昼顔 〜平日午後3時の恋人たち〜 (2014年7月期・フジテレビ・22時枠) 脚本 - 井上由美子 音楽 - 菅野祐悟 演出 - 西谷弘、高野舞、西坂瑞城 主題歌 - 一青窈「他人の関係 feat. SOIL&“PIMP”SESSIONS」 プロデュース - 三竿玲子、清水一幸 第6話 秘密の恋がバレる時…夫の罠 -------------------------------------------------------- 滝川家の夫と子供、笹本家の夫と会社の部下・美鈴と共に 花火大会に行くことになる。 その間紗和と利佳子はホテルのケーキバイキングにいくという 名目でそれぞれの相手と楽しく逢っていた。 紗和と裕一郎は動物園でデートする。 ゴリラのいるオリの前で握力の話になり手を握り合う。 私たちは端から見たらどう見えるのか。人前で手を握る事も 名前を呼ぶことも許されない・・一度はぐれたら最後で、 二度と会えないかも知れない関係だった。 利佳子もまた加藤と共に海辺で会う。 利佳子は夫が車にGPSを装着していることを知って、車を ホテルに止めるとそこからタクシーで海辺まで会いに行った のである。ばれたら一巻の終わりだぞと言われるが、怖い がそれを冒すだけの価値はあると語る。 そんな二人の姿をバッグま中に隠していたGPS装置を使って 夫の滝川は尾行していた。二人が海辺で戯れるのを一部始終 見て撮影する。 裕一郎は妻だと思われる人物からの電話を無視する。 紗和は自分が電話すると出てくれるのか試しに電話すると 裕一郎は電話に出てくれる。紗和はもう帰りの電車の中だと して嘘をつく。後ろから現れた紗和に対して、裕一郎は 男をからかう女は嫌いだと語る。しかし裕一郎は自分も よく女性から先に歩いて行ってしまうことを指摘されると 告げる。 一同それぞれの場所に花火を見ていた。 紗和は裕一郎の隣でそれを見ていると何もかも捨てたいような 喜びと苦しみを同時に味わうのだった。 -------------------------------------------------------- 利佳子は夫の目を盗んで加藤に会いに行っていたが、ついに 夫が仕掛けていたGPSによって密会していたのを見られてしまう。 一緒にいただけで決定的な不倫現場を見られた訳では無かった が、夫からは遠巻きに利佳子が不倫していること、そしてその 相手が加藤である事を知って、ネチネチっと攻撃していく。 夫は利佳子と加藤の居る前で、これ以上関係を続けるのであれば 加藤の仕事契約は無効にすることを言われ、加藤が取った行動 とは・・・ このドラマの前番組にも「同級生」という不倫ドラマがあるの だけど、このドラマとついつい比べて見てしまうところがあるね。 ちょっと年齢設定が違うことも有るけど、昼顔の場合、遊びとか スリル的感覚を味わう有閑マダムの戯れ事のように見えて、 利佳子とか真理が語っている割りにウソっぽく説明っぽく感じる ところがこのドラマの弱いところ。 ただそんな昼顔でもようやく内容的には相手にバレることへの リスクを体感したことで少しだけ面白くなり始めた。 不倫とはどういうものなのか。 人の気持ちとは一緒に両思いになることはないし、どうしても 温度差を感じる時は有る。不倫相手がよく見えるところもまた 日常の世界から離れた場所にあるところの存在だからという 感じがして、そもそも「同級生」に比べて、こちらのドラマでは 好きだとする感覚以上にゲーム感覚でしか見られなかったところ が、これまで上手く乗り切れなかったところだと思う。 俊介の義母から家庭の事情を聞くもまるで同情できないところ も有ったし、同情しかかるところで、今度は紗和の方が キスの際に顔を背けてしまうところなど、なかなか上手い感じ には行かないな。 男はバカバカ言ってた利佳子が結局そんなバカによって証拠を 突きつけられるのだから何とも言えない。 俺の稼いだ金だとして上から目線で見る夫の不気味さは群を 抜いているけど、利佳子の周りに居る男性はどれも癖があり過ぎて どの人物も現実性を感じないところがあるのもマイナスに写る。 で、結局利佳子のせいで紗和も芋づる式にヤバイことに巻き込まれ そうになり、そうなる前に手を切ろうとする。 紗和から一方的に別れを切り出したことで「身勝手」だとする 裕一�ｶだが、タイミングの違いこそあれ、こうなることは明らか だったので、彼自身も冷静に今の立場を見た様だ。 利佳子の子供達がどう母親のことを見ていくのかが気になるね。 笹本 紗和 …… 上戸彩 (俊介の妻) 滝川 利佳子 …… 吉瀬美智子 (徹の妻) 北野 裕一郎 …… 斎藤工 (晴鐘学園付属高校理科教師) 北野乃里子 …… 伊藤歩 (准教授、裕一郎の妻) 長谷川 美鈴 …… 木南晴夏 (俊介の部下) 滝川 徹 …… 木下ほうか (女性誌「BONITO」編集長) 滝川 真菜 …… 山口まゆ (娘) 滝川 陽菜 …… 豊嶋花 (娘) 萩原 智也 …… 淵上泰史 (利佳子の不倫相手) 笹本 俊介 …… 鈴木浩介 (紗和の夫) 笹本 慶子 …… 高畑淳子 (俊介の母) 加藤 修 …… 北村一輝 (雑誌などに挿絵を描く画家) 高橋茂子 …… りりィ (校長) 増沢雄二 …… 螢雪次朗 (教頭) 松田 峰子 …… 橘ユキコ (紗和のパート仲間) 清水 博美 …… 原田佳奈 (紗和のパート仲間・上司・主任) 水谷 京子 …… 今藤洋子 (女性誌「BONITO」編集者) 木下 啓太 …… 健太郎 (トラブル生徒) 後藤 まなみ …… 田中日奈子 (生徒) 香川 洋介 …… 奥村秀人 (生徒) 小野 一也 …… 本田聡 (生徒) 松岡 瑠衣 …… 鈴木りんだ (生徒) 本瀬まゆ