昼顔 〜平日午後3時の恋人たち〜
(2014年7月期・フジテレビ・22時枠)

脚本 - 井上由美子
音楽 - 菅野祐悟
演出 - 西谷弘、高野舞、西坂瑞城
主題歌 - 一青窈「他人の関係 feat. SOIL&“PIMP”SESSIONS」
プロデュース - 三竿玲子、清水一幸





第5話 悪女誕生 妻が一線を越えた日
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紗和は一瞬ふれ合うだけで良いと思っていたが、抱き寄せられ
て瞬間にしがみついてしまう。自分の中には自分の知らない自分
がいることを実感する。
二人はホテルの一室で外を眺めていると夕刻に入って居た。
夕陽を見る二人。火星では地球と違って粒子の関係で昼は
赤く、夕方には青く見えるのだと言われる。自分のことが分から
ない紗和は、日中が赤くなっていると時間さえも分からなくなり
そうだと語る。後悔しているのかどうかと尋ねると、これ以上
進むと後戻りが出来ないことを語る。紗和はもう後戻りが出来
ない状況であることを語る。
紗和と北野は二人がなかなか大人だからこそ関係を進めずにいる
ことに関して、自分達では決められないので、目の前を通りか
かる海岸からの客に運命を賭けようと告げる。
ホテルの一室から見える白いボートを通り過ぎる人物が女性が
通り過ぎたら友達のまま、男性が来たら結ばれるということ。
一方利佳子は出会い系で男性とホテルで密会するハズが、やって
きたのは智也だった。これ以上男をバカにするなとして襲いか
かる智也だが、私を抱きたいのであれば抱けばいいと語る。
元々私には夫がいる身だったことを指摘すると、智也は旦那は
許せるが、それ以外の男は許せないのだと語る。加藤に電話する
と、利佳子は昔の男に監禁されていることを告げる。私とは
関係無いことを話して欲しいとするが、加藤は他人のお前に
指図される覚えはないとして、利佳子は俺の女だと語る。
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なんども書いているかもしれないけど、紗和役の上戸さんは
不倫キャラにまるで似合わず、斎藤工さん役の中には寧ろ
清純さみたいなものを感じ無いので、この二人の組み合わせ
というのが違和感がある。

元々不倫を題材にしているドラマなので、常識とか清純さとか
求めないけど、どうもドラマとしては、思惑通りに物事が進み
過ぎて、格好良い台詞を述べているのに、結局は関係を持って
いくという流れが実に滑稽なものがあるな。

関係を進めるかどうかの状況の中、ルールを設けてみたり、プライ
ドが邪魔していたり倫理感が一応は存在していて進めないでいる
のに結局関係を持つんでしょみたいな流れしか選択肢がない
ところが有る。

「今までで一番幸せ。」
紗和さんはこれまでどんな恋愛をしてきたのか・・・。

思わず利佳子にも紗和イズムが伝わるようにして、
「今までで一番幸せ。」説を唱えるも、誰にでも不倫相手には
そう言っているんでしょって感じがする。

ゴールの無い関係に幸せとか愛とか恋ではなく、寧ろ欲望が優先
しているのではないかとする主張は考えさせられるものがある
のかも。不倫に於いてあまりに立場を理解しすぎている利佳子の
姿などを見ると、まさに欲望が優先しているようにも見える。

俊介とか妻を幸せにするつもりも無いのであれば早いところ別れろ
と小一時間。



笹本 紗和 …… 上戸彩 (俊介の妻)
滝川 利佳子 …… 吉瀬美智子 (徹の妻)
北野 裕一郎 …… 斎藤工 (晴鐘学園付属高校理科教師)
北野乃里子 …… 伊藤歩 (准教授、裕一郎の妻)
長谷川 美鈴 …… 木南晴夏 (俊介の部下)
滝川 徹 …… 木下ほうか (女性誌「BONITO」編集長)
滝川 真菜 …… 山口まゆ (娘)
滝川 陽菜 …… 豊嶋花 (娘)
萩原 智也 …… 淵上泰史 (利佳子の不倫相手)
笹本 俊介 …… 鈴木浩介 (紗和の夫)
笹本 慶子 …… 高畑淳子 (俊介の母)
加藤 修 …… 北村一輝 (雑誌などに挿絵を描く画家)

高橋茂子 …… りりィ (校長)
増沢雄二 …… 螢雪次朗 (教頭)
松田 峰子 …… 橘ユキコ (紗和のパート仲間)
清水 博美 …… 原田佳奈 (紗和のパート仲間・上司・主任)
水谷 京子 …… 今藤洋子 (女性誌「BONITO」編集者)

木下 啓太 …… 健太郎 (トラブル生徒)
後藤 まなみ …… 田中日奈子 (生徒)
香川 洋介 …… 奥村秀人 (生徒)
小野 一也 …… 本田聡 (生徒)
松岡 瑠衣 …… 鈴木りんだ (生徒)



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