花咲舞が黙ってない
(2014年4月期・日テレ・水曜22時枠)

原作 - 池井戸潤『不祥事』『銀行特務命令』
脚本 - 江頭美智留、松田裕子
演出 - 南雲聖一ほか
音楽 - 菅野祐悟
チーフプロデューサー - 伊藤響
プロデューサー - 加藤正俊・森雅弘
主題歌 - 西野カナ「We Don't Stop」





第5話 臨店vs金融庁検査官こんなやり方間違ってます!!
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臨店班は暇をもてあましていた。相馬は臨店が暇だと言うこと
は喜ばしいことだとして、繰り返しそれを伝える。
テラーの頃は確かに忙しかったが充実していたという。
まだ臨店斑になって一ヶ月なのにもう根を上げているのかと
言われる。芝崎がやってくると来週から金融庁検査が入るの
だという。舞は初めてのことに戸惑うが、全国の支店750店舗
の内調べられるのは10店舗程度で、融資先のチェックや貸出先
の安全確認、内容が適切がどうかを調べる作業だという。
一応準備をしておくよう言われる。
そんな中相馬はちょっとした用事で月曜日にかつて居た中野
支店に行ってくる事を語ると、舞も一緒に行きたいとして
半ば強引に付いてくる。押印もれが有ったとすると、初歩的な
ミスだとして舞はからかう。

中野支店にいくと、永瀬融資課長と再会する。
永瀬は舞と相馬のコンビを息がぴったりだと称する。
そんな中突然中野支店には金融庁検査だとして主任検査官
の青田が入り口の所で待っている事を知る。
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銀行に金融庁検査が入る事になる。
たまたま臨店外の仕事で訪れていた過去の職場である中野支店
に金融庁検査が入ることを知る。検査官の主任は青山という
問題のある曰く付きの検査官で、過去に中野支店の支店長と
確執が有ったことを知る。

最近銀行関係と企業の対決の構図を描いている半沢2号
「ルーズヴェルト・ゲーム」と比較されることが多いこのドラマ。
確かに先週のルーズヴェルト・ゲームを見ると、花咲舞の方が
半沢に近いところで爽快感を得られるし、一話内である程度の
成果をだしているこのドラマの方が今の所3倍くらいは楽しい内容
である。ドラマとして視聴者に身構えさせるルーズヴェルト・ゲーム
はかなり敷居が高く、一向に晴れることのないドラマを延々と
繰り返し見せられているだけという感じしかしない。

弱者救済をうたっていることも有るので、上司の横暴を規格外の
所で働いている人が指摘して、改善していくところは、爽快感
も有るし、舞は感情を素直に表す分だけ移入しやすいところも
有るのだろう。

上川隆也さんと杏さんのやりとりも面白いモノがあり、
見ているだけで飽きないところがある。

今回の金融庁検査も目に目を・・とばかり舞たちが結託して
反撃し、更には最終的には相馬健がトドメを刺す所など、
あうんの呼吸で悪者を対峙する構図が有って良い感じだった。

銀行は都合の悪いことを隠す体質だとして指摘する青山には
共感するところも多いのに、行きすぎた行動を取るところに
問題が有ったね。

こんな単純な手に引っかかるのかって感じを見ると余程
焦っていたのだろうか。


花咲舞 …… 杏 (東京第一銀行本部・支店統括部臨店班)
相馬健 …… 上川隆也 (舞の上司)
芝崎太一 …… 塚地武雅 (支店統括部・次長)
辛島伸二朗 …… 榎木孝明 (支店統括部・部長)
真藤毅 …… 生瀬勝久 (経営企画部、常務執行役員・本部長)
児玉直樹 …… 甲本雅裕 (経営企画部、次長)
花咲幸三 …… 大杉漣 (舞の父・花咲店主)

青田作一 …… 高杉亘 (金融庁の主任検査官)
牧野敬一郎 …… 小木茂光 (中野支店)
佐藤 亜紀 …… 田中こなつ (中野支店テラー)
永瀬 崇 …… 田中幸太朗 (中野支店融資課)
島崎 圭子 …… 中村静香 (中野支店テラー)

小沢日出晴、石塚良博、畑俊樹、野村修一、小山紘徳、三洲悠暉


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