昼顔 〜平日午後3時の恋人たち〜
(2014年7月期・フジテレビ・22時枠)

脚本 - 井上由美子
音楽 - 菅野祐悟
演出 - 西谷弘、高野舞、西坂瑞城
主題歌 - 一青窈「他人の関係 feat. SOIL&“PIMP”SESSIONS」
プロデュース - 三竿玲子、清水一幸





第8話 妻の追及…修羅場がはじまる
--------------------------------------------------------
紗和の自宅に乃里子と裕一郎がやってくる。
乃里子はどっちから誘ったのかと問い詰めるが、乃里子は
紗和と裕一郎の関係に言及したのではなく、紗和と俊介の
事を尋ねたのである。俊介の方から声を掛けたという。
一方乃里子は私に取って裕一郎は王子みたいな存在だという。
結婚する前に自分は奥さんの居る相手と不倫していたが泥沼
に陥っていたところを救ってくれたのだという。僕たちは
その点平凡な簡易だという俊介。
乃里子は笹本家の家具を誉めつつ寝室や家の中を勝手に
捜索し始める。俊介は家具を扱っている手前センスが良いと
いう言葉に喜びを感じて部屋を案内する。紗和は乃里子が
笑うほどに私たち二人の関係を知っているのだろうと感じて
いた。

離婚届を出して家を出た利佳子は加藤のアトリエにいた。
こんな所じゃろくな物は食べられない事を語る。
子供はどうするのかという加藤に利佳子は引き取りたいけど
誰も付いてきてくれないだろうと語る。私は最低の母だと。
加藤もまた俺はクズでありあんたの人生を背負えないことを
語る。昔人生を台無しにされたと言われたこと。
それは元妻であり金持ちの娘だったので親に反対され、
されでも押し切って駆け落ちしたのだという。いつか俺の
画家としての才能が花開くと思ってついてきたが金のない
生活に耐えきれず3年で出て行ったという。一緒に居た日々は
最低だと言われたとのことだった。利佳子は私はそんなことは
言わないとし、相手が夫で有っても同様だと語る。俺たち
遊びの関係だったのに真面目な話をしているなとして
笑い出す。そんな笑いを見て利佳子は加藤が初めて笑うのを
見たと語る。
--------------------------------------------------------

笹本家にやってきた乃里子ら夫婦。
紗和は乃里子に北野との関係がバレたかと思われたが、その場
では比較的平静にやり過ごすことになる。
帰り際に乃里子から何故私たち夫婦は別姓を名乗っているのに
夫の名前が北野だと分かったのかと言われ、困惑した紗和に
北野が愛の手を差し向ける。

こちらのドラマは「同級生」と違って親たちの不倫が子供に及ぼす
影響の大きさを感じるところが有り、彼らの視線が突き刺さる程
痛いものとして描かれている。
今まで散々相手のことをぞんざいに扱ってきたものが、気が付くと
相手の気持ちが離れていることを知って必死になって取り戻そうと
する姿。こういう時に話合いをすれば良いのだけど、誰もが
口べたで、夫婦に於ける会話は成立しているようでまるで成立
していない現状が有った。

「嘘を付くことが二人の初めての共同作業です。」
あんたら一体なんど共同作業をしてきたんだと小一時間のナレが
入ったり、子供の立場から不倫は汚いもので子供を傷つける
ことを強調しているけど、部外者が憂さ晴らしの為に他人の家庭
を壊そうとしているだけという感じしかしないので、不快な感じ
が残る。

滝川の妻に対する攻勢は、加藤がアーティストを辞めることが
ないように引き留めて置くことなのか。
貧乏のままにしておけば、妻が戻ってくると感じて、飼い慣らし
状態にして、加藤の命運を自分の手で動かすことで、利佳子が
戻ってくると感じて居る様子。

娘の視線にはかなり辛いものが有るけど、利佳子の決断は揺るぎない
ものとして存在しているのか。
新キャラである加藤の元妻・佐倉亜紀が登場したけど、自分で選んだ
人生なのに他人に責任を転嫁するところは嫌な感じ。

美鈴の存在にいたってはなんの役割を持って登場しているのかも
まるで分からない。

この手の不倫・恋愛物語を見ると、こういうネタは韓国ドラマを
素直にみた方が120倍面白いような気がする。

紗和が裕一カに智也を介して連絡を取る方法なんて何の意味も
効果も感じ無いし。


笹本 紗和 …… 上戸彩 (俊介の妻)
滝川 利佳子 …… 吉瀬美智子 (徹の妻)
北野 裕一郎 …… 斎藤工 (晴鐘学園付属高校理科教師)
北野乃里子 …… 伊藤歩 (准教授、裕一郎の妻)
長谷川 美鈴 …… 木南晴夏 (俊介の部下)
滝川 徹 …… 木下ほうか (女性誌「BONITO」編集長)
滝川 真菜 …… 山口まゆ (娘)
滝川 陽菜 …… 豊嶋花 (娘)
萩原 智也 …… 淵上泰史 (利佳子の不倫相手)
笹本 俊介 …… 鈴木浩介 (紗和の夫)
笹本 慶子 …… 高畑淳子 (俊介の母)
加藤 修 …… 北村一輝 (雑誌などに挿絵を描く画家)

高橋茂子 …… りりィ (校長)
増沢雄二 …… 螢雪次朗 (教頭)
松田 峰子 …… 橘ユキコ (紗和のパート仲間)
清水 博美 …… 原田佳奈 (紗和のパート仲間・上司・主任)
水谷 京子 …… 今藤洋子 (女性誌「BONITO」編集者)

木下 啓太 …… 健太郎 (トラブル生徒)
後藤 まなみ …… 田中日奈子 (生徒)
香川 洋介 …… 奥村秀人 (生徒)
小野 一也 …… 本田聡 (生徒)
松岡 瑠衣 …… 鈴木りんだ (生徒)

佐倉亜紀 …… 高橋かおり (加藤の元妻)

中島葵



inserted by FC2 system