黒服物語
(2014年10月期・テレ朝・金曜23時枠)

原作 - 倉科遼 / 作画 - 成田マナブ『黒服物語』
脚本 - 旺季志ずか、山浦雅大
音楽 - 仲西匡
演出 - 小松隆志、植田尚
主題歌 - Sexy Zone「君にHITOMEBORE」
ゼネラルプロデューサー - 横地郁英
プロデューサー - 大江達樹 / 布施等、木曽貴美子





第1話 ゆとりお坊っちゃん キャバクラで、のし上がる!?
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明日城東大医学部の試験を控えていた小川彰。
実家の静岡では父は開業医をしていて、跡取りになるべく
彰は勉強をするが既に二浪していた。そして今年もまだ一個
も医大に合格していなかったのである。
母からは今年合格しないと父からなんと言われるか分からない
として絶対に合格して欲しいという。しかしいざ試験日になり
試験会場に座るが、精神的にも無理だと感じて試験会場を
飛び出してしまう。
彰はその足で実家へと戻る。小川医院をしている父・義彦と
母・市子。母と会話している中で室内には父がやってくる。
父は息子に対して俺のように東大に入れとは言わないが三浪
してでもなんとか医大にいくよう告げる。彰は自分には医者は
向いていないとして受験を辞めて別の事補したいと考えるが、
何をやりたいのかと言われても答えることは出来なかった。
母と相談していくべき予備校を探せと言われ、城東大の後輩
からは良い予備校を紹介してもらったという。しかしこれ以上
勉強をするのは無理だと語る。
母はウチの病院はどうするのかと問い、アナタが病院を継ぐの
で東京に行かせて欲しいと語ったのだと責められる。
東京に戻った彰は医専ゼミナールに通うが、周りはどうみても
高校を卒業したばかりだった。陰口で彰が三浪していることが
聞こえる中、彰は完全に落ち込む。

半年後。
飲み屋にいくが無銭飲食でたたき出される。
俺はもう学生ではない・・一体誰なのか。
池袋のロマンス通り。彰は酔いつぶれて道ばたで寝ている
中、杏子か男から声を掛けられ迷惑そうにしているのを知る。
彰は杏子を見てあまりの美しさに驚く中、その争いを止めよう
として仲介に入る。女性には優しくしないとダメだというが
彰は殴られる。その隙に杏子は警察を呼ぶと彼らはその場
から立ち去る。杏子は彰にお礼を告げハンカチを手渡すと
その場から立ち去る。彼は杏子についていくと、彼女は
ジュリエットというキャバクラで働いているNO1キャバ嬢
だと言うことを知る。
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彰は実家が開業医であり父は東大出の医者。
そんな病院の跡取り息子として医大への受験に挑むが2浪して
しまい、2年目の受験の時にはもう勉強は無理だと感じて居た。
それでも両親からは勉強をするよう強いられ、彼は池袋の夜の
町を歩き酔いつぶれていた。そんな彼の前に男によって囲まれる
美しい女性の姿が有り、彼女を助ける。そんな彼女の後を追いかけ
ていくと彼女が入った店がキャバクラだということが判明する。

一体この枠で何度、夜の仕事に対するネタ(キャバ嬢・黒服ネタ)が
取り上げられたのだろうか。
テレビ朝日は、夜の商売に対するイメージ向上運動をして偏見を打ち
破ろうとしているのか、それとも単純にビジュアル的側面と、
お約束的色気のシーンが有るので、この枠としては収まりやすいもの
が有るのか。

夜の町に程、訳ありの人の人生が色々と詰まっていそうな感じ
はするし、物語は作りやすい感じはする。
どんな仕事であれ、それに対するプライドとか、働く人の真剣な
気持ちに焦点を当てていくというのも悪くは無いと思うけど、定期的
に俳優を変えては、その手の設定の物語が描かれているような気がする。

この枠もいよいよジャニーズとAKB枠と化したのか、そんな俳優で
固められている。

初回を見た限りでは、ネタ的にはわかりきっていることとはいえ
そう悪い感じはしなかった。

主人公がなんの目標もなく、そんな彼が社会で働く事の厳しさなり
人を軽視するような立場ではないにもかかわらず、夜の仕事に
対する偏見を持って自分とは違う人種だと思っているであろうこと。

そんな違和感を視聴者と共に払拭していくというものなのかな。

キャバ嬢役がきれいどころを使っているので、見ているだけで
確かに成立しそうなものがあるけど、そんな笑顔のウラに隠された
辛い人生にはどんなものが隠されているのか。

それにしてもやっぱり佐々木希さんはズバ抜けているな。
AKBの柏木さんと入山さんもとても魅力的だった。

キャバ嬢と昼間に逢うとそのギャップにドキっとするものがありそうだけど
杏子からは、夜の魔法のことを説かれ、それを受け売りの形で
美樹に伝えていく辺りの流れは面白かったね。


池袋・キャバクラ「ジュリエット」

小川 彰 …… 中島健人 (20歳、ジュリエット)
杏子 …… 佐々木希 (26歳、NO1キャバ嬢)
原田 巧 …… 山本裕典 (28歳、ジュリエット黒服)
美樹 …… 柏木由紀 (22歳、キャバ嬢)

立花 裕治 …… 中尾明慶 (26歳、ジュリエット黒服)
田辺 昇 …… 安井謙太郎 (23歳、ジュリエット黒服)
相川 元気 …… 蜿r太郎 (22歳、ジュリエット黒服)
聖子 …… 入山杏奈 (キャバクラ嬢)
真央 …… 筧美和子 (キャバクラ嬢)
明美 …… 杉本有美 (キャバクラ嬢)
潤 …… 柳ゆり菜 (キャバクラ嬢)
ミチル …… 福吉真璃奈 (キャバクラ嬢)
沙弥 …… 金田彩菜 (キャバクラ嬢)
綾乃 …… 黒川智花 (キャバクラ嬢)

市村 …… 宮川一朗太 ()
神崎 守 …… 北村有起哉 (ジュリエットのオーナー)
斉藤 昌弘 …… 竹中直人 (ジュリエットの店長)
春日井 薫 …… 相葉裕樹 (彰の友人、城東大医大・3年生)
黒澤 …… 木下ほうか (デリシャス)
玉木 譲 …… 要潤 (デリシャス)
小川 義彦 …… 神保悟志 (静岡で開業医)
小川 市子 …… 中島ひろ子 (義彦の妻)

佐野和真
板倉武志、清水一希、白石タダシ、花ヶ前浩一、北見誠
岩田丸、練剥O晃、蓑輪裕太、黒木龍也、中村佑一朗
結木滉星、河野杏美、喜山茂雄



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