花咲舞が黙ってない
(2014年4月期・日テレ・水曜22時枠)

原作 - 池井戸潤『不祥事』『銀行特務命令』
脚本 - 江頭美智留、松田裕子
演出 - 南雲聖一ほか
音楽 - 菅野祐悟
チーフプロデューサー - 伊藤響
プロデューサー - 加藤正俊・森雅弘
主題歌 - 西野カナ「We Don't Stop」





第3話 臨店VS悪徳支店長!無能な部下なんていません!!
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舞は通勤のバスに乗るとカップルだらけの姿にショック。
羨ましい・・出会いは落ちていない者なのか。
急いで本店にいくと、エレベーターでは真藤と児玉と同じ
空間に乗り合わせてしまう。真藤は舞が臨店班だと知って
活躍は聞いているとされる中、銀行の独特の慣例・考え方には
大変ではないかと問われる。確かに銀行組織はお堅くて古いと
思う事はあると語る。

舞は職場に行く中、今日も仕事はないと上司の相馬に言われ、
暇ならばそれだけ問題が起きていないので喜ばしいことだと
言われ納得する。

そんな中真藤は自分の派閥の支店長が次々と臨店によって
降格させられている事を知り、児玉に対して何とかするよう
指示する。すると蒲田支店の須賀に連絡を取り、臨店の二人
を懲らしめてもらおうと考える。
臨店の二人の元に仕事の要請が入るが、臨店としての仕事
ではなく、窓口業務が足りないので応援要請だといわれる。
舞は久しぶりにテラーの仕事が出来ると張り切るのだが・・
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臨店の活躍に最も被害を受けているであろう真藤は憤りを
感じていた。そもそも臨店は支店の小さな問題を解決する
だけの組織では小さな存在のハズだとして、真藤は児玉に対して
なんとかするよう命じる。真藤派の中出も癖のある鎌田支店
の須賀住男に頼んで何とかしてもらおうとする。

偉そうにしている割りに、支店での業績が右肩下がりの状態に
ある鎌田支店の支店長・須賀住男。
何が問題なのかをコンプライアンス委員会も調べたりはしない
のだろうか?

主人公の力を誇示させつつも、屈辱的な状況を作っていく流れ
は良く出来ているし、どんな難題をぶつけられても立ち上がり
解決していく姿は興味深く出来ている。

負のスパイラルという言葉があるように、自らが招いている
行員への士気の低下によって業績の悪化を招き、その流れを食い
止めようとして焦って自分で業績・手柄を増やそうとする。

支店長が裏で画策していることを暴くことは難しくても、
隠せないミスを表沙汰にすることによって、上手いこと追い出した
格好だった。
メインバンクを白水銀行から東京第一銀行本部にすると語って
いたけど、日曜日に見た「ルーズベルトゲーム」でもこの白水銀行
が使われていた。

しかしまぁ詐欺の繋がりを見つけ出す流れはテンポは良いと
しても都合がよく作ってある。また自分のミスを部下たちに
押しつけた最後の流れは完全に、舞を引き立たせるが為の完全に
茶番のような強引な主張だったな。

もうそろそろ真藤毅が諸悪の根源だと気が付いても良いだろうに
銀行の上層部も自分の事で手一杯なんですかね。


花咲舞 …… 杏 (東京第一銀行本部・支店統括部臨店班)
相馬健 …… 上川隆也 (舞の上司)
芝崎太一 …… 塚地武雅 (支店統括部・次長)
辛島伸二朗 …… 榎木孝明 (支店統括部・部長)
真藤毅 …… 生瀬勝久 (経営企画部、常務執行役員・本部長)
児玉直樹 …… 甲本雅裕 (経営企画部、次長)
花咲幸三 …… 大杉漣 (舞の父・花咲店主)

彩奈 …… 瀬戸早妃 (東京第一銀行中野支店・テラー)
亜紀 …… 田中こなつ (東京第一銀行中野支店・テラー)
実花 …… 綾那 (東京第一銀行中野支店・テラー・寿退社)

須賀住男 …… 神保悟志 蒲田支店・支店長
金田孝弘 …… 阿南健治 (蒲田支店・庶務行員)
門脇銀次 …… 中村靖日 (蒲田支店・営業課課長)
鈴木浩 …… 丸山智己 (武内克美/荒磯の子を売って詐欺)
川井妙子 …… 奥田ワレタ (蒲田支店テラー、身長の低い方)
見沢栞 …… 桂亜沙美 (蒲田支店テラー、身長の高い方)
石渡美波 …… 弥香 (蒲田支店テラー・融資課のエースと結婚予定)

杉田吉平、岡田謙、仲義代
大矢晃弘、栗原寛孝、山中雄輔、増田雄二、橘レイア
藤代弘也、内田唯花


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