花咲舞が黙ってない
(2014年4月期・日テレ・水曜22時枠)

原作 - 池井戸潤『不祥事』『銀行特務命令』
脚本 - 江頭美智留、松田裕子
演出 - 南雲聖一ほか
音楽 - 菅野祐悟
チーフプロデューサー - 伊藤響
プロデューサー - 加藤正俊・森雅弘
主題歌 - 西野カナ「We Don't Stop」





第8話 銀行が経営破たん!?おばあちゃんの預金を守れ!!
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舞はかつて赤坂支店でテーラーの仕事をしている歳に知り合った
関口静枝さんにホテルで逢っていた。するとそこには秋本静夫
という舞の2年先輩の男性と引き合わされる。舞は静枝に
誘われてきた格好だったが、見合いだと知らずに引き合わされた
のである。秋本は京浜銀行の営業マンだという。二人とも
銀行員なので気が合うのではないかと言われる。秋本は自分は
地方銀行なので大手の舞とは違う事を語るが、舞は地銀故に
小回りが利いて羨ましい事もないと語る。静枝の話だと
電球を変えたり、重い荷物を運ぶのを手伝ってくれたりして
優しいのだという。しかし本業の銀行員としての営業成績は
イマイチだと語る。

その頃相馬は同期で仲間の東京ファースト証券の支店長東
と結婚式に来ていた。またしても御祝儀が取られたとして
文句を語る中、相馬は舞が同じホテルに来てお見合いしている
事を知る。近くで聞き耳を立てていたがあっさりと見つかって
しまう。

5月30日(金)も無事臨店の仕事を終えたとして充実感を
持って帰社する。今週は一度もキレなかったとして成長してい
ことを誉める。そんな中芝崎がやってくると大変なことに
なっているという。京浜銀行が破綻するという状況だった。
1500億円の負債、300万人に影響が現れるとされていた。
児玉と真藤は自分たちも常に危機感を抱くべきだと語る。

そんな中相馬は秋本は大丈夫なのかとして、心配する中、
舞の元に静枝から電話がなる。
早速言ってみると、普通口座以外にも彼女は破綻した京浜銀行
に2000万円の定期預金がある事を聞かされる。
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舞はテラー時代に知り合った静枝さんと逢う中、秋本という
男性と引き合わせられる。舞はまさかお見合いだと知らずに
現場に行った格好だったが、彼は静枝によくしてくれている
秋本という地方銀の行員である事を知る。

他の銀行のことにまでどの程度調査ができるのかというという
ことが描かれた。
ただ全く繋がりのない行員だと流石に調査するのは難しいと
いうことで、多少逃げ道が作ってあった格好だった。

捜査の過程はガンボなんかに比べるとより分かりやすいものが
あるし、テラーならではの視点もふんだんに盛り込んであるし、
金の流れからその目的地を見出していく過程の中に、イチ銀行員
として数字を見ただけでどれだけの情報を拾い出すことが出来る
ものなのかを示す意味でも楽しいものがある。

一種のオレオレ詐欺の銀行員絡みの新種の犯罪の形態ではある
けど、破綻することが分からない限りはそれも出来ないという
ことで、地銀ならではのことなんでしょうかね。

二つの口座が有ったからこそ判明した訳だけど、定期口座の
通帳なんて有ったんだっけか。

いつもは足を踏まれる舞が相馬に踏み返したということで
彼女の成長も伺えるし、金の大切さを唱える流れで、その重さ
の違いを唱える辺りも悪くは無かった。


花咲舞 …… 杏 (東京第一銀行本部・支店統括部臨店班)
相馬健 …… 上川隆也 (舞の上司)
芝崎太一 …… 塚地武雅 (支店統括部・次長)
辛島伸二朗 …… 榎木孝明 (支店統括部・部長)
真藤毅 …… 生瀬勝久 (経営企画部、常務執行役員・本部長)
児玉直樹 …… 甲本雅裕 (経営企画部、次長)
花咲幸三 …… 大杉漣 (舞の父・花咲店主)

関口静枝 …… 茅島成美 (元舞の顧客)
秋本輝夫 …… 桐山漣 (京浜銀行)

鼓太郎、杉崎真宏、岩瀬惠子、加瀬信行、竹内義貴、高島大幹



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