信長協奏曲
(2014年10月期・フジTV・月曜21時枠)

原作 - 石井あゆみ『信長協奏曲』
脚本 - 西田征史
音楽 - ☆Taku Takahashi(m-flo / Tachytelic inc. / block.fm)
演出 - 松山博昭、金井紘、林徹
主題歌 - Mr.Children「足音〜Be Strong」
プロデュース - 村瀬健、羽鳥健一





第6話 オニが城にやって来た! 全国指名手配の書状
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サブローは自分と入れ替わった本物の信長のことを明智光秀
として家臣のみんなに紹介する。彼は足利義昭を紹介してくれる
という。13代将軍・足利義輝の弟君で、義昭はかねてより
将軍の座を狙っていたという。織田家が上洛の目的は京に上が
り、全国に力を知らしめることだが京に入る朝廷の了承が
必要だった。そこで義昭を擁立すれば力になってくれるとの
こと。しかし恒興は殿(サブロー)の問題として作法や身なりの
問題が有るとして、面会までにみっちりと指導される。
そもそも髪型も問題で、森のように"さかやき"をすべきだと
いう。しかしそれは清潔なこととはいえ、頭を剃ってつるつる
にすること。サブローは猛反対をする。絵師に描かせた完成図
まで用意されるが・・

帰蝶からはどんな姿でも良いとされながらも、"さかやき"姿
を想像して笑われる。夫にはフサフサである事を求めるもの
ではないのかと。

いざ、京へ。
信長は義昭や細川が居る中で、擁立してくれた信長に感謝を
示す。父親になっても良いとまで言われる。義昭は世の中
の全てが足利に忠誠を尽くして働く世の中をつくりたいと
されるが、それを聞いた信長は「断る」と語る。誰か一人の
世の中ではなくみんなの世の中を作りたいのだという。
その為にも天下を取る事を語る。
信長は京に来たついでにビーダマや帰蝶に頼まれた着物を
購入していく。
帰り道に信長は、長政に嫁いだ妹・お市と逢ってお土産を
渡す。

お市は恒興と逢うと、恒興の言葉を信じて良かったと語る。
大切な人が沢山居ること。
また信長は長政と会うと早速義昭からの副将軍の座を断った
という武勇を尋ねられ、信長は自分はみんなが幸せな世を
作ると約束したのだとし、身分とか立場とか関係無くみんなが
好きなように勉強したり仕事をしたり遊んだりする世の中を
作りたい事を語る。
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サブローは明智光秀の手引きで足利義昭とコンタクトを取る
ことに成功し、京入りの為の朝廷からの了承も得ることになる。
しかし信長は自分の理想としている世の中について言及した
ところ、足利義昭にとっては将来必ず脅威になると言う事を
実感し、全国の大名に向けて織田討伐の"指名手配"をすること
になる。武田や上杉などの武将に狙われたら織田にとって致命的
になるという中、長政からの提案で、早急に朝倉義景と同盟を
結び、その流れを止める必要があると説得される。朝倉と長政
は旧知の仲だが、織田にとって朝倉は敵国に該当していた。
果たして会談は上手く行くのか。

戦国乱世の時代故に、人を信用出来ない風潮が出来上がっている中で、
如何にしてその価値感を揺るがしていくのか。
史実との整合性を図りながらも、織田として活動するサブローは
理想を掲げて主張していく。

少々この手の特異な設定のドラマも飽きて来た気がする。
中だるみしている中で、結構厳しい状況が訪れてはいるのだけどね。

時代を越えても変わらないものと変わるものの違いは有るけど、
変わらざるを得ないものという曖昧なものが、ドラマの中では
突きつけられた格好で、それでも自分の信念を貫けるものなのか
どうかが問われていく。
個々の人間力を遥かに越えた力が働いている感じで、一番辛いのは
その声が届かないという思いなのだろう。

歴史に詳しい訳では無いけど、朝倉とか浅井家が織田によって
倒されることは自明の理。このドラマ性からすると、
浅井は朝倉ではなく織田に加勢して打ち破られて、その後に
織田が朝倉を討伐していくみたいな流れは有りそうだね。

間者として存在しているゆきが朝倉に繋がって居ること。
間者である猿こと藤吉郎が浅井久政と繋がって居ること。
明智光秀に至っては足利に取り入っている姿がある。

織田がどういう奇策でこの状況を打開していくのか。

またしても平成を知る男が登場した。
平成を知るにしても、タイムスリップした時期が違うとそれだけ
で既にジェネレーションが変わっているところがあるというのは
面白い。「いいとも」が終了したというやりとりは如何に、
日本の中で一つの時代が終わったことを象徴していると共に、
面白いやりとりとして利用された。

しかし出来れば逃げるという選択肢ではなく、何か上手いこと
奇策を発揮して解決して欲しかったね。


サブロー / 織田信長 …… 小栗旬
明智光秀 …… 小栗旬(二役)
帰蝶 …… 柴咲コウ (義龍の妹)
池田恒興 …… 向井理 (信長の家来)
田原伝次郎 …… 山田孝之 (間者)
竹中半兵衛 …… 藤木直人
前田犬千代 …… 藤ヶ谷太輔
ゆき …… 夏帆 (帰蝶の侍女)
徳川家康 …… 濱田岳
柴田勝家 …… 高嶋政宏 (信行の家臣)
森可成 …… 森下能幸 (信長の家臣)
丹羽長秀 …… 阪田マサノブ (信長の家臣)
佐々成政 …… 阿部進之介

お市 …… 水原希子 (妹)
竹中重矩 …… 上山竜治
浅井長政 …… 高橋一生 (近江の城主)
浅井久政 …… 村井國夫 (長政の父)

足利義昭 …… 堀部圭亮 (十三代将軍義輝の弟)
松永弾正久秀 …… 古田新太 (鬼、ヤクザ、入れ墨)
朝倉義景 …… 小市慢太郎 ()
細川藤孝 …… 市川知宏


横塚真之介、徳秀樹、大内敦雄、牧光利雄、黒田浩二
橋本銀次、岡田賢太郎、佐藤五郎、島崎友之
村本明久、上園貴弘、杉山裕右、本城雄太、中村優里
斉藤範子、富田エル、凜、



浦野博士
河野達郎、金子太郎、飯野泰功、巴山祐樹、鈴木誠克
助友智哉、志野リュウ、伊藤豊、北和輝、白神允
村田佑輔、桜井ハル、広瀬圭祐、村本明久、岡田賢太郎
佐藤五郎、大平真嗣、島崎友之、本城雄太、Romi、杉山祐右
阿部岳明

古川慎、徳井広基、川井つと、吉田晋一、中島栄治郎
元尾裕介、ペロリ、大間剛志、佐々木将志、青柳尊哉
三濃川陽介、藤本弦希、下原行弘、古閑理、佐竹未羽
菊地琉碧、菊地優花、足立建夫、たくみさよ、宮島健
横山みさ子、斉藤一平、村田誠司、鈴木歩己、加藤竜治
澤純子、金田直子、新野マコヤ、MINAE、間宮葉月
戸佐幸善、小野瀬侑子、三好夢摘、出口正義、関田安明
後藤健、広森春樹

仲上満、工藤孝裕、中村優里、斉藤範子、凛、甲斐恵美利
中野魁星、黒田浩二、木場允視



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