MOZU Season1 〜百舌の叫ぶ夜〜
(2014年4月期・TBS・木曜21時枠)

監督 - 羽住英一郎
原作 - 逢坂剛『百舌の叫ぶ夜』『幻の翼』(集英社文庫刊)
脚本 - 仁志光佑
音楽 - 菅野祐悟





第6話 よみがえる殺し屋…妹の正体は
--------------------------------------------------------
新谷の元にやってきた葵美だが、中神たちによって捕まり
尋問を受ける。新谷は彼らが求めているICチップを持って
沈黙していると考えていたのである。新谷は葵美に対して
巻き込んだ事を謝罪。葵美は疲れたので少し眠ると語る。

倉木と美希、大杉は津城の元に集まる。
証拠品をみんなに配ると我々が大きな勘違いをしていたことを
語る。

一方拷問をしていた葵美が既に息絶えている事を知る。
それを知った中神たちはこの病院内で跡形もなく溶かすと
告げる。

新谷は激怒する中、幼少期の頃を思い出す。
和彦には妹の宏美がいるとされていたが・・・和彦は妹に
対して宏美はモズだと語る。

一方津城たちは現在記憶喪失だとされているのは新谷では
なく妹の宏美の方だと語る。宏美は和彦の一卵性双生児である
事を語る。
--------------------------------------------------------
中神たちは新谷のウィークポイトが葵美にあると知って拉致
する。彼はプロの殺し屋なので、自分の痛みに耐えられるが
果たして愛するものの痛みに耐えられるのか。しかし本当に
記憶を失っている新谷はICチップに関して何も話すことは出来ず、
そのまま葵美を失ってしまう。その悲しみから、彼は過去を
思いだし、そして全ての記憶が呼び起こされる。

いよいよ新谷の正体が明らかにされると共に、無双化している
彼を誰が止める事が出来るのかって感じですね。
公安の面々は確かに強いし、対応力はあるけど、やはり今回の
能力を見ていると殺し屋としての新谷のスキルはズバ抜けていた。

爆発当時のストーリーが描かれて興味深い反面、どの流れも
それなりに想定出来うるところが有った。

気になるのはICチップの中身と、千尋が行っていたとされる
過去の公安としての任務が何処に繋がって居るのか。

新谷家では姉が亡くなったことで父親は息子の一人を女性として
育てていたこと。そんな宏美と名付けた一卵性双生児の弟が
抱えている闇の中に、女性として育てられた以上の何かが存在
しているのか。虐待されて育ったのではないかとする疑いも有る
中で、現在に至るまでの宏美という人物に対する猟奇性が浮かび
上がる。
大切な人によって辛うじて殺意の欲望を抑えてきた彼としては、
セーブの利かない状況へと追い込まれていくのか。

思った程面白味を感じ無かったのが残念だった。
やはりこのドラマ、倉木たちが活躍してナンボのものなので、
新谷が活躍してもなんの爽快感もないな。


倉木尚武 …… 西島秀俊 (警視庁公安部特務第一課)
大杉良太 …… 香川照之 (捜査一課)
明星美希 …… 真木よう子 (警視庁公安部)
津城俊輔 …… 小日向文世 (警視庁警務局の特別監察官)
鳴宮啓介 …… 伊藤淳史 (警視庁台東警察署入谷交番)
室井玄 …… 生瀬勝久 (警視庁公安部)
新谷和彦 …… 池松壮亮 (プロの殺し屋)
中島葵美 …… 有村架純 (ライター)

東和夫 …… 長谷川博己 (アテナ・役員シニアアドバイザー)
中神甚 …… 吉田鋼太郎 (アテナ・マーシャルアーツアドバイザー)
倉木千尋 …… 石田ゆり子 (尚武の妻、元警視庁公安部捜査員)
倉木 雫 …… 小泉彩 (尚武・千尋の娘)
筧俊三 …… 田中要次 (フリーライター、「パラサイトネット」日本支部幹部)
来栖利理 …… 奥貫薫 (千尋の友人。メンタルトレーナー)
南 貴之 …… 染谷将太
明星香織 …… 音月桂 (美希の妹。獣医)
明星杏珠 …… 篠川桃音
明星胡桃 …… 平澤宏々路

深水元基、渡邉紘平、松本実、橋本禎之、青木健、中松俊哉
青木哲也、藤井祐伍、品川徹、生津徹、楊原京子
田中聡元、中山ヨシロヲ、伊藤水大毎、佐藤瑠生亮、大川春菜
池田祐斗



inserted by FC2 system