きょうは会社休みます。
(2014年10月期・日テレ・水曜22時枠)

原作 - 藤村真理『きょうは会社休みます。』
脚本 - 金子茂樹
音楽 - 得田真裕
演出 - 中島悟、狩山俊輔
主題歌 - 槇原敬之「Fall」
チーフプロデューサー - 神蔵克
プロデューサー - 櫨山裕子、秋元孝之

http://www.ntv.co.jp/yasumimasu/





第8話 一生孤独?彼の母に決死の結婚宣言
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田之倉と花笑が一緒に居る所を大城によって目撃されてしまう。
田之倉は会社で騒ぎになるようであれば自分が説明すること
を告げる。しかし寄りにも寄って一番知られたくない大城に
に知られてしまったとして花笑はショックを受ける。
帰宅しても落ち着かず明日には清掃のおばちゃんにさえ知られ
ているだろう事を想像し落ち込む。勤務して7年間、地味で
マジメに印象の私がまさか大学生と付き合っているなんて
想像も付かないだろうと語る。
翌朝、花笑は窓全開で眠り風邪で休もうとするが、至って
健康な朝を迎える。
おそるおそる職場に向かう花笑は、他の人たちの会話に耳に
する度に自分の事を言われているのではないかとする被害妄想
を受けていた。大城が課長と会話しているのを見てついに
バラされたのか。花笑は課長に呼ばれている事を知ると
立花の元に行く。結論は出ましたか?と問われると、彼は
新入社員を増やすことを考えていることを聞く。花笑を首に
して社員を採ろうとしているものなのか。しかしそれは誤解だと
分かり先日の一般職から総合職への転職の件での結論は出た
かどうかの確認のために呼ばれた事を知る。
ココロの整理が付いていない・・・私には無理なのではないか
と語る花笑に対して大城くんにも話を聞いたが花笑さんならば
出来ると言っている事を語る。年内一杯考えて返事して欲しい
とのことだった。

花笑は大城を呼び出し話を聞くと、みんなに交際の件がばれた
ら花笑は会社を辞めると言いそうだし、俺は本当に言っては
いけないことは言わないのだという。それを聞いて花笑は安心
すると同時に同期が大城で良かったと感じる。

マモルが田之倉とは思わなかったという大城に実はマモルは
飼っている犬の名前で、まだ当時は田之倉とも付き合って
いなかった事を語る。最初からウソを付かれていたのかという
大城は花笑は俺に冷たい事を語る。
大城は田之倉は大学院に行くと言っているがそれで良いのか?
と問うと本当は就職を選んで欲しかったではないかと問う。
しかし花笑は田之倉の人生だとして口出しできない事を語る。
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花笑は悠斗が大学を卒業しても就職するのではなく大学院に
入って経済に関する研究をするということを聞いて、ショック
を受ける。彼は本気で結婚のことを考えているのか。
花笑の父親に対して、ハッキリと将来を考えた付き合いを
していることを宣言した為に結婚も視野に入れているのではない
かとする考えと同時に大学生に対して結婚を意識した関係を
求めるのも酷だとする考えがある中、親友の一華からアドバイス
を受ける。「親に遭わせて欲しい」と言ってみれば、彼氏の
反応でどう考えているのかが見えてくるというものだった。

色々と妄想コントが暴走している感じだけど、ドラマとしては
肩を凝らずに見られるところが面白いね。

イケメンなのに常にウザくて報われない役が多い田口淳之介さん
の言葉が、今の主人公に染みいるようにして伝わっていく様とか、
かつては花笑にとってウザさの象徴だった朝尾に対して、今では
アドバイスを求めたい気持ちという現状を見ると、花笑の切羽詰まった
状況が見られて、学生・悠斗との温度差というのを改めて感じさせる
ものが有った。

「私は孤独。」
ネガティブになるととことん自ら追い詰めてしまう花笑の自虐さ
加減は妄想にも表れているけど、愛くるしさに繋がって居る。
私は見えていないのではないか・・・と極論をもって自分の
存在を追い込む様と、かつての私ならば恋人からの電話で、飲み会
の途中に抜け出すことはなかったというポジティブさの入れ替えが
激しいものが有ったけど、黙って居たら涙が出るという台詞の
中にこそ彼女の思いを最も感じるところが有ったな。

年齢差の有る付き合いだと親も年齢の差を感じるところに繋がって
いくけど、高畑淳子さんや吹越満さんはまだまだ若いし、そう意識
するものでもなかった。ただ鈴木杏樹さんは実年齢以上に若く
見えるので友達親子っぽい感じになるのかな。

しかしあの場で「結婚」の話で先走った花笑は、よくあの場に
留まれていた気がする。相当辛かったのではないかろうかと。

瞳と加々見に関しては良い感じの方向に向かい始めたけど、
瞳がひねくれ者に見えて実は一途的存在感を見せているところを
見ると、加々見に方向転換していくかどうか・・だね。

「幸せだ。」と自分に言い聞かせる花笑を見るとなんとか幸せに
して挙げて欲しい気持ちになるけど、田之倉くんが適しているか
と言われるとちょっと微妙な気がする。


青石 花笑 …… 綾瀬はるか (30歳、彼氏居ない歴30年、こじらせ女子)
田之倉 悠斗 …… 福士蒼汰 (21歳、アルバイト、現役大学生)
朝尾 侑 …… 玉木宏 (35歳、イタリア食品会社CEO)
大川 瞳 …… 仲里依紗 (25歳、花笑の後輩)
大城 壮 …… 田口淳之介 (29歳、花笑と同期)
加々見 龍生 …… 千葉雄大 (24歳、コネ入社)
鮫島 栄彦 …… 水上剣星 (社員)
勝浦 大知 …… 渡辺邦斗 (社員)
浅田哲也 …… 井川哲也
町田直隆 …… 神農直隆
高橋泰成 …… 金原泰成
羽生朋広 …… 中津川朋広
鈴木俊樹 …… 畑俊樹
笹野 一華 …… 平岩紙 (30歳、花笑の大学時代からの親友、2児の母)
武士沢 吉洋 …… 田口浩正 (寿司屋の店主)
立花 貴昭 …… 吹越満 (52歳、デザート原料課課長)
青石 巌 …… 浅野和之 (58歳、出版社・学術系新書の編集)
青石 光代 …… 高畑淳子 (56歳、元教師、花笑の母)
マモル …… ジェントル
鳴前 ひろ乃 …… 古畑星夏 (歯科医の娘)
笹野 さやか …… 平澤宏々路 (娘)


柴山太 …… 佐戸井けん太 (東慶大・経済学部・経営学・教授)
戸崎啓子 …… 香椎由宇 (大学院生)
田之倉時子 …… 鈴木杏樹 (母・料理研究家)
ナディア …… マリア・アオキ (羽生が結婚する相手)

桜井聖、萩原利映、有坂英縁



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