ペテロの葬列 (2014年7月期・TBS・月曜20時枠) 原作:宮部みゆき 脚本:神山由美子 プロデューサー;鈴木早苗、橘康仁 演出;金子文紀、岡本伸吾、竹村謙太郎、山�ｱ銃司 主題歌:近藤晃央「心情呼吸」 http://www.tbs.co.jp/petero2014/ 第5話 秘密の告白…新たな殺人…急展開！悪が家族に伝染する！ -------------------------------------------------------- 暮木はバブル時代に企業が取り入れたSTトレーナーと呼ばれる 自己啓発セミナーの講師だったのではないかとする疑いが もたれる。参加者がそれによって自殺者も出た為に形的には 正常な企業から退散したが形を変えて現代の世の中に於いても 存在している事を知る。しかしそのスキルが求められていた 場所はマルチ商法やネズミ講と言った違法性のある場所。 暮木は何故高東憲子、中藤ふみ江、葛原昭のことを三悪人と して引き合いに出していたのか。彼らは現在に於いて詐欺集団 の一つ日商フロンティアに所属していた事を知る。 杉村の娘・桃子のピアノの発表会が迫っていた。 寝る前には必ず菜穂子が娘にハーメルンの笛吹きの物語を 呼んで上げていた。 一方会社では園田が会社に復職した事を受けて、野本が幹事 の中快気祝いの為中華料理店で盛り上がる。その際話題は 杉村の娘が好きだというハーメルンの笛吹きの話になる。 ネズミを退治した笛吹きの男に街の人は金を払わなかった 為に子供たちを笛を吹いて連れて行ってしまうという非情な 物語だった。間野は幼い時にはその物語は、ハーメルンの 笛吹きが楽しいところに連れて行ってくれるものだと考えてい た事を語る。 そんな中手島は園田に対してバスジャックの実行犯から慰謝料 が届いたかを尋ねる。椎名たちも話を聞いている中で手島は みんなに金が届けられたことを報告する。 そんな中杉村はニュースの中で新聞配達員の足立が高越という サラリーマンを刺して逃走中だという報道を目にする。 足立とは北見一郎の墓参りの際に見かけたもので有った。 しかし慰謝料の件も含めて足立のことを警察に話す事は出来ず にいた。 宴も酣、杉村は間野から相談に乗って欲しいことがあるという。 井出が会社以外でも仕事を名目にして呼び出すことに耐えられ ないというものだった。 その頃杉村家では菜穂子は娘の桃子が熱を出して橋本に連れら れて病院に運ばれているのだった。 -------------------------------------------------------- 少しずつ推論の域は超えないものの、暮木がどんな人物で有っ たのかを推察していく。自己啓発セミナーが活発だった時代の 講師・トレーナーだとされるが、今尚その名残が形を変えて 存在している事を知る。 園田が復帰した事を受けて、みんなで快気祝いの食事会を 開くが、そこで手島を思わず慰謝料の件をみんなの前で聞いて しまう。それは広報室が正式にこの事件を追及することになった ことにも起因していたことだが、警察にはまだ話していない情報 だとして、ここだけの話で会話を進めていく。 そんな中、杉村はテレビ報道で、先日北見一郎の墓の前で見かけた 足立という人物が高越殺害の容疑で逃走している事を知ること になる。 自己啓発セミナーの流れから派生し、その流れを汲んだ被害者たち が加害者に対して復讐心を抱いた故の犯行なのかというところが 毒の伝染のようにして描かれ始めている感じ。 毒による波及効果は何も直接的に被害を受けたものたちに対して 受け継がれているものではなく、それを捜査している杉村の家庭 さえも危機に迫らせていくというのだから、ちょっぴり物語は 広がり過ぎている感じもする。 本題ばかりに絞るのもアレだけど、寧ろ別問題として取り上げられる べきではないのかと思うところも有るし、広報室に関連がある バスジャック事件とはいえ、イチ会社の広報室の役割の範疇から は随分と外れてしまった感じがする。 毒は伝染するだけではないとして、このドラマのテーマに抗う流れ があることも同時に描いている。特に椎名が金を盗まれ留学出来なか った流れだったり、足立という人物が高越殺害に関与していない とする流れなど、世の中伝染するだけではないことを示唆している。 しかし怒りの感情はどれよりも強く、根深く心の中に含まれている ものだと思うので、それが何時爆発するのかは分からないけどね。 しかしあの場で慰謝料の話とかしますかね。 「この日の事は人生に後を引く」としていた桃子の熱が出した日 の出来事。その中には橋本という人物が関わっているので、 探偵まがいのことをしている彼を菜穂子は見限るのか。苦楽を共に するとは言って居たんだけどね。 杉村三郎 …… 小泉孝太郎 (広報室副編集長兼記者) 間野京子 …… 長谷川京子 (エステティシン) 杉村菜穂子 …… 国仲涼子 (嘉親の娘、三郎の妻、心臓が弱い) 園田瑛子 …… 室井滋 (広報室室長兼編集長) 手島雄一郎 …… ムロツヨシ (広報室編集) 椎名遥 …… 岡本玲 (広報室編集) 井手正男 …… 千葉哲也 (広報室) 野本敦弘 …… 犬飼貴丈 (広報室) 今多嘉親 …… 平幹二朗 (今多コンツェルン会長) 森信宏 …… 柴俊夫 (元今多コンツェルン常務取締役) 橋本真佐彦 …… 高橋一生 (広報部会長秘書室付) 今多小夜子 …… 安蘭けい (社長夫人・菜穂子の義姉) 高野千夏 …… 映美くらら (会長秘書室秘書) 佐々木 …… 桃香 (社長付秘書) 水田大造 …… 本田博太郎 (喫茶「睡蓮」マスター) 杉村桃子 …… 小林星蘭 (娘) 遠山美緒子 …… 佐藤直子 (会長秘書室長兼第一秘書) 暮木一光 …… 長塚京三 (69歳、バスジャック事件犯人) 田中雄一郎 …… 峰竜太 (バスジャック事件・金属加工業) 迫田とよ子 …… 島かおり (バスジャック事件・老女) 柴野和子 …… 青山倫子 (バスジャック事件・運転手) 坂本啓 …… 細田善彦 (バスジャック事件・大学中退) 前野メイ …… 清水富美加 (バスジャック事件・「クラステ海風」バイト) 山藤 …… 金山一彦 (刑事) 今内 …… 西村元貴 (刑事) 足立 則生 …… 渋川清彦 (新聞配達) 高越 勝巳 …… 水橋研二 (足立が恨んでいる?) 井村 絵里子 …… 入山法子 (妊婦) 森 弥生 …… 山口果林 (妻・認知症) 北見一郎 …… 大杉漣 (元刑事、元探偵、2年前に他界) 北見司 …… 松本岳 (息子) 北見容子 …… かとうかず子 (妻) 小羽雅次朗 …… 仲雅美 (日商フロンティア) 猿田茂 …… 桜木健一 (小羽の元同僚) 間野広太 …… 庵原匠悟 (息子) 日向丈、薄井賢明、郭丈玉、土井敏之(アナ)、解世雄、メイコ