極悪がんぼ
(2014年4月期・フジ・月曜21時枠)

原作:田島隆・東風孝広『極悪がんぼ』
脚本:いずみ吉紘 他
プロデュース:後藤博幸、草ヶ谷大輔
演出:河毛俊作、林徹、石井祐介
主題歌:氣志團「喧嘩上等」(影別苦須 虎津苦須)





第5話 大阪から最強ライバル現る!
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金子は今日子ママが居るクラブに飲みに行くと、羽振りの良さ
そうな女性・鬼切虎子という大阪の事件屋がいることに気がつ
く。大阪から来た人物で、小清水コンサルタント会社を激しく
罵倒することを知り、今日子に金子はあの人物の情報を集めて
欲しい頼む。

そんな中小清水コンサルタントにいた社員たちの前に突然
小清水本人から連絡が入り、所長の監査が入ることを聞かされ
る。小清水はみんな私に心配を掛けまいとして仕事の話を
したがらないことも有り、3日後に帳簿を出すよう求められる。
2年ぶりの監査に一同恐れる中、夏目は保証人代理屋の件を
所長に知られたらメンツを潰されたと思うかも知れないこと
を語る。一方金子は裏帳簿をもっている為、それをなんとか
隠そうとしていた。
そんな中、金子の顧客の一人・名真津滑男が会社にやってくる。
手形の件で、株で大損して口座に金を用意できないので
売りに出そうとするが、3日以内に手形を返してもらわないと
会社が潰されると告げる。金子は忙しいので今担当することは
出来ないとする中、薫は私が担当をしましょうか?と営業を
ふっかける。しかし金子は俺の客だとして譲ろうとはしなかった。
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突然自分たちの縄張りとしている金暮市に突然大阪で業績を上げて
いる鬼切虎子という事件屋が事務所を構えて金暮市に乗り込んで
くる。彼女は小清水経営コンサルタントのクライアントに対して
奪い取る為に汚いことを繰り返し、悪評を立てて回っている
事を知る。しかしそんな状況の中、突然小清水からは、2年ぶり
に監査をすると言われて、社員たちは戸惑いを見せる。

手形の使われ方に癖があり、手形とは本来どんなものなのか、
その説明が行われていたけど、その本質的なことが描かれて
いない為に、少々都合良く手形を使ったやりとりによって
振り回された感じ。

そもそも手形がどういうものなのかという事を知らないものが、
決算に於いてそれを受け取ることへのリスクや疑問をまるで感じ
無いところが違和感がある。

共通の敵が現れたところで、個人プレイに走っていたものたち
が少なからず仲間意識を持ったことで、意識が変わったこと
が描かれ、それをまとめあげる薫を雇ったことの利点としては
感じるところ。

相変わらず茸本が小憎らしく、ムカつくヤツとしか思えないけど、
どの人物もむかつく側面がある事は否定出来ないので、その辺
は仕方が無いのかな。

法律を犯したやり方で金を儲けるというのであれば、少々この
ドラマ節操のない犯罪ドラマになってしまう。
そういう意味では、夏目が行う事務所荒らしの流れなど、この
ドラマに於いては少々違和感のあるものとして存在していたかも。



神崎薫 …… 尾野真千子 (フリーター)
冬月啓 …… 椎名桔平 (経営コンサルタント会社)
茸本和磨 …… 三浦翔平 (アルバイト店員・料理店)
真矢樫キリコ …… 仲里依紗 (スナック)
夏目大作 …… 竹内力 (経営コンサルタント会社)
抜道琢己 …… 板尾創路 (経営コンサルタント会社)
巻上輝男 …… 宇梶剛士 (消費者金融業"巻上金融")
小清水元 …… 小林薫 (経営コンサルタント会社)
金子千秋 …… 三浦友和 (経営コンサルタント会社)
豊臣嫌太郎 …… 宮藤官九郎 (弁護士)
伊集院保 …… オダギリジョー (刑事)

鬼切虎子 …… 室井滋 (大阪の事件屋)
名真津滑男 …… ビートきよし (名真津屋社長、宇壷水産に手形発行)
鬼切政夫 …… 山下健二郎 (息子、マリンショップマサ)
愛染艶子 …… 和希沙也 (冬月のホテルスタッフ)
下鷹今日子 …… 松尾れい子 (クラブのママ)
堺 …… ノブ小池 (抜道の市役所勤務時代の後輩)
難波美代子 …… 山口香緒里 (抜道の元妻)

村松和輝、内田譲、児玉貴志、吉家章人、小杉幸彦
村澤寿彦、峯村淳二、田中えみ、永峰絵里加


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