きょうは会社休みます。 (2014年10月期・日テレ・水曜22時枠) 原作 - 藤村真理『きょうは会社休みます。』 脚本 - 金子茂樹 音楽 - 得田真裕 演出 - 中島悟、狩山俊輔 主題歌 - 槇原敬之「Fall」 チーフプロデューサー - 神蔵克 プロデューサー - 櫨山裕子、秋元孝之 http://www.ntv.co.jp/yasumimasu/ 第10話 こじらせ女の選択 -------------------------------------------------------- 田之倉は花笑に結婚しようとしてプロポーズするも、彼の元彼 女で大学院生の戸崎が花笑の元を尋ね、あの子はホントに好き な人の為に無理をしてしまうところがあると聞かされる。 彼の夢の実現のためには大学院にいくべきことを説かれる。 田之倉は朝尾から「相手を思うほど期待に応えようとするもの で、相手もそのペースについて行こうと必死になって無理を する」ものだという。二人の関係がその状態にあり、朝尾は 君には忠告したハズだと語る。 花笑は田之倉に別れを告げる中、逆に朝尾からは花笑に対して そのままの君で良いので結婚して欲しいと言われる。 君とならば並んで同じものを見つけ一緒に歩いて行けると告げ そういう二人になれると語る。少し考えてみて欲しいと。 私は朝尾にそんな風に思えないとすると、彼は「心をかき乱す 恋愛に未来はない」とし、「進路を邪魔して何処にも進めなく なる」と語る。俺たちは決してそうはならないとのこと。リラ ックスして田之倉に話せないことも朝尾に話していることも 事実でそんな関係は初めてだった。友達みたいに気を遣わない 恋愛もまた好きの一種ではないかということだった。 花笑は知らない間に彼に気を許していたことを思い出す。 一華に相談すると、私が彼の事を見定めるので一度レストラン に連れて行くよう告げる。 一方田之倉とはオフィスでは普段通りに接していた。 花笑は大城からは田之倉の送別会兼忘年会はどうするのかと 問われ一応出席の方向でと語る。 -------------------------------------------------------- 花笑は田之倉の夢を潰したくなくて自ら身を引く形で別れを 告げる。田之倉は会社を辞めることになり大学院入りを考える が、流石に一度は大学院入りを辞めたことを教授も快く思って いなかった為に、彼は戸崎の勧めでアメリカの交換留学を選択 することにする。 一方花笑は朝尾に相談すると、いきなり彼から結婚しようと してプロポーズされる。ときめきだけが愛ではなく、友達のような 関係から生まれる愛の形も有るのではないかとして説かれる。 花笑としては今まで朝尾をそのように見たことがなかった為に 自分の中で朝尾に対する思いがあるかどうかを模索する。 花笑は別れを決意し新たな道を模索する。 そんな状況の中朝尾からプロポーズされることで、花笑として はなかなか気持ちの整理も付かず困っていた。 周りから見れば花笑の相手に相応しいのは朝尾だと誰もが感じる 中、果たして花笑は完全に田之倉のことを忘れて朝尾の元へと 走るのか。 朝尾が花笑の流れに参戦するにはちょっと遅すぎたという感じが するし、「ディア・シスター」での長女と店のマスターとの関係も 同様なんだけど、プロポーズされて一度受け入れた相手との関係に 終止符を打って気持ちが混乱している中で、新しい男からは間髪 入れずにいきなりプロポーズをされるという状況がちょっぴり 強引に思えるところも有った。 このドラマ、異例の二期連続して描いていけばまた変わったの だろうけど、他の人がこの二人の関係に入り込むには時間的な スパンが短すぎた。 ただ朝尾が言う事がイチイチ正論過ぎるところも有ったし、 今回のドラマの流れが冒頭から終始、朝尾と結婚しろオーラで 包まれていたので、ドラマの流れからすると二人が結婚するという 選択肢はないなという感じ。 恋愛ドラマとして見れば、寧ろ瞳と加々見の方が歯切れの良さが 有り、感情移入しやすさは有ったな。 お一人様の戸崎と花笑が思わず映画館で再開してしまうところとか 面白いシーンでこういうところから物語が膨らんでいけば良いのに。 そしてなんと言っても大城の役割が良かった。 ドラマとしては別れの時を空港で行うというのが90年代の トレンディドラマの定番だけど、再開の為に待っているという シーンはなかなか斬新だったかも。 しかし花笑さん、新年を跨ぐ日を縁側で犬と過ごしていたけど、 普通寒すぎて耐えられないものが有るのではないかと。 青石 花笑 …… 綾瀬はるか (30歳、彼氏居ない歴30年、こじらせ女子) 田之倉 悠斗 …… 福士蒼汰 (21歳、アルバイト、現役大学生) 朝尾 侑 …… 玉木宏 (35歳、イタリア食品会社CEO) 大川 瞳 …… 仲里依紗 (25歳、花笑の後輩) 大城 壮 …… 田口淳之介 (29歳、花笑と同期) 加々見 龍生 …… 千葉雄大 (24歳、コネ入社) 鮫島 栄彦 …… 水上剣星 (社員) 勝浦 大知 …… 渡辺邦斗 (社員) 浅田哲也 …… 井川哲也 町田直隆 …… 神農直隆 高橋泰成 …… 金原泰成 羽生朋広 …… 中津川朋広 鈴木俊樹 …… 畑俊樹 笹野 一華 …… 平岩紙 (30歳、花笑の大学時代からの親友、2児の母) 武士沢 吉洋 …… 田口浩正 (寿司屋の店主) 立花 貴昭 …… 吹越満 (52歳、デザート原料課課長) 青石 巌 …… 浅野和之 (58歳、出版社・学術系新書の編集) 青石 光代 …… 高畑淳子 (56歳、元教師、花笑の母) マモル …… ジェントル 笹野 さやか …… 平澤宏々路 (娘) イタリア人シェフ …… ベリッシモ・フランチェスコ 戸崎啓子 …… 香椎由宇 (大学院生) 粕谷吉洋、竹井洋介、内田純、山野海、岩本乃蒼(アナ) アルベルトL、針谷桂樹、水野マリコ、吉田亜子、金聖香 有坂英縁