花咲舞が黙ってない
(2014年4月期・日テレ・水曜22時枠)

原作 - 池井戸潤『不祥事』『銀行特務命令』
脚本 - 江頭美智留、松田裕子
演出 - 南雲聖一ほか
音楽 - 菅野祐悟
チーフプロデューサー - 伊藤響
プロデューサー - 加藤正俊・森雅弘
主題歌 - 西野カナ「We Don't Stop」





第9話 新たな敵は大企業の御曹司
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新宿支店から舞は事務対応の応援として要請され、久しぶりに
二日間だけのテラーの仕事に就くことになる。それを見た
中島、安川らのテラーたちはその仕事ぶりに感心する。
臨店斑は相馬だけが取り残された格好で芝崎からは内心寂しい
のではないかと言われる。
そんな中、真藤は伊丹グループの会長を招いてあるプロジェクト
を構想していた。銀座再開発プロジェクトで、国内最大級の
文化施設の建設に3千億の資金が投入され、その主幹事銀行に
東京第一銀行の力を借りたいと言われているのである。
彼の息子・清一郎は同行の新宿支店の融資課に勤務している
ことも会長が東京第一銀行を贔屓しているものかに思われた。
真藤はなんとか正式契約を結びたいと考える中、現在臨店斑
の舞が新宿支店に事務対応で訪れていることも有って、
舞がご子息に粗相がないように監視しろとの命令が下る。
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舞のいる臨店班は新宿支店から事務対応の応援要請を受けて
舞が一人でそこに向かう。二日間という僅かな期間だが、
行員・テラーには舞の活躍は刺激になるという。
舞の居なくなった臨店班はとても静かだとして相馬はその静けさ
を満喫するがいざ本当に一人きりになると寂しさを覚える。
そんな中、新宿支店には伊丹グループの会長の一人息子が
勤務している事を知り、現在本店で計画している伊丹グループ
との再開発プロジェクトを巡り契約までの間微妙な期間を
過ごしている為に、舞が暴走しないようお目付役として相馬を
向かわせるが・・・

金は持っているが心の小さな男が起こした行動。
とは言ってもエリート意識が持てるのは父親の功績のおかげで、
ボンボンの清一郎がどれ程の能力を持っているのかはまるで
分からない。
金持ちとして育った人物の典型像だし、彼が倫理違反を犯す
分だけ「倍返しする」ときの爽快感を感じるところなのだろう。

舞たちがどれだけ支店の経営に関わって良いのか分からない
けど、平岡祐太さんの悪役像はとても憎たらしく、顔が日焼けし
ているだけでもむかつく度が倍増していた。無駄にイケメンで
あるところもムカつくとしていた女子会の台詞にも頷けづける。

今回は舞ではなく、相馬が10年間から懇親にしていた企業で
有り、個人的に肩入れをしている姿が有った。
相馬や支店長がボンボンを殴ったら相当問題になりそうだけど、
若手の舞に殴られたとなれば、彼のプライドからして誰にも
話せなかったかも。

「まぁ頑張って下さい。」、上から目線で語る彼に、上に立つ
ものとして果たしてやっていけるのか。経営者として上に立つ
ことを約束された男にとっては、人情は不要なのか。

プロジェクトを失うのはかなり厳しいことだと思われ、大きな
利益の為に小さな悪を見過ごすことは出来るのか。


花咲舞 …… 杏 (東京第一銀行本部・支店統括部臨店班)
相馬健 …… 上川隆也 (舞の上司)
芝崎太一 …… 塚地武雅 (支店統括部・次長)
辛島伸二朗 …… 榎木孝明 (支店統括部・部長)
真藤毅 …… 生瀬勝久 (経営企画部、常務執行役員・本部長)
児玉直樹 …… 甲本雅裕 (経営企画部、次長)
花咲幸三 …… 大杉漣 (舞の父・花咲店主)

伊丹清一郎 …… 平岡祐太 (新宿支店・融資課)
幸田義男 …… 梨本謙次郎 (幸田産業・社長)
羽田雅則 …… 入江雅人 (新宿支店・融資課長)
伏見崇 …… 山中崇 (新宿支店・営業課長)
伊丹清吾 …… 船越英一郎 (伊丹グループ会長)
西野 …… 小野了 (部長)

永倉大輔、大村彩子、江田結香、
高橋秀行、中薗光博、山口剛慶



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