきではないか とするが、組長が何処に居るのかみんな連絡が付かなかった。 一方菅村は元構成員の金沢を連れて遠藤が待つ空き工場へと 向かう。金沢に対して菅村はお前をつれていくと 言ったら遠藤も話に応じてくれたのだと告げ、一緒に同行する 様求める。金沢は他の仲間には知らせなくても良いの かと不安に感じるが・・・ 遠藤は菅村が暴力団を解散した事に納得がいかなかった。 今でも飯森組とやり合うべきだと主張し、他の構成員にも不満が 溜まっているのだという。シマを取り返してまた復活させよう とするが・・菅村は遠藤が麻薬を売買している事を知っており シマを取り返して麻薬を売るつもりだろうと語る。 そして菅村は遠藤に近寄ると、突然ドスで遠藤を刺し殺す。 更には菅村は一緒に連れてきた金沢もドスで刺し殺して 仲間割れをした様に見せかける。 娘の比奈はガムテープで手足口を縛り付けられていたが、 菅村は助けず、ランタンの光を窓際に置いておくとその場から 立ち去る。 後日パトロール警官がランタンの光を不審に思い工場を調べた 結果、比奈が誘拐されているのを見つける。 -------------------------------------------------------- 元暴力団組員の娘・比奈が誘拐される。 発見された当時手足や目などもふさがれていたが、何故か 被害者は周りが血の海にもかかわらず靴下には一切血痕が 付着しておらず、更には殺された被害者のドスに指紋が付着して いたことから、どういう事情が有ったのか話を聞いていくが・・ アメリカのドラマをよく見るので日本の警察との違いをボーっ と見ていたのだけど、未成年者に対して親の同意無しに話が 聞けるというのが日本の警察であり、弁護士の同席などは 一切せずにそろそろとズカズカっと相手に踏み込んでいける ところが日本の警察の小回りが利くところなんだろうね。 ドラマとしてのテーマとして、目の前で起きていることに対して 見えていること、見えていないことが、親子の間で食い違っている という現実が示されたものだった。 殺人に於ける視覚的なものはもちろんのこと。心眼ともいうべき 視線の違いというのが親と子では違うという辺りが興味深く 示されたのではないか。 子供を守っているつもりが実際には傷つけていること。 「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮」でも全く同様のことだけど、 生きてさえいればそれで良いみたいな親の身勝手な思想ばかり が抽出されてしまったのかなという感じ。 特に可もなく不可もなく。 来週は福家の過去に迫っていくことになりそうだけど、それが 面白いかどうかは未知数かも。元々そんなに興味を惹くキャラクター ではないところが難点だったな。 福家 …… 檀れい (警部補、42歳。警視庁捜査一課強行犯第十三係主任) 石松和夫 …… 稲垣吾郎 (警部、43歳。警視庁捜査一課強行犯第十三係係長) 二岡友成 …… 柄本時生 (鑑識係、26歳。警視庁鑑識課鑑識係（巡査）) 田所勉 …… 中本賢 (警部補) 村上純一 …… 斉藤佑介 (二岡の同僚) 小川ガオ、小平一成、萩原宏樹、伊藤まんごろう、河野マサユキ 宇賀神亮介 菅村巽 …… 岩城滉一 (元暴力団の４代目組長) 遠藤次郎 …… デビット伊東 (46歳元若頭) 菅村比奈 …… 吉田里琴 (14歳、菅村の娘) 元組員・金沢肇 …… 米村亮太朗 (32歳) 元組員 …… 金原泰成 元組員・斎藤 …… 古井榮一 小堀裕之、黒石高大、青木健、麻倉じゅん、福吉寿雄 織田浩、井出武、袴田健太、大山竜一、水野直、花ヶ前浩一 井上顕、河合良紀、棚橋逸香、AYNAZ