ロストデイズ (2014年1月期・フジ・土曜23時枠) 編成企画：高木明梨須 プロデュース：柳川由起子 脚本：徳尾浩司、加藤公平 演出：河野圭太、都築淳一 音楽：佐橋俊彦 主題歌 - 赤い公園「絶対的な関係」 第10話 涙…！殺人の告白〜明かされる秘密 *-------------------------------------------------------- 五月が崖から転落し、その近くに美希がいたのを見た篠。 篠は美希に気遣い、五月の遺体の件を話さずみんなには五月が 両親と共に帰宅した事を告げるが、いつまでも黙って居られず に五月が亡くなった事を語る。 そんな中突然五月がキッチンで手首を切って自殺未遂を図る。 すぐに対応した為に事なきを得るが、美希は私が梨花のことを 追い詰めてしまった事を告げる。 篠はナツに対してやはり五月を殺害したのは梨花だろうことを 告げる。自殺したということはそれを証明しているようなもの ではないかとナツに語る。ナツは篠に対して、実は五月の遺体 など存在しないのだろうとして、嘘だと言ってくれと語るが、 現実だと語る。梨花はみんなの事を裏切ったことに後悔してい たのだという。いずれにせよ亘がこの一件に関与していること には間違いないのではないかという。 梨花が安定剤で寝ている事を告げる茉奈に対して、ナツと篠は 全てのことを話して欲しいという。この状況の中、亘が関係して いない筈は無いと語る。しかし茉奈はいい加減何でも亘のせいに するのは辞めるべきだと語る。私はその件では何も知らないと いう茉奈だった。 篠は亘の元にいくと、あなたが関わらなければ関係が壊れる ことは無かったのだとするが、誰にだって秘密や嘘はあるもの だとして、善人面して自分の理想を押しつけている篠が他人を 傷つけていることに気が付いていないことの方が問題だという。 全員が五月のことを分かっていなかったのだとし、篠が語る 仲間とは大した関係だと皮肉られる。 亘は美希に対してこれ以上ここにいれば殺人犯の濡れ衣を着せ られる可能性があるので一緒に逃げようと語る。しかし美希は 梨花も五月も仲間であり、私だけ逃げる訳にはいかないこと を語る。 *-------------------------------------------------------- 五月が崖から転落して遺体として発見される。 足を滑らせて亡くなったのか、それとも何者かが意図して 殺害したのかが疑われる中、篠は五月の遺体の傍にいた美希が 事情を知っているのだと考え、美希は当時五月と一緒に歩いて いる梨花の姿を見たことを語る。梨花が自殺未遂を犯したこと を受けて、梨花の犯行説が既成事実化されていく中で、篠たちは いずれにせよ亘が関与していることは間違いないとして問い詰め ていく。 グダグダっと引き延ばしてしまった感じのするドラマの最終話。 ティーンズホラーは分野からして好きなジャンルなので、もう 少し日本でもこの分野を突き詰めて欲しいとする思いが有るけど、 可もなく不可もなくって感じだったかな。 取りあえず今風の若者を集めて、仲間とは何かを考えさせる ところは、今も昔も変わらないところで動いているテーマだった。 サプライズ感を表す為か、これまでの行動の数々と結果との 整合性が上手く機能していない感じがするし、五月の心情を見ると 最初から壊そうとしているとしか思えないところも有るので、 日記を読んでもイマイチ彼女の心情・行動を理解しずらい。 それ以上に亘が美希に対して異性としての感情を持ち併せている という設定には結論を見た後にもまるで説得力がなかった。 デジタル時代の若者たちの大半は携帯電話で繋がり、コミュニケート を取る中で、固執しているものの存在というものは興味深く 描かれたと思う。それを失うことのリスクなどをもう少し 考えて行動すれば良いのにと思うのだけど、実生活に於いて、 築いた信頼関係がもろくも盗聴器や盗撮などによって作られた 虚像によって破壊されるというのもまた寂しいものが有るって 感じだったね。 篠祐太 …… 瀬戸康史 (22歳、城慶大学テニスサークルリーダー美希を好き?) 桜田美希 …… 石橋杏奈 (22歳、お嬢様) 佐々木梨花 …… トリンドル玲奈 (22歳、クラブ"パラダイス"でバイト) 高野ナツ …… 吉沢亮 (21歳、ちょっと軽い) 笛木茉奈 …… 小島藤子 (22歳、美希と古くからの友) 立花五月 …… 三吉彩花 (20歳、後輩、亘を気に入る) 桜田亘 …… 桐山漣 (25歳、美希の兄)