信長協奏曲 (2014年10月期・フジTV・月曜21時枠) 原作 - 石井あゆみ『信長協奏曲』 脚本 - 西田征史 音楽 - ☆Taku Takahashi（m-flo / Tachytelic inc. / block.fm） 演出 - 松山博昭、金井紘、林徹 主題歌 - Mr.Children「足音〜Be Strong」 プロデュース - 村瀬健、羽鳥健一 第2話 学生服ｖｓ警官制服！！奇跡の出会いが運命を変える！！ -------------------------------------------------------- サブロー(信長)は帰蝶からは相変わらず"うつけ"呼ばわりされる。 サブローはこれでもうつけと言われたら傷つくので辞めて欲しい というが帰蝶は彼がうつけなので仕方が無いとして連呼して くる。 恒興からは台帳を調べて欲しいと言われていたサプローだが 家臣の名前が書かれているばかりの台帳に目を通す気にも なれなかった。そんな中、美濃の道三からのサブローに対する 会見の申し出であり遭うことになる。サブローは俺のことを 殺す気なのだろうとして断るが、それは出来ないと言われる。 サブローは帰蝶も同席して欲しいとし、娘が一緒であれば 道三が私を殺すはずはないと考える。しかし帰蝶はあいな男には 逢いたくないとして断られる。 一方駿河の今川は伝次朗からの情報で、美濃の道三が動いた ことを聞かされる。今川は伝次郎に対して段蔵と共にその 動きを見張るよう命令される。 サブローたちは道三と会見する為の着物を選ぶ。 あまり無礼な格好をしていくと殺される可能性があると家臣 たちから言われプレッシャーを感じるがなかなか決まらず サブローは自分で決めるという。 会見する寺で道三は義龍を連れてサブローがくるのを待つ中 サブローたちは到着する。しかしサプローが着てきたのは なんと学ランだった。 それを見た義龍は激怒して叩き殺そうとするが、道三はそれを 止めてサブローと二人きりにして欲しいと頼む。 サブローの前に道三が現れると、何と彼は警察官の制服を 着て現れる。なんと彼も現世からタイムスリップしてきた人物 だという事を知る。意気投合する中、サブローが2014年の 世界から来た事を知ってその世界では月面旅行や空飛ぶ自動車 が実現している世界なのか気にする。一方サブローは道三が 何時の時代の人なのか尋ねるとなんと1972年から40年もこの 世界にいる事を知る。道三は半ばこの世界で朽ちることに 諦めを持っていたが、普通タイムスリップしたものならば 戻れるハズだとして帰る方法があるハズだと語る。 -------------------------------------------------------- 過去の世界にタイムスリップしたサブロー。 なんとその世界は戦乱の戦国時代であり、しかも彼は信長と 似ているという理由で信長本人から立場を変わって欲しいと 言われていたのである。 そんな中、この世界が体験ツアーではなく、本当に人が些細な ことで斬り合い命を落としているのを目の当たりにする。 サブローは弱小国・尾張の当主だが、いつ攻め込まれてもおか しくない立場だった。帰蝶の父で美濃のまむしの道三を 味方に付ければ心強いものがあるのは確かだが、話はそう 容易なものではないことが分かる。 人権もなにもあったもんではない過去の世界に於いて、 人が簡単に殺し・殺され、そして自分が生き残る為には、親兄弟 も時には道具のように使い、有利に展開していこうとする世の中 に有って、サブローはどのようにして生き残っていくのか。 今の監視社会・学歴社会が如何に偏屈で不条理で有っても、この時代 には勝てないだろうってくらいに不条理さにかけては輪をかけた 世界観がある中で、言動一つで生死を分ける緊迫感の中、 如何にして信長が戦国時代を終結に向かわせたのかということを 描いていく。 日本人の中でも歴史好きな人を除いては、意外と学生時代に 学んだ歴史などは忘れている部分があるだろうし、細かいエピソード まではどうなったのかは知らない人も多いのだろう。 そんな部分を上手く突いた展開で、それでも結末的には史実に 沿ったものを作っていくという流れの転換作業を上手く描きつつ 当時の価値感を変えるに値する人物像というものを描いている。 サブロー以外にも未来から来た人物がいたということで、 益々ドラマとしては他にもどの人物が未来から来た人物に該当するのか に於いても楽しいものが有るし、どのようにして未来と過去が 繋がって居るのかも今後の興味として残っている。 本当の親子ではないし、本当の恋人ではないけど目の前のことに 現在の価値観の下で上手いこと一人の人間の命を大切にする 気持ちの伝搬というものを"現代の世界では命の重さなど考えたこと もないような若者"にそれを課していく辺りの展開は面白いなと 思う。 まだまだ不穏な動きは存在しているし、名前を聞いてもこの 場面でこの人は何をしたのか?みたいなところで、戸惑うシーン が多いところもまたこのドラマを興味深く見せている一員になっ ているな。 サブロー / 織田信長 …… 小栗旬 明智光秀 …… 小栗旬（二役） 帰蝶 …… 柴咲コウ (義龍の妹) 池田恒興 …… 向井理 (信長の家来) 田原伝次郎 …… 山田孝之 (間者) 竹中半兵衛 …… 藤木直人 前田犬千代 …… 藤ヶ谷太輔 ゆき …… 夏帆 (帰蝶の侍女) 徳川家康 …… 濱田岳 柴田勝家 …… 高嶋政宏 (信行の家臣) 森可成 …… 森下能幸 (信長の家臣) 丹羽長秀 …… 阪田マサノブ (信長の家臣) 佐々成政 …… 阿部進之介 沢彦 …… でんでん (信長の家臣) 斎藤義龍 …… 新井浩文 (斎藤の長男) 斎藤道三 …… 西田敏行 (美濃の大名、義龍の父"美濃のマムシ") 段蔵 …… 早乙女太一 (間者) 今川義元 …… 生瀬勝久 (間者) 長屋景興 …… 鶴田忍 道三の忍 …… 仁科貴 浦野博士 河野達郎、金子太郎、飯野泰功、巴山祐樹、鈴木誠克 助友智哉、志野リュウ、伊藤豊、北和輝、白神允、寺田清正 村田佑輔、桜井ハル、広瀬圭祐、村本明久、岡田賢太郎 佐藤五郎、大平真嗣、島崎友之、本城雄太、Romi、杉山裕右 阿部岳明 中村優里、黒岩桃子、大縄みなみ、鬼束桃子、富田エル、凛 斉藤範子、小川夏果、藁科早紀 大久保栄一、小仁所保紀、中道宏幸、山村賢、出口正義 遊木康剛、高野ひろき、森本武晴、福吉寿雄、川勝折れ木 岡部務、平家秀樹、芹沢礼多、中田敦夫、鮫島満博、田崎トシミ 須間一也、内田恵司、上園貴弘 平澤宏々路、赤城くれあ、のーでぃ、久保寺瑞紀