医龍 -Team Medical Dragon- 4
(2014年1月期・フジ・木曜22時枠)

原作:乃木坂太郎
原案:永井明
脚本:浜田秀哉、ひかわかよ
音楽:澤野弘之、河野伸
プロデュース:長部聡介、大木綾子
演出:水田成英、田中亮、森脇智延
主題歌:EXILE(ATSUSHI) 『青い龍』





第8話 暴れる患者と未熟な医者
*--------------------------------------------------------
桜井総合病院から次々とL&P病院に引き抜きに合う中、総合病院
では看護師がするような仕事も医師が行うことになっている事
に不満を述べるのはL&P病院から出向してきた早川だった。
1型糖尿病患者のことを早川が対応していたが、トラブルに
合っているとして、助けを求める。患者の母・前原好美は、医師
の先生は、まるで息子の糖尿病が私の責任だと言って責めている
様だとしてちょっとした行き違いが有ったのである。
そうしている間にもL&P病院に移籍した藤吉圭介は心筋シートを
使用した治療を成功させたとして、次々と最新治療に成果を
あげているのを目にして早川は焦り・苛立ちを覚える。
早川は看護師に不満を告げるが、猪原は医者自らが触診したり
問診・測定したりすることで数字では表れない患者の異変に
気が付くものだとして桜井医院長の方針である事を告げる。
早川は岡村に対して、この現場は患者の医者に対する敬意の気持ち
がないとして、今すぐにL&P病院に戻して欲しいと訴えるが、
岡村はそれを許さず、早川に対してそこでもやるべきことが有る
ハズだと語る。

伊集院はL&P病院でも新人研修に力を入れていた。
医者の育成も大事なことだとして、伊集院は独自の研修プランを
作り、インターンたちに全ての医療現場を見て回るような流れ
を作っていたのである。
伊集院は早川に対しても、そのプランのパンフレットを持って
いくが、早川は早い段階で専門を決めて専念した方が効率的で
ある事を語る。
そんな早川に対して伊集院は何で医者になろうと思ったのか尋ねる
と、自分は頭が良かったので別に医者で無くても良かったが、
社会的ステータスなどを考慮して決めた事を語る。これから
国家試験を受け直して別の仕事に就くことも考えているという
早川に対して、君ならば何でも出来ると思うが、どんな仕事でも
強い思いがないと続ける事はできないと語る。

そんな中、桜井の手術に関して、朝田と共に執刀が出来る
脳外科医がアメリカのセントナル・ピッツバーグ病院・マイク
・ボールドウィンが居る事を語り、現在カルテを送って手術
出来るかどうかを尋ねている事を語る。朝田は二ヶ月以内の
執刀が必要だと語る。
*--------------------------------------------------------
朝田は桜井医師の執刀をしてくれる人物を捜す中、桜井総合病院
ではある問題が発生する。
インターンをしている早川は、医師としての基礎を軽視し、患者
に対して向き合うことをしないという事も有って、知識はあるが
患者からは嫌われ、器量の無さというものを露呈してしまう。
そんな中、無理矢理引き受けた外来の患者が再び運ばれてくる事
になり、早川の横柄な態度が、結果として患者の命を危険に
及ぼしたとして衝撃を受けていくことになる。

医師不足ということを考えると、早川を育てるのは悪くは無い
のかな。
ただインターンにしては相当難しそうな手術を執刀させていた
感じがするので、大丈夫なのかなという思いもしたけど、
バックアップに朝田がついていることでその辺も実際には安心
していられる部分が有るのだろうね。

朝田のようなスーパー外科医でも問診によって患者に優しい
治療というものを導き出している現実を見て、早川も刺激を
受ける部分も多かったであろうことは伺える。

「データを確認した上で患者と向き合えばデータに現れない病気
を見抜くことが出来る」とするところは、まさに朝田が早川に
伝えるべき全てだと思う。

実際には患者に対応して喜び、悲しみ、そして患者への対応一つ
で命を脅かすリスクを実感させることで、より早川も成長した
であろうことは伺える。
早川昭吾というキャラクターを見ているだけで、精神衛生上よく
ないものが有ったので、ここで更正してくれるとよりドラマも
見やすくなるのかな。

岡村が過去にスーパー外科医だったみたいな流れも出来そうだ
けど、医師同士のネットワークは無いのかって感じ。
実は医者でした・・・なんて言われてもなんだか胡散臭い流れだ。


朝田龍太郎 …… 坂口憲二 (胸部心臓外科・16年前桜井の指導を受ける)
加藤 晶 …… 稲森いずみ (胸部心臓外科・元明真大学教授)
伊集院登 …… 小池徹平 (胸部心臓外科・元明真大学循環器センター主任)
荒瀬門次 …… 阿部サダヲ (麻酔医・元王州病院)
木原毅彦 …… 池田鉄洋 (L&P病院・外科部長)
藤吉圭介 …… 佐々木蔵之介 (循環器内科の臨床医・駿河医療センター)
鬼頭笙子 …… 夏木マリ (ER救命医・アメリカより帰国・L&P病院)
野口賢雄 …… 岸部一徳 (内閣府官房付医療国際化推進委員長、L&P病院の非常勤理事)

猪原薫 …… キムラ緑子 (桜井総合病院・看護師)
早川昭吾 …… 柄本佑 (L&P病院・研修医)
樋口美雪 …… 中村ゆり (伊集院の婚約者)
山下紗枝 …… 三浦葵 (桜井総合病院・看護師)
佐々木朋子 …… 阿達由香 (桜井総合病院)
桂基晴 …… 塩田宇宙 (桜井総合病院)

町井祥真、石川賢二、横江泰宣、谷大輔

岡村征 …… 高橋克典 (経営コンサルタント)
桜井修三 …… 平幹二朗 (桜井総合病院・院長)

長沼芳江 …… 大島蓉子 (60才、下肢静脈瘤)
鎌田哲司 …… 俵木藤汰 (脳梗塞の兆候)
前原好美 …… 幸田尚子 (1型糖尿病疾患の子供の母)
長沼隆一 …… 田口主将 (芳江の夫)
井沢 …… 星野園美 (静脈・血管が細くて採血出来ない)

中澤敦子、町井祥真、榎本隆
Don J、Kim R、田代尚子(アナ)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


inserted by FC2 system