第1話 事件は現場だけじゃない! 会議室と家庭でも起きてるんだ!
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2014年1月13日、ある警察内での不祥事が発覚し竜崎伸也は、 牛島陽介や伊丹俊太郎、上篠貴仁らと逢うが事実をもみ消す
様言われる。
1ヶ月前の2014年12月4日(水)。
保志野俊一(32歳)が突然鹿浜食品加工工場跡地で殺害される。 竜崎伸也は朝、そのニュースを新聞で目にして、すぐにテレビ
のニュース報道を見る。自分の元に事件報道が届いていないこと に憤りを感じる。伸也は警察庁に勤めるキャリア官僚で、マス
コミ対応に関する重要な役割を担っていたのである。 急いで出て行こうとする夫に対して、妻の冴子は家庭内で二つ
の問題が起きている事を告げ、最近長男の邦彦は引きこもって 様子が変だとし、美紀は伸也の大阪府警時代上司・三村の息子と
つきあっている事を語る。伸也は全く問題がないと告げると、 妻は貴方は世の中の感覚とずれていると指摘される。
伸也は登庁すると、補佐官の谷岡に対して何故私の元に事件の 連絡が届いていないのかと問うが谷岡自身も先ほど知ったこと
だという。被害者の素性は15年前に4人の少年が女子高生の福本 左紀を集団暴行した事件の被疑者だったが、そのウチの2名・
保志野俊一と水戸健介は未成年だった為に3年間で社会復帰して いる人物だという。
伸也はすぐに幼なじみである同期の警視庁刑事部長・伊丹俊太郎 に連絡を取る。
伊丹によると自分は警察庁刑事局には連絡したので、警察庁 自体の連絡に問題があるのではないかという。
今の所被害者の俊一が暴力団組員であることから、暴力団同士の 抗争という線で捜査をしているという。しかし15年前の犯罪者
が殺されたと分かると、世間は殺した犯人に同情の視線が 向けられて大変なことになるかもしれない事を語る。
伸也はすぐに上司である坂上栄太郎の元に行く。 私の仕事はマスコミが騒がないようにするのが仕事であり、話して
もらわねば困ると訴えるが、坂上とは対立関係にある伸也は 彼は反応が解せなかった。拉致があかないとみるや直接牛島審議
官に話をすると、直接現場から聞くよう言われたらい回しにされ る。そんな中、伸也と同期で出世頭の上司・上篠貴仁からは
キャリアは階級が全てだと言われ、勝手なことをするなと言われ てしまう。しかし伸也は上司のすべきことは責任ある行動を取る
ことだと反論すると、お前の主張は原理原則で正論だがきれい事 ばかりだとして話にならないとして一蹴される。
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