女はそれを許さない
(2014年10月期・TBS・水曜22時枠)

脚本 - 高橋泉、清水友佳子、渡辺啓
音楽 - 遠藤浩二
演出 - 滝本憲吾、竹村謙太郎、酒井聖博
チーフプロデューサー - 加藤章一
プロデューサー - 浅野敦也、松本桂子
主題歌 - いきものがかり「GOLDEN GIRL」





第1話 最強弁護士タッグが悩む女性たちを救う! オンナの敵を成敗!
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うららは父が亡くなり実家で葬式に出る。
うららは軽く挨拶をする程度でまた東京に戻る事を告げる
が、母に対してこのままここに居ても良いかと問うがダメ
だと言われる。悔いても何も変わらないよと言われる。

その頃法廷では、セイント法律事務所の海老沢凜香が法廷
に原告側代理として立っていた。フォースジャパン社の
内視鏡の設計図をジェネワールド社が特許の侵害を犯した
もので、何処からか入手した被告の会社の図面とを
見比べて明かな侵害であることをアピールする。
負け戦になりかけた訴訟を一季にひっくり返した瞬間だった。
助手をしていた工藤弁護士はそんなものを何処から手に入れた
のかと驚く。
凜香は訴訟をひっくり返してはいるがきわどいことをしている
ことは確かだった。
事務所の所長の伊藤や副所長の児玉も凜香のやり方に対して
いつもその調子で成功する訳がないと語る。
葛城から凜香に対して来週の面接官は凜香だと言われる。
どうせロクな人材はいないとして時間の無駄だというが・・

弁護士資格を持ちながらも派遣社員として働いていた
岩崎麗。過去に担当した小川のケースで失敗を犯して
法廷に立てずにいた。今はロースクールに通っていた際の
借金の返済をしてバイト生活だった。
友人の幸子や恵美子と喫茶店で会話する中、二人は家庭を
持ちながらも積極的に仕事の復帰の事を考えていた。
麗はまた弁護士に戻らないのかと問われる。

麗は早速弁護士事務所に面接にいく。
しかし一年半前に犯したミス一つで弁護士から外れている
麗のことをなかなか受け入れる事務所はなかった。
面接する凜香は麗に対して質問を投げかける。資格があるのに
事務の仕事を希望する彼女を不思議がる。何のために弁護士
の資格を取ったのかと問われ、人の役に立ちたいと思ったことを
素直に語るがくだらないと一蹴されるのだった。
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岩崎麗は父が人権派弁護士だった為に、自分も弁護士になる
が、過去に自分が担当した案件でミスを犯したことがきっかけ
で弁護士業から離れてアルバイトする生活をしていた。
30歳を越えた今、周りでは家庭を持つ人、仕事に生きる人が
目にして、自分もなんとかして人の役に立つ弁護士になりたいと
奮起する姿が有った。しかし過去のミスによって心に傷を背負う
彼女としては、なかなか所属する弁護士事務所も決定せず・・
そんな中、大手事務所に勤務していた海老沢凛香は、身内から
汚職の罪を着せられて事務所を追い出される。なんとかして
復帰したいと考えていた。

最近の深田恭子さんのドラマは外れがない印象だな。
女性のための・・・なんて言うと、テレビ朝日のドラマの
「7人の女弁護士」を想像してしまうけど、仕事と家庭に悩む
女性を通してよりリアルに女性の生き方を追求していくようだ。

クライアントに対して二人の性格の違う女性弁護士が、角度の違う
方向から弁護を担当していくことで、どちらの弁護方針が
正しいのかということを示す流れは面白いし、凛香のようなより
利益をもたらす弁護士と、金にはならないけど依頼人の最も望む
形の結末に向けて動く弁護士の二人が活躍するところは面白い
設定だと思う。

法廷に立つことが恐いという彼女に、法廷に立たずに済む方法
だってあるという価値感を吹き込む凛香と、クライアントの利益が
必ずしも金銭的問題だけではないとすることを示す麗の性格の
違いが互いに足りないところを補っていくと良い感じのドラマに
なりそうだけどね。

麗の過去に何が有ったのか・・というこの辺の設定は如何にも
日本のドラマ風だけど、こういう過去の描き方ってもう少しなん
とかならないのかな。
TBSさんのドラマは回想シーンで同じシーンを繰り返し描くこと
が多いね。

しかし折角女性で頑張っていた案件だったのに最後は助けた
義理とはいえ、男性に頼って圧力をかけてもらうというのも
少し残念なネタだった。


岩崎 麗 …… 深田恭子 (31歳、弁護士)
海老沢 凛香 …… 寺島しのぶ (41歳、弁護士だったが・・)

忠守 藤次郎 …… 上川隆也 (46歳、忠守法律事務所・所長)
滝口 泰輔 …… 溝端淳平 (25歳、忠守法律事務所・裁判官志望)
桑元 舞子 …… 山野海 (53歳、忠守法律事務所・事務員)
セイント法律事務所

児玉 義勝 …… 竹中直人 (52歳、セイント法律事務所・副所長)
葛城 雄二 …… 加藤雅也 (49歳、セイント法律事務所・弁護士)
工藤 誠司 …… 吉沢悠 (35歳、セイント法律事務所・弁護士)

蝶野 薫 …… 松重豊 (50歳、バーカタストロフ店長、あっち系)
リョウ …… 春輝 (バーカタストロフ店員、そっち系)

篠田秀樹 …… 三浦浩一 (ナナフーズ、取締役)
岩崎昭夫 …… 山中聡 (麗の父)
岡崎健吾 …… 鈴木勝大
佐々木弁護士 …… 小須田康人 (ナナフーズの法務)
三上淳 …… 増田修一朗 (麗が過去に弁護した)
ナナフーズ社長 …… 児玉頼信
野田さやか …… 中越典子 (マタニティハラスメント被害を訴える)
三枝百合子 …… 清水美沙 (ナナフーズ・開発課部長)
知香 …… 久家心 (連れて行かれる)

小宮久美子、辻つとむ、坂口進也、山口晃、宮沢大地
中脇樹人、矢島俊作、藤原智之、森由佳

松林うらら、土井玲奈、滝澤晴幸、岡野友紀、川嶋秀明
山本真由美
折井あゆみ、高松克弘、川守田政人、五辻真吾、澤純子
行武裕美

今瀬葵、古川伴睦、城戸光晴、チャールズ・グラバー
ロイック・ガルニエ



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