昼顔 〜平日午後3時の恋人たち〜 (2014年7月期・フジテレビ・22時枠) 脚本 - 井上由美子 音楽 - 菅野祐悟 演出 - 西谷弘、高野舞、西坂瑞城 主題歌 - 一青窈「他人の関係 feat. SOIL&“PIMP”SESSIONS」 プロデュース - 三竿玲子、清水一幸 第2話 濡れたキス…妻たちの共謀 -------------------------------------------------------- 紗和は夫の俊介と会話する。 火災が有った家は室内から鍵がかけられていたので家族の誰か がつけた可能性が有ることを語る。家族の間で秘密があった のではないか。ママ(紗和)には秘密があるのか?と問う俊介。 そんな中、俊介が出社した後、義母の慶子が紗和の元にやって くる。 その頃滝川家では、利佳子が絵描きの加藤に書いてもらった 似顔絵を巡り会話していた。あの人は本当に才能のある画家 なのか。描いてもらった利佳子の絵があまりに恐すぎるもの だとして、夫はゴミ箱に捨てる。利佳子もあんな絵を描かれて 悔しいとするが、もう一度描いてもらいたいという。夫は 俺にケンカを売っているだけだろうとするが・・ 智也は利佳子の家の外にいた。 彼女が車で出てくるとすり寄ってきて話がしたいとドアを 叩く。利佳子はわざと追いつくくらいのスピードで車を 走らせ、智也を意図的にいたぶるような行動を取る。そして ある地点が彼を助手席に乗せると、あなたとは終わったこと を語る。しかし利佳子のことを諦めることは出来ないという彼 に対して、これ以上好きになれば困るとし主人とは別れたくない のだという。別れてあなたが私の面倒を見てくれるというので 有れば、娘の養育、2LDKの家、両親の介護の問題もあなたが 面倒を見てくれるというのか?と問い、私と一緒になるという ことがどういうことなのか分かったのかと問う。私には貴方は 若い体だけが目的だったとし、もう飽きたのだと語る。 慶子は紗和に対して、一緒にいた男性(智也)は誰なのかと問う。 最近不倫する主婦が多いのだという。紗和は関係ないというが・・ -------------------------------------------------------- 紗和は夫が自分のことに関心を示してくれないことに苛立ち を見せていた。今の生活は十分幸せだと言い聞かせる。そもそも 誰かと不倫する自信も勇気もなかった。しかし彼女の頭の中には 裕一郎のことが頭に浮かんでいた。 一方利佳子は今の生活を崩さず、それでもストレスを発散する 為に不倫の関係を求めていた。 このドラマ、設定やキャスティングを見ると凄く面白そうだけど いざ蓋を開けてみるとまるで面白くないというなんとも不思議な ドラマである。 何処の家庭にも多かれ少なかれ不満はあるものだと思うけど、 周りを傷つけてまで自己の欲求を満たすためにそれを行うこと は結果的に自分の身に降りかかるところがあるような気がする。 心の自由や開放を求めている割りにまるでそれを実感出来ない 感じがするところはなんとも言えない。 紗和が自分からキスを求めた時点で完全にドラマもつまらない 方向へと傾き始めた感じで、紗和のイメージからすると不倫する ような関係・性格にまるで見えないところもまたドラマとしては 感情移入がしづらい。ここに来て上戸彩さんに違う性格の役柄を 植え付けようとしているのかも知れないが完全に失敗している 状況だ。 自分のことを理解していて、自分の最大の魅力を把握していて、 何をすることが充実ある生活へと導かれるのか。 結婚していることで異性は警戒心を解くことがある。 結婚しているという事実が、ヤクザのフロント企業のような役割り を果たして、一つの隠れ蓑としての存在として利用している。 それを壊さないようにしつつも刺激を求めるという行動の中に 大胆すぎる行動が含まれていて、危うい状況がドラマとしての 興味深さに結びついていないところがなんとも切ない。 利佳子がモテるのは分かるにしても、自分の魅力を理解しつつ、 それを武器にして良いように人を操っているという役柄が どうにもゲスな感じがして感情移入もしづらいし、夫はより エリート意識を持って頭が悪そうな人物だというところが よりドラマに暗い影を落としている。 笹本 紗和 …… 上戸彩 (俊介の妻) 滝川 利佳子 …… 吉瀬美智子 (徹の妻) 北野 裕一郎 …… 斎藤工 (晴鐘学園付属高校理科教師) 北野乃里子 …… 伊藤歩 長谷川 美鈴 …… 木南晴夏 (俊介の部下) 滝川 徹 …… 木下ほうか (女性誌「BONITO」編集長) 滝川 真菜 …… 山口まゆ (娘) 滝川 陽菜 …… 豊嶋花 (娘) 萩原 智也 …… 淵上泰史 (利佳子の不倫相手) 笹本 俊介 …… 鈴木浩介 (紗和の夫) 笹本 慶子 …… 高畑淳子 (俊介の母) 加藤 修 …… 北村一輝 (雑誌などに挿絵を描く画家) 松田 峰子 …… 橘ユキコ (紗和のパート仲間) 清水 博美 …… 原田佳奈 (紗和のパート仲間・上司・主任) 水谷 京子 …… 今藤洋子 (女性誌「BONITO」編集者) 木下 啓太 …… 健太郎 (トラブル生徒) 後藤 まなみ …… 田中日奈子 (生徒) 香川 洋介 …… 奥村秀人 (生徒) 小野 一也 …… 本田聡 (生徒) 松岡 瑠衣 …… 鈴木りんだ (生徒) 岩井拳士朗、奥村秀人、本瀬まゆ