女はそれを許さない (2014年10月期・TBS・水曜22時枠) 脚本 - 高橋泉、清水友佳子、渡辺啓 音楽 - 遠藤浩二 演出 - 滝本憲吾、竹村謙太郎、酒井聖博 チーフプロデューサー - 加藤章一 プロデューサー - 浅野敦也、松本桂子 主題歌 - いきものがかり「GOLDEN GIRL」 第4話 離婚裁判…別れたい妻ｖｓしがみつく夫！ -------------------------------------------------------- 麗はかつて田島健吾の少年裁判に於いて、裁判の途中で抜けだ したことも有り、健吾からは全部お前のせいだと責められていた。 そんな中事務所には夫の横森茂と離婚したいという妻の紗英が やってくる。夫に離婚のことを口にしたがどうしても認めて もらえないという。 話を聞くと夫は司法試験を受けてから10年が経過しているが 未だに合格しておらず、週三回、早朝の2時間に清掃のアルバイト をしているが、それ以外の生活費や学費は全て私が支払って いるというのである。しかしもう金も気力も尽きたというもの。 凛香は誰でも出来る様な案件だとしてこの件には消極的だった。 滝口と麗は紗英と共に茂の元にいく。 茂は弁護士を雇ったのかとするが自分は絶対に妻とは別れない という。 話合いも出来ず帰宅した麗に対して交渉の段取りもマトモに 出来ないのかとして凛香は呆れる。夫側の弱点を探るよう 麗たちに語る。 麗は岡島の母の元にいくと、健吾は仕事を探しているが、前科が 有るので仕事は無理だという。麗は健吾の元にいくと、彼は麗に 対してあの時逃げたことを責め、お前でなければ今頃オレは マジメにやっていたのだという。 麗は健吾が面接したレストランの佐山に逢いに行くと、面接で 落とした理由が書類審査の段階だった事を知る。麗は本来 前科を言う義務はないが彼は正直に話した事を告げ、考え直す 様求める。 茂はヒステリックなところがあると紗英は語る。言葉や態度 で紗英を責めればモラルハラスメントを訴えて、離婚事由にも なる事を語る。しかし紗英は慰謝料の請求はしない事を告げ、 早く新しい道に進むために離婚をしたいのだと語る。あなた はこれまで何処に宿泊しているのかと問うと、決して男性の家 などには泊まらないよう釘を刺す。そうなれば離婚で不利になる のだと。麗は宿泊場所に困っている彼女にウチに来ないかと 語る。 -------------------------------------------------------- 麗たちの元に依頼人として現れたのは、離婚を求める女性の 紗英だった。 10年間献身的に夫を支えてきたが、金銭的にも気力的にも 限界に達したという彼女。夫の茂は弁護士を目指して10年間 司法試験を受け続けているというが未だに受からず、ストレス から夫の態度にも刺々しさを感じるようになったといもの。 しかし茂は離婚には応じないということで、それが嫌ならば 裁判でもすれば良いと語る。 正直ネタとしては法廷論争する程のものではなく、先ずは離婚 調停を行うのが本来の流れではないのか。 いきなり法廷に立ち、しかも一方的に麗が話していたような 印象しか残らなかったので、違和感ばかりが残る。 今回はこれまで初回から描いてきた麗の法廷に立てなくな ったとされる過去に犯した過ちについて言及された。そしてそれに 付随する形で連鎖的に起こしてしまった彼女自身のミスという ものを取り戻す為に、ここに来て過去の過ちを取り返す行動を取って いく。 基本的にこうなることの元凶のエピソードにまでは至って いないけど、それでも取りあえずは一つの心の重荷を取り除く ことが出来たのは喜ばしいところかも。 勇気を無くした時に支えてくれる優しい先輩弁護士に囲まれて いるところもまた、麗にとっては幸せな状況なのだろう。 競争心の激しい事務所であれば、凛香のように追い出されるだけ で何も出来ないままで居た可能性も有る。 離婚が成立した後のエピソードがまた麗らしさを見せるシーンの 一つなのだろうけど、これを提言するのはドラマとしては悪くは ないけど、ちょっぴり現実的に考えると余計なお世話感も有る。 その余計な部分にこの人の良さが含まれているのだろうけどね。 そして小馬鹿にしている凛香がしっかりサポートしていて、 影で見守っているという辺りも悪くない。 蝶野さんはバーも経営していたり、探偵まがいなこともしたりで 相当忙しいね。 岩崎 麗 …… 深田恭子 (31歳、弁護士) 海老沢 凛香 …… 寺島しのぶ (41歳、弁護士だったが・・) 忠守 藤次郎 …… 上川隆也 (46歳、忠守法律事務所・所長) 滝口 泰輔 …… 溝端淳平 (25歳、忠守法律事務所・裁判官志望) 桑元 舞子 …… 山野海 (53歳、忠守法律事務所・事務員) 児玉 義勝 …… 竹中直人 (52歳、セイント法律事務所・副所長) 葛城 雄二 …… 加藤雅也 (49歳、セイント法律事務所・弁護士) 工藤 誠司 …… 吉沢悠 (35歳、セイント法律事務所・弁護士) 蝶野 薫 …… 松重豊 (50歳、バーカタストロフ店長、あっち系) リョウ …… 春輝 (バーカタストロフ店員、そっち系) 岡崎健吾 …… 鈴木勝大 (出所する!?) 三上淳 …… 増田修一朗 (麗が過去に弁護した) 三上浩子 …… 紺野まひる (知香の親権を取るが・・虐待) 三上知香 …… 久家心 (連れて行かれる) 横森紗英 …… 酒井若菜 (離婚を求める妻) 横森茂 …… 山中崇 (弁護士を目指す夫) 裁判長 …… 菅原大吉 兼松若人、小林優斗、笹山哲平、辻つとむ、坂口進也 熊木聡一、橘ゆかり、川面千晶、川畑和雄、中俣雅章 DJ HAYATO