ごめんね青春!
(2014年10月期・TBS・日曜21時枠)

脚本 - 宮藤官九郎
音楽 - 真島昌利、羽毛田丈史
演出 - 山室大輔、金子文紀、福田亮介
主題歌 - 関ジャニ∞「言ったじゃないか」
プロデュース - 磯山晶





第7話 三島の空に響け!彼女の贈り物
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平助は一平が"どんまい先生"・舞と浮気している事を知る。
知性・気配り・包容力はエレナが持っていないものだと告げ
元々俺には年上の女性の方が合っているのだという。まだ一線
は越えていないだろう?という平助に対して一平は曖昧な
返事をする。一平は時々平助の部屋の菩薩が母ちゃんに見える
時が有る事を告げる。そんな母は、不邪淫の戒を破ったものに
は生き地獄に合う事を語る。平助はどんまい先生とすぐに
別れる様告げる。平助は取りあえずオヤジには一平と舞の
浮気は勘違いだと言っておくという。

文化祭に関して、準備に集まる人が非常に少ないことに
蜂矢は懸念する。大木と昭島は追試があり、神保と遠藤は
自習、阿部は半田に振られたことがきっかけだという。
中井は孤軍奮闘していた。そこに平助がやってくると、彼女
は平助とすれ違うようにして出て行く。その光景を見た
蜂矢は平助に対して中井は明らかに悩みを聞いて欲しいとする
ニュアンスを発していたのだとして、話を聞きに行けと上から
目線で指示する。
平助は中井に対して無理して仕事を引き受けることはないと
声を掛けるが、寧ろ中井はこんなに楽しいのに参加しない
人こそ可愛そうだという。それを聞いた平助は自分も中井の
手伝いをする。

一方中井は蜂矢にここだけの話しとして、転校する事を話す。
湿っぽいことは嫌だとして文化祭のムードに水を差したくない
という。蜂矢はすぐに中井の父に電話するが、その件が
変わることはなかった。
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平助は一平がどんまい先生と浮気していることを知り、今すぐに
関係を清算すべきことを告げる中、平助自身もなかなか過去に
於ける自分の過失事件に関して告白できずにいた。
母が見えるのも罪悪感の表れだと知り、平助としては消えて欲しい
気持ちといつまでも傍にいて欲しい気持ちで複雑な状況が有った。
そんな中、文化祭まで一ヶ月を切る中、参加者が積極的ではない
ことに蜂矢は激怒する。中井だけが真剣に取り組む姿に違和感を
覚えるが、彼女は来週には東京に引っ越しする事を隠していた。

「青春」と「ごめんね」のバランスがきっちりしていて面白く
機能しているなという感じ。
毎回のようにしてラジオでの告白タイムがアクセントとして利用
されるというのも面白いし、不倫していたかに思えて実は一平の
独りよがりだったというところも面白かった。

文化祭まではまだ結構の日数が残されているので最終話にその
シーンを描いていくのかな。

校歌を作る過程で、両校の元々存在している校歌の歌詞が
クリスチャン的なものと仏教的なもの両極端に分かれていて、それ
を融合することは難しいかと思ったけど、このドラマの両校の関係が
上手くいっていくことのようにして上手いことまとめた格好だった。

今までケンカしながらやってきた関係だけど、平助と蜂矢の間では
なかなか真剣に言い争うこともなかったよな。
それを利用して平助の良さ、蜂矢の求めているものを見つけていくと
いうところも悪くない。

「知らぬが仏」「正直の頭に神宿る」。
二つの真逆の意味の言葉のどちらを信用するのか。
まさにこのドラマが唱えていた価値感の違いが集結している感じ
だけど、人は都合の良い方を信じていくのだろうね。

いよいよ平助も告白するのかに思われたけど、この流れも最後
までは告白されないのだろうし、この流れは引っ張っていきそうだ。

今までなんだかんだ言って中井の平助を見る純粋な視線は、とても
よく写っていたし、平助のことを眺める他の視線は、散々なことを
言っている流れが有るので、その辺のギャップは楽しかった。

最後の垂れ幕での別れもベタだけど、誰にも知らせていないと思って
いた流れが全員に伝わり、まるで文化祭にも協力していないものたち
がこういうところで労力を割いていたと思うと良い感じの流れだった。


原 平助 …… 錦戸亮 (31歳、聖三島女学院3年C組)
蜂矢 りさ …… 満島ひかり (28歳、駒形大学付属三島高校3年3組、祐子妹)
蔦谷 サトシ …… 永山絢斗 (元・平助の親友)
蜂矢 祐子 …… 波瑠 (平助の初恋の人)

海老沢 ゆずる …… 重岡大毅 (あまりと隠れて交際)
山田・ビルケンシュトック・京子 …… トリンドル玲奈 (ドイツと山梨県の
ハーフ)
神保 愛 …… 川栄李奈 (じんぼー)
昭島 司 …… 白洲迅 (三択の昭島)
中井 貴子 …… 黒島結菜 (三女生徒会長兼C組学級委員)
阿部 あまり …… 森川葵 (ゆずると隠れて交際中)
村井 守 …… 小関裕太 (コスメ)
半田 豪 …… 鈴木貴之 (東高生徒会長、剣道)
古井 豊 …… 矢本悠馬 (クローズ)
遠藤 いずみ …… 富山えり子 (食いしんぼうキャラ)
佐久間 りえ …… 久松郁実 (巨乳、セクハラされる)
成田 淳 …… 船崎良 (りさに顔面蹴り)
大木 隆 …… 竜星涼 (佐久間を狙う?)
吉井 良江 …… 斉藤由貴 (三女校長。敬虔なシスター)
原 みゆき …… 森下愛子 (平助の母。数年前に他界)
原 一平 …… えなりかずき (平助の兄)
原 エレナ …… 中村静香 (24歳、一平の妻。元グラビアアイドル)
豪徳寺教頭 …… 緋田康人 (東高教頭。僧侶)
浜口教頭 …… 宍戸美和公 (三女教頭)
ガールズバー・ママ …… 植木夏十
村井 晋太郎 …… 津田寛治 (東高理事長)
淡島 舞 …… 坂井真紀 (東高養護教諭)
三宮 大三郎 …… 生瀬勝久 (東高校長、3D)
原 平太 …… 風間杜夫 (平助の父、曹洞宗の永楽寺住職)
蜂矢善人 …… 平田満 (父、三島コロッケ)

梅田考也、大平峻也、山田知弘
櫻井保幸、土井裕斗、鶴見和也、笠松将、笹和貴、成瀬駿
雅健志郎、北尾貴次、杉村昇馬、山本耕大、平竜、齋藤大貴
米光隆翔

伊倉愛美、齋藤明里、吉田まどか、團遥香、絵理子、斎藤亜美
瑠衣夏、成木未菜、鹿倉樹麗、白石糸、市山京香、野村香奈
梶原みなみ、星名利華、喜多陽子、村上穂乃佳

中井の父 …… 佐藤貴史



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