きょうは会社休みます。 (2014年10月期・日テレ・水曜22時枠) 原作 - 藤村真理『きょうは会社休みます。』 脚本 - 金子茂樹 音楽 - 得田真裕 演出 - 中島悟、狩山俊輔 主題歌 - 槇原敬之「Fall」 チーフプロデューサー - 神蔵克 プロデューサー - 櫨山裕子、秋元孝之 http://www.ntv.co.jp/yasumimasu/ 第1話 30才残念OLに恋の嵐がキター! -------------------------------------------------------- 中堅総合商社・帝江物産で働く社員たち。 瞳はエレベーターで6階に行くイケメン男子を見つけたとして 早速名刺に連絡先を書いて渡したと告げる。 青石は瞳のそんな性格がうらやましかった。瞳はどこに言って も愛されキャラだとして、仕事が終われば合コンにも誘われる としてそのことを誉めるが、彼女からは逆に集まるのは独身だけ なので寧ろ負け組なのだといわれる。そんなものなのかと思う 中で、青石は同期の大城から、友人に独身の女性を捜している と言われ、青石を紹介して欲しいと頼まれた事を告げるが、 彼女は付き合っている人がいるとして断ってしまう。青石には 付き合っている人はいなかったが、そういう誘いを断るのが 面倒だし、それを説明するのも面倒なので話したハズが、 社内一"お調子者"の大城にかかると内緒話に関しても社内中に 知れ渡ってしまう。青石は適当にセキュリティ会社に勤務する マモルという男性が相手だと言うが・・・マモルとは青石が 飼っている犬の名前だった。 帰宅してビールを飲む青石。彼女は30歳を目前にしても両親の 元で暮らしをしていた。大学時代からの親友・一華からは二人 目が誕生したというメールが届く。あと一日我慢出来れば青石 と誕生日が一緒だったという。 一華からは青石のまだなのかと問われ、20代はもう終わる ことを言われるが、まだ処女ですと返信。 彼女にもそういう関係になるチャンスは有ったが、大学時代 に先輩と付き合い、ホテルにいく直前に直感が働いてホテルに 入るのを拒む。結果的に先輩には彼女がいたので間違いない 選択だったが、寧ろあの時に関係を済ませていれば、今の時間 はないのではないかとする考えも有った。 -------------------------------------------------------- 青石は恋愛した経験がなく、周りから男性関係に対してアプロ ーチされることを煩わしく感じた彼女は彼氏がいるというウソ をついてその場をやり過ごす。しかしそれを話したことで、 社内では既成事実化されたように青石には彼がいると言われ、 寿退社もあるのではないかとするところまで噂は発展していく。 一方田之倉は逆に彼女とは別れようと考えている人物だった。 新人歓迎会の際に、瞳から彼女がいるのか問われて居ると答える が、青石は田之倉が彼女と別れ話を聞いていたのを知り そのことを話してしまう。 なかなか面白い人間関係のドラマ。 フジテレビの月9枠が完全に消滅の危機にあるので、ここらで オーソドックスな恋愛ドラマをこの枠で定着させたらどうかと いう感じもする。 脚本が金子茂樹さんで、彼の作品「SUMMER NUDE」が面白かったの でかなり期待している。 ネタ的には「ホタルノヒカリ」と日テレドラマによくある感じの ファミリー感溢れる職場の光景のある内容だった。 「マルモのおきて」を意識したような犬の名前の付け方と 職場の雰囲気も通じるところはあるのかな。 一見すると主人公の彼女自身の性格はしっかり者なのか、それとも 世間離れしているのかイマイチつかみ所がない。 ホテルノヒカリの時の綾瀬さんよりは現実感が有り、前向きさは 感じられる。 初回なので今後誰と結ばれても間違いはない感じがするけど、 一通り関係を持ってその中で誰が一番の適任なのかを掴んで いったりするのかな。 福士蒼汰さん演じる田之倉さん役との関係を続けていく限りでは 男性側にそれなりに誠実さというものを感じさせるものがないと 難しいものが有りそうだ。それを提示出来るかどうかで、今後の この恋愛に対する見方も変わってくる。。 基本的にイケメン・イケ女ばかりのドラマ構成なので、 見ているだけでそれなりのテンションを持って見られるのだけど 花笑自身のキャラクターにしても、モテ無いハズがないのに モテナイ役だとされることへの嫌悪感を如何に払拭するかに かかっている感じがする。 誕生日だった故に、特別な日という印象が有り、取りあえずは 体の関係を結んだのは良いとしても、普通の生活の中で、どの ようにして関係を成就させていくのか。 部下の女性・大川瞳との会話の中で、彼女からは花笑のような キャラクターは自分から闘いの場に出ようともせず、それでも 理想の男性が現れないと不満を言っていることへの嫌悪感を指摘され ていたけど、まさに的確な指摘だった。 朝尾の役回りも、「ホタルノヒカリ」の藤木さんみたいな感じかな。 青石 花笑 …… 綾瀬はるか (30歳、彼氏居ない歴30年、こじらせ女子) 田之倉 悠斗 …… 福士蒼汰 (21歳、アルバイト、現役大学生) 朝尾 侑 …… 玉木宏 (35歳、イタリア食品会社CEO) 大川 瞳 …… 仲里依紗 (25歳、花笑の後輩) 大城 壮 …… 田口淳之介 (29歳、花笑と同期) 加々見 龍生 …… 千葉雄大 (24歳、コネ入社) 鮫島 栄彦 …… 水上剣星 (社員) 勝浦 大知 …… 渡辺邦斗 (社員) 浅田哲也 …… 井川哲也 町田直隆 …… 神農直隆 高橋泰成 …… 金原泰成 羽生朋広 …… 中津川朋広 鈴木俊樹 …… 畑俊樹 笹野 一華 …… 平岩紙 (30歳、花笑の大学時代からの親友、2児の母) 武士沢 吉洋 …… 田口浩正 立花 貴昭 …… 吹越満 (52歳、デザート原料課課長) 青石 巌 …… 浅野和之 (58歳、出版社・学術系新書の編集) 青石 光代 …… 高畑淳子 (56歳、元教師、花笑の母) マモル …… ジェントル 粕谷吉洋、竹井洋介、内田純、萩原利映、藤波将、有坂英縁 ベン・テイラー、高畑仁美、竹森千人、マヌ