MOZU Season2 〜幻の翼〜 (2014年4月期・WOWOW・木曜21時枠) 監督 - 羽住英一郎 原作 - 逢坂剛『百舌の叫ぶ夜』『幻の翼』（集英社文庫刊） 脚本 - 仁志光佑 音楽 - 菅野祐悟 第5話 -------------------------------------------------------- 東の雇い主は池澤公安部長だった。 森原を爆死させその罪を倉木に背負わせた超本人であり、 彼は室井が行っていた公安省設置計画に便乗する形でその 計画を着々と進行してた。 そんな中倉木や美希は、元KGBで現在ロシア政府の諜報活動 組織であるFSBのスモロフを締め上げたところ、北海道に あるコロウ島に有る施設のことを口にする。しかし、その 直後美希の父である元公安の明星によって殺害される。 またグラークα作戦は国民監視システムの奪還だとされて いたが、実際にはタイラーは日本人二重スパイであり、その 人物の暗殺にある事を知る。 全ての事情を知っていたのは津城だった。 タイラーがころう島にあるシステムにいる事を知った倉木と 美希は現地に向かうと、25年前に無人島になり地図から 消えた島へと足を踏み入れることになる。 当時ころう島から本土に移住させた政府は地殻変動によって 大規模地震が起こるとされていたからだった。 本土に移住した島民は256名。 そして国民監視システムは80年代にサーバー上の情報を傍受 するシステムとして稼働しており、そのシステムをロシアに 乗っ取られていた。島が封鎖された時期とシステムが乗っと られた事件は時期的にも似ていた。 そんな中現在日本では国家機密保護法を巡り情報の開示が 可能となり、本当のことを開示される恐れがあるために 島の施設を破壊することをタイラーは目的としていた。 大杉は娘と共に一時の団らんを過ごす中、娘に対して、語り かける。娘のめぐみは父の会話のトーンから悪い話をされる ものだと感づいていた。大杉は娘に対してもしも俺が警察 に捕まったらどうするか。父が無実だと言ったら信じるかと 問うと、娘は信じる事を語る。 -------------------------------------------------------- 公安省設置に関して池沢が東を使って画策していることが 明らかになる中で、北海道には何らかのロシアの施設がある 事を知る。津城は全ての事実を把握していて、これまで公安や 国家が機密にしていたことが国家機密保護法の改正に伴い明らか にされることを恐れて、色々と真実を隠そうとしている流れが ある事を知る。倉木としては千尋が何故解放されたのか。 グルジア人によって拉致された空白の72時間を知る人物が タイラーであり、それが日本人の美希の父である事を知る。 その人物がロシアのコロー島の施設にいると知って美希と 倉木は現地へと飛ぶ。 地上波の段階で終わらせていた方が全然面白かったという 悲しいシーズン2だった。 倉木や新谷、そして東の公安同士の戦いであったり、殺し屋との 対決は面白いのだけど、そこに肉弾戦では部の悪すぎる 大杉とか池沢辺りを絡めてしまうと最早滑稽なものとしか写らない。 シチュエーション作りは相変わらず雑過ぎて、北海道の施設に 集合する流れも強引だし、和彦が池沢を襲う流れとか、そんな 自体が起きているのに周りにいた公安の職員が気が付くとまるで 誰もいなくなっていること。そこで和彦と大杉を無理矢理対決させ るわで、ちょっと見ていられないものも有った。 あの北海道の吹雪の中で、分かれて行動を取ろうという神経も よく分からないが、タイラーから事情を聞いたところでも、 イマイチ千尋を活かした理由もよく分からないし、無言電話や ダルマの存在もよく分からない。 全てを解決する必要はないのだけど、せめてダルマの都市伝説 に関しては、人々が夢で見るのではなく幻覚という形でニセの 目撃証言を意図して流している人物がいる程度に止めておけばヨカッ タのになと思わせた。 施設ではなく単なる座礁した潜水艦が有っただけだった。 正直こんな辺鄙なところで日本の情報を集めなくても良いのにね。 集中力が続かず、途中で何の意図があるのか分からないところ も有ったけど、もう一度見直す気力も無いのでまぁそんなところ なのかも。 倉木尚武 …… 西島秀俊 (警視庁公安部特務第一課) 大杉良太 …… 香川照之 (捜査一課) 明星美希 …… 真木よう子 (警視庁公安部) 津城俊輔 …… 小日向文世 (警視庁警務局の特別監察官) 鳴宮啓介 …… 伊藤淳史 (警視庁台東警察署入谷交番) 室井玄 …… 生瀬勝久 (警視庁公安部) 新谷和彦 …… 池松壮亮 (プロの殺し屋) 東和夫 …… 長谷川博己 (アテナ・役員シニアアドバイザー) 倉木千尋 …… 石田ゆり子 (尚武の妻、元警視庁公安部捜査員) 倉木 雫 …… 小泉彩 (尚武・千尋の娘) 筧俊三 …… 田中要次 (フリーライター、「パラサイトネット」日本支部 幹部) 来栖利理 …… 奥貫薫 (千尋の友人。メンタルトレーナー) 森原健吾 …… 瑳川哲朗 (内閣官房長官) 明星香織 …… 音月桂 (美希の妹。獣医) 明星杏珠 …… 篠川桃音 明星胡桃 …… 平澤宏々路 名波汐里 …… 蒼井優 (フリージャーナリスト、グルジブ共和国) 池沢清春 …… 佐野史郎 (警視庁公安部・部長) 落合 …… 出合正幸 (外事課捜査官) 加藤 …… 平山祐介 (警視庁刑事部捜査第一課) 向井 …… 五刀剛 (警視庁刑事部捜査第一課) 大杉恵子 …… 堀内敬子 (妻) 大杉めぐみ …… 杉咲花 (娘) チェルコフ …… セルゲイ・クワエフ (日本に潜入した工作員) 4代目イワン・タイラー …… 篠田三郎 (美希の父) ※クレジットはシーズン2全員の名前が記載されていたので以下略