女はそれを許さない
(2014年10月期・TBS・水曜22時枠)

脚本 - 高橋泉、清水友佳子、渡辺啓
音楽 - 遠藤浩二
演出 - 滝本憲吾、竹村謙太郎、酒井聖博
チーフプロデューサー - 加藤章一
プロデューサー - 浅野敦也、松本桂子
主題歌 - いきものがかり「GOLDEN GIRL」





第7話 退学強要!?セレブ学園ママカースト地獄
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凜香は葛城が、帝和商事の件でハメた人物ではないかと疑い
それを問い詰めると証拠は有るのかと問われる。見つけたら
法廷で戦うまでだと。

凜香は夫の病院が帝和商事の産業医となっている聖子に会うと
今度総務部長を紹介して欲しいと頼む。一緒に同窓生たちで
ランチを取り合っていると、そこには凜香の大学時代から
の天敵である神谷菜津子がやってくる。それを知った凜香は
仕事があるので帰ると席を立とうとするが、神谷からは
仕事って町弁の事務の仕事でしょとしてセイントを辞めて居
ることを知られていた。神谷は自分は大手を辞めて独立して
居る事を告げウチでも事務員を捜しているので雇おうかと
挑発してくる。

事務所では凜香がスタッフたちに荒ぶる姿を見て機嫌の悪い
彼女に何が有ったのかということに。
そんな中忠守から麗に対して女手が必要なので手を貸して欲
しいと言われる。

事務所には三沢麻子と娘の真由が来ていた。
真由は聖ベルダ女子学院の中等部でチアリーディング部に所属
しているが部活の練習中に友達に怪我をさせてしまい、怪我
は捻挫で全治三週間だというが、その親御さんから慰謝料を
請求されたのだという。訴えてきたのは山本鈴代で、怪我を
させたのは真由と同じ部の香奈恵だった。
すぐに謝罪に行ったのだがわざと娘が突き飛ばしたのだとして、
大会に出場できないことへの精神的苦痛も含めて200万円の
請求をされたのだという。部活中に部員同士がぶつかることは
良くある事だが決してわざとぶつかってはいないと語る。

麗と忠守は部活の練習を見に行く。
顧問の神田から話を聞くと、居残り練習中での事故なので
私の管理者責任は無いとして他人行儀。

一方三沢家では生活がカツカツの中、真由は練習着が必要だ
として両親に25000円を求める。夫は妻に対して無理して
私立になどいれるからだとして妻を非難する。
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忠守の事務所に二組の依頼人がやってくる。
一人は名門女子校の中等部で部活動中に同級生を怪我させて
しまったとする損害賠償の訴え。もう一つは老舗和菓子店
の"つかだや"の経営権を巡り、父が残した遺産・遺言を巡る
争いだった。
凛香の前に現れたのは、ロースクール時代からのライバルだっ
た神谷菜津子だった。彼女は独立しており、凛香のことを
小馬鹿にするようなことを語っていく。

ドラマとしてはプライド・見栄などがテーマとして存在している
内容だった。

ドラマはなかなか面白く見ていられるものが有り、それぞれに
活躍の場を与えてバランスの良さを感じるものが有るけど、
ドラマとして一番難しいであろう情報の収拾の場面を全て
蝶野の隠密行動の中から得てくる情報を元にしているという点で
かなり内容的には都合良く作っている感じ。まぁその分テンポが
よくて核心部分だけを見られるので楽しい流れが有るのだけどね。

麗の成長具合というものも感じられるものが有るし、凛香に対する
麗の突っ込み具合も冴えを見せ始めた感じ。ようやく一つのチーム
として機能し始めたのではないかと思う所で、いよいよ核心の
流れへと突入する予感を見せるところなど、盛り上げ方としても
十二分のものが有る。

個々のエピソードでは、ママ友いじめ、私立の寄付金ネタなどは
この手のドラマの定番であり、無理してでも私立の名門校に行かせる
ことへの子供の気持ちを無視した母親の過度のプライドが大なり小なり
今回のドラマを裏で操っているボスキャラ・徳永にも言えることで、
舞台設定はそのまんまTBSのドラマ「夜行観覧車」みたいな流れが
有る。

一方の遺産相続を巡る遺言書の流れは、凛香と神谷の対立を描いた
感じのもの。神谷がどれ程の実力があるかどうかは分からないけど
周りからの事情を聞けば簡単に事実関係が分かりそうなものが有る
よなぁ。

それにしても相変わらず宮澤美保さんは美しい。意地悪な母親役
だったけど、ズバ抜けていたな。


岩崎 麗 …… 深田恭子 (31歳、弁護士)
海老沢 凛香 …… 寺島しのぶ (41歳、弁護士だったが・・)

忠守 藤次郎 …… 上川隆也 (46歳、忠守法律事務所・所長)
滝口 泰輔 …… 溝端淳平 (25歳、忠守法律事務所・裁判官志望)
桑元 舞子 …… 山野海 (53歳、忠守法律事務所・事務員)

児玉 義勝 …… 竹中直人 (52歳、セイント法律事務所・副所長)
葛城 雄二 …… 加藤雅也 (49歳、セイント法律事務所・弁護士)
工藤 誠司 …… 吉沢悠 (35歳、セイント法律事務所・弁護士)

蝶野 薫 …… 松重豊 (50歳、バーカタストロフ店長、あっち系)
リョウ …… 春輝 (バーカタストロフ店員、そっち系)

神谷菜津子 …… 高岡早紀 (弁護士)
三沢麻子 …… 伊藤裕子 (母・サラリーマン家庭)
三沢真由 …… 葵わかな (娘)
山本香奈恵 …… 小松崎夕楠 (娘)
山本鈴代 …… 宮澤美保 (母・原告)
徳永里美 …… 宮本裕子 (母・理菜の母)
徳永理菜 …… 原舞歌 (娘・チア)
塚田まどか …… 菜葉菜 (老舗和菓子店"つかだや"の経営者)
塚田一郎 …… 宇野祥平 (長男・無職で穀潰し)
聖子 …… 西川史子 (医者の妻)

加藤満、吉見幸洋、渡邊芳博、平尾仁、長田奈麻、森下まひろ

田中伸一、沼崎悠、佐々木省三
康喜弼、田中遥奈、新井恵李香、中司豊



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