信長協奏曲
(2014年10月期・フジTV・月曜21時枠)

原作 - 石井あゆみ『信長協奏曲』
脚本 - 西田征史
音楽 - ☆Taku Takahashi(m-flo / Tachytelic inc. / block.fm)
演出 - 松山博昭、金井紘、林徹
主題歌 - Mr.Children「足音〜Be Strong」
プロデュース - 村瀬健、羽鳥健一





第10話 ニセモノは追放せよ!殿のために死んでいった者たちへ
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サブローは光秀とサル・秀吉が延暦寺を侵略した件で少なからず
ショックを受ける。周りの家臣も織田の神をも恐れぬやり方に
ちょっぴり引き気味。光秀はサブローにやり過ぎたとして謝罪
するとサブローはもう自分は織田信長としてやってはいけない
事を告げる。しかし織田の為にやったのだと言われる。みんな
にはなんと言えばいいのかと頭を抱えるサブロー。

帰蝶はゆきに対してデートしたくはないかと問う。
大切な人がいると大きな心の支えになるという帰蝶。ゆきは
帰蝶の相手は信長なのかと問うとそれを認める。

サブローは家臣が居る前で「俺が間違っていた」と語るが
天下を取る為には避けられないことだったとして寧ろみんな
の方がサブローの苦渋の決断に同情的だった。しかも森を
倒した敵であること。しかしサブローはそれでもむやみに
人を殺して天下を取っても嬉しくない事を語り、家臣には二度
とこんなことはしないよう語る。
恒興はなんで急に態度が変わったのかと不自然に感じる。
そんな中恒興は光秀が忘れていった扇を目にする。

帰蝶はサブローにゆきの件で相談する。

一方半兵衛は弟の重矩に頼んで木下藤十郎のことを調べて欲しい
と語る。
秀吉は蜂須賀小六から今後の計画を問われると、良い方法が
あるとして含み笑いを浮かべられる。

恒興は光秀の姿を見つけて「殿」と声を掛けると彼は振り向く。
どうして振り向いたのかと問うと、あなたこそ本当の信長では
ないのかと尋ねる。否定する光秀だが恒興から忘れていった
扇の文様には織田家の家紋が入っていることを指摘し、これこ
そ・父・信秀から信長に手渡された証拠だとして突きつける。
流石乳兄弟だとして、久しぶりだと語る。
入れ替わったとする事情を語る中、今信長を装っている人物が
何者なのかは分からない事を告げる。それを聞いた恒興は
偽物を命をかけて守ってきたことに憤りを感じる。
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サブローは延暦寺を侵略した明智光秀の行動に対して、無駄
な殺生をしたことに憤りに感じる中、他の家臣には同様のことは
しないよう訴える。しかしサブローが言い訳を考えている中で
家臣達はサブローのしたことは、天下取りの為には仕方のない
ことだとして理解している姿が有る。更に秀吉は森の敵討ち
だということを名目に、寧ろ正しいことだったとして吹き込んで
いく。サブローの性格がコロコロ変わる姿に流石の恒興も
光秀が本当の織田信長だということに気が付いていく。

とても複雑な状況だけど、結局最終的にはサブローが持つ平成
かぶれの論理・思考ではなく、戦国時代の論理こそ現状では求め
られているもので、大事な場面では本物が活動して美味しい部分
をかっさらっていくのだろう。

これまでの織田・尾張としての基盤作り・精神的なものをサブロー
がたたき込んで、戦国時代に於ける非情な状況は全て光秀が
担当していくようだ。

そもそも何故光秀が当時逃亡しようとしていたのかが謎であり、
あの時の逃げる姿を見れば、正直光秀の中にある精神的なものの中に
芯の強さを感じることが出来ない。
その事情を知っても家臣達は偽物よりも本物だという気持ちに
上手く推移していけるのかどうか。

恒興の気持ちも分からないではないけど、これまでのサブローの
功績というものにまるで目を向けておらず、そもそも信長本人
による意向でサブローが指揮を執っていたということが抜け落ちて
いる。
周りで偽物サブローが迫害される中、帰蝶がどういう考えを
持っていくのかがポイントとなりそうだ。

秀吉の存在と徳川の存在、そして細々と動いている半兵衛などの
動きなど気になるものが有りますね。

ゆきの使い方とか面白く、小泉景邦が出てきた時に、実はゆきの
存在がバレてしまわないかヒヤヒヤさせられるところも有った
けど、「偽物の為に血を流した」という言葉だけが駆け巡り、
自分の罪にも現状にもまるで無視しているような印象が有るな。


サブロー / 織田信長 …… 小栗旬 (尾張国、織田信秀の嫡男)
明智光秀 …… 小栗旬(二役)
帰蝶 …… 柴咲コウ (斎藤道三の娘、義龍の妹)
池田恒興 …… 向井理 (信長の家来)
田原伝次郎 …… 山田孝之 (浅井久政の間者/信長の家臣・羽柴秀吉)
竹中半兵衛 …… 藤木直人 (信長の家臣)
前田犬千代 …… 藤ヶ谷太輔 (信長の家臣・前田利家)
ゆき …… 夏帆 (帰蝶の侍女)
徳川家康 …… 濱田岳 (三河国、松平広忠の嫡男)
柴田勝家 …… 高嶋政宏 (信行の家臣)
森可成 …… 森下能幸 (信長の家臣)
丹羽長秀 …… 阪田マサノブ (信長の家臣)
佐々成政 …… 阿部進之介 (信長の家臣)

お市 …… 水原希子 (信長の妹、長政に嫁ぐ)
竹中重矩 …… 上山竜治 (半兵衛の弟)
浅井長政 …… 高橋一生 (近江の城主)
浅井久政 …… 村井國夫 (長政の父)

足利義昭 …… 堀部圭亮 (十三代将軍義輝の弟)
松永弾正久秀 …… 古田新太 (鬼、ヤクザ、入れ墨)
朝倉義景 …… 小市慢太郎 (越前の当主)
細川藤孝 …… 市川知宏 (義昭の家臣)
蜂須賀小六 …… 勝矢 (秀吉の部下)

森勝蔵 …… 北村匠海 (長男)
森蘭丸 …… 田中奏生 (次男)
小泉景邦 …… 木下ほうか (朝倉義景に忠誠を誓う)

加山到、横塚真之介、徳秀樹、村上和成、坪谷隆実、黒田浩二
橋本銀次、富田エル、黒岩桃子、

浦野博士
河野達郎、金子太郎、飯野泰功、巴山祐樹、鈴木誠克
助友智哉、志野リュウ、伊藤豊、北和輝、白神允
村田佑輔、桜井ハル、広瀬圭祐、村本明久、岡田賢太郎
佐藤五郎、

本城雄太、杉山裕右、黒瀬真理、木場允視、雲省大輔
田中良、坂本隆、菊地雄大、矢島一憲

赤星昇一カ、コビヤマ洋一、岩田丸、菅登未男、山内ツトム
小川慶永、手塚涼太、込江大牙、高井雪乃介、来栖聖樹
出口正義、木場允視、雲省大輔、高野ひろき
帯金伸行、黒岩桃子、玉一禄大


北ひとみ、近藤弐吉、笠原紳司、古屋治男、木場允視
山村賢、村上和成、坪谷隆崇、谷遼、渋谷そら
横溝菜帆、佐々木六花、

線谷優治、板東正隆、岡本梢、成藤茉衣、安藤桧、開田安明
舟山弘一、雲雀大輔、高野ひろき、坂本隆、影山大輝
帯金伸行



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