第1話
お待たせ!理想の病院を作るためチームドラゴン復活!巨大資本と最新設備で世界進出を狙う宿敵と壮絶な闘いが始まる
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経営コンサルタントの岡村征はインドにいた。 そしてインド政府より今回のプロジェクトに全面協力するとの
約束を取り付ける。来年には開業できることになったことを呟 くと、箱は用意出来たので後はその中で働く最高のアーティスト
が必要だと語る。
医療国際化推進委員会では、インドを皮切りに次々の日本の
医療を海外に展開することを相談していた。取りあえずその第 一歩となるインドでの承認がおりたことを喜ぶ。
朝田はその頃、MSAPに参加して医療施設がろくにない病院で 患者の対応に当たる。頭蓋内出血の患者をハンドドリルによって
開頭して治療をするという荒技を見せ、少女を助ける。
L&P病院は地域貢献したいとする民間企業からの投資によって
最新設備の整う病院として誕生していた。 外科部長の木原は研修医たちに病院の最新医療施設を見せて回る。
研修医の一人・早川昭吾もその中の一人だった。 全ての検査がオートメーションで出来る最新装備でCT検査機だけ
でも20億円のものだった。今では大学病院など時代遅れであり、 木原は明真大学からこの大学病院にヘッドハンティングされて
来ていたのである。
その頃、桜井総合病院では医師不足と近くに出来たL&P病院に
よって患者が奪われるという問題を抱えていた。地域医療を これまで担ってきたが、経営体質は益々悪化。
森本信夫はこの病院に通う一人だったが、手術が必要な患者だ った。L&P病院で診てもらった結果、成功率は50%だと言われた
事を告げ、最新医療施設の病院で50%ならばこの病院で手術する のは無理だろうと語る。病院長の桜井修三と看護師・猪原薫は
患者が諦めたら医者では助けられないことを訴える。患者が 命がけで戦う覚悟が有れば私たちも命がけで戦うと約束する。
そんな中猪原はL&P病院からの打診によって業務提携の話が有り そろそろ歩み寄るべき時が来ているのではないかと医院長に
話すが・・・
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