女はそれを許さない (2014年10月期・TBS・水曜22時枠) 脚本 - 高橋泉、清水友佳子、渡辺啓 音楽 - 遠藤浩二 演出 - 滝本憲吾、竹村謙太郎、酒井聖博 チーフプロデューサー - 加藤章一 プロデューサー - 浅野敦也、松本桂子 主題歌 - いきものがかり「GOLDEN GIRL」 第9話 児童５人らトラック事故！遺族会の叫び -------------------------------------------------------- 凜香は自分をセイント法律事務所から追い出したのが、部下 だった工藤だという事を知る。かつて凜香がクライアントを していた病院の件で、手術の執刀の責任問題に関して、執刀 していない当時の研修医だった美保に全ての責任を押しつけ られた結果彼女は世間からも白い目で見られて自殺していた のである。美保の恋人だった工藤は、凜香が殺害したものだ として決してあんなを許さないと告げる。 一方忠守は麗に対して、ある案件を持ってくる。それは 半年前の2014年6月に運送会社のトラック運転者が通学中の 児童5名を轢いて殺した事故だった。 弁護を求める野村涼子、岡田哲平、小橋アキラは事務所に やってくると半年前に事故で我が子を失ったときのことを 語る。事故が起きた後、検察から色々と訳の分からない 説明を聞いた後、あっという間にこの件は有耶無耶のまま 終わってしまったというのである。事故は刑事裁判にはならない とし、運送会社は行政処分でたったの14日間の事業の停止処分 を受けただけでその後音沙汰がないのである。 遺族の会を立ち上げる中、民事で損害賠償を請求しようという ことになったのだという。しかしその話を弁護士事務所に 話すと何処も弁護を引き受けてくれないのだという。資料を 見ると運送会社のクライアントはセイント法律事務所が顧問 をしている事が分かる。難しそうな案件であり麗としては 凜香に手伝って欲しいという思いが有った。しかし凜香は 弁護士としての資格が戻ると忠守法律事務所に顔を見せること がなかった。 白状だとして愚痴っていると、凜香がやってくる。凜香は この事務所を辞めるとして、軽く挨拶を交わして帰っていって しまう。 そんな凜香は蝶野の店にいく。 蝶野は凜香に何か問題があった事をすぐに察するのだった。 -------------------------------------------------------- 凛香はついに弁護士資格が回復した為に、忠守法律事務所から は居なくなるのではないかとする流れが有る中、忠守は麗に 対して、半年前に児童5名をひき殺した運転手の件での担当を 頼む。 当時児童5名をひき殺した運転手は事故当時に死亡した為に、 刑事法では被疑者死亡で責任の所在があやふやだった流れを、 遺族は集まり、民事として運送業者に責任を求めようとする流れ が有る。取りあえず会社には過失責任があるハズだとして、 賠償責任を問おうとしていく。 正直、麗たちの調査の甘さが目立つものが有り、当然起こるべき 事態を想定して、もう少し柔軟にあらゆる準備をして欲しいところ。 西島という人物が取り込まれてしまうけど、偽証すれば法廷では 重罪として扱われるべきものがあるハズだし、その辺を確認して 慎重に証言を求めるべきだった。 更に後半では法廷の流れががらりと変わり、運転手本人が 危険ドラッグの使用歴が有ったのではないかとされる流れが 有るも、それを証明するのは検察側の立証責任なのか、弁護士 なのかイマイチよく分からないものが有ったし、ドラッグの使用者 だと知りつつも採用していたのであれば、会社側にも採用者責任 が有るのではないかという気がする。 過去の事件で彼を弁護士した弁護士がまた関わることの妙は 感じる。ただ弁護士に責任を問うマスコミの対応とか相当 違和感が有り、寧ろそれを決断したものたちに責任があるような 気がするけどね。 またドラマでは、今回の流れと双璧を成すようにして、凛香と 工藤の対立を通してセイントの流れが有るので、二つの大型 案件を扱うことになり、最終話の一エピソードだけで解決出来る のか・・・だね。 葛木も敵なのか味方なのかという中で結局結婚も一つのカードと して利用しようとしているということで、金にがめつい人物はろくな ヤツがいないというところだろうか。 岩崎 麗 …… 深田恭子 (31歳、弁護士) 海老沢 凛香 …… 寺島しのぶ (41歳、弁護士だったが・・) 忠守 藤次郎 …… 上川隆也 (46歳、忠守法律事務所・所長) 滝口 泰輔 …… 溝端淳平 (25歳、忠守法律事務所・裁判官志望) 桑元 舞子 …… 山野海 (53歳、忠守法律事務所・事務員) 児玉 義勝 …… 竹中直人 (52歳、セイント法律事務所・副所長) 葛城 雄二 …… 加藤雅也 (49歳、セイント法律事務所・弁護士) 工藤 誠司 …… 吉沢悠 (35歳、セイント法律事務所・弁護士) 蝶野 薫 …… 松重豊 (50歳、バーカタストロフ店長、あっち系) リョウ …… 春輝 (バーカタストロフ店員、そっち系) 岡田哲平 …… 三又又三 (被害者遺族) 小橋アキラ …… 川野直輝 (被害者遺族) 野村涼子 …… 安達祐実 (被害者遺族) 平田真由美 …… 原田佳奈 (正人の妻) 平田正人 …… 和泉崇司 (運転手) 岡田の妻 …… 歌川椎子 (被害者遺族) 小橋の妻 …… 中島愛里 (被害者遺族) 西島 …… 渋谷謙人 (浪島運送・運転手) 裁判長 …… 井上肇 (民事裁判) 南さん …… 関えつ子 () 武藤税理士 …… 松永博史 (浪島運送の会計) 吉田ウーロン太、田中泰景、塩谷恵子、澤田慎司、青山めぐ 立石由衣、土井きよ美、伊住聰志、日下部千太郎、高橋弾 篠原真由子、リン高明、小川ひとみ、橋本智哉、石川樹 水野哲志、三澤和歩、田港離空、柴田典祐、須田里央