ペテロの葬列 (2014年7月期・TBS・月曜20時枠) 原作:宮部みゆき 脚本:神山由美子 プロデューサー;鈴木早苗、橘康仁 演出;金子文紀、岡本伸吾、竹村謙太郎、山�ｱ銃司 主題歌:近藤晃央「心情呼吸」 http://www.tbs.co.jp/petero2014/ 第6話 母の愛と罪…新たな殺人の真犯人！バスジャック犯と人質の接点！ -------------------------------------------------------- 杉村は日商フロンティアの代表・小羽雅次郎の背後に御厨尚憲 がいたことを知り、彼こそ暮木ではないのかと疑いを持つ。 菜穂子は自分が探偵のまねごとをするのを嫌がっていたが、 結婚する際の条件として今の仕事を辞めて義父の会社の広報室 に入る様言われたことも有り、僕から大事なものを奪ったとして 罪悪感を持っているようだった。そんな菜穂子は橋本との関係を 近づけていく。 一方探偵の北見が関わっていた詐欺事件の案件で、詐欺師の 高越が刺されて亡くなったことで、北見が調査を依頼されて いた足立が犯人として指名手配される。 足立が墓のソバで生活していることを知った杉村は、娘の 発表会を途中で抜けると、足立の元にいき、北見の家で、 高越が結婚しようとしていた井村絵里子も交えて話合いを しようとする。 -------------------------------------------------------- 杉村が探偵のような行動を取る事を快く思っていなかった 菜穂子。しかし杉村は結婚のために自分がしていたことを 犠牲にしたことや、今回の一件も父が命じて捜査させていると いう事を知り菜穂子としてはなんとも反対しづらいものが有った。 そんな中、足立が高越を殺害した事件に関して犯人が発覚。 更にバスジャック事件に関して、少しずつ金を手にしたものたち の間で、意見が食い違っていく姿が有った。そして金を預かって いる柴野自身もこれ以上金に手を付けないとする自信がないと して、それぞれに金を返金していくことになる。 そんな中、今まで沈黙していた迫田家の娘が連絡してくることにな なる。 詐欺事件によって人生を狂わされ、その結果相当な心の傷を背負った 人が多く、その傷が色んな人物に波及していることが描かれた。 高越の件は、完全に自業自得っぽいところがあり、殺された ことで変な男が一人亡くなったなという印象しかないけど、 騙された足立が意外と冷静で優しい人物であるということに驚いた。 彼を刺した彼女自身も過去に酷い目に遭っているにも関わらず、 被害者の立場でいることに心地良さを感じてしまっていたというの だから、なんとも不思議な感じだね。 ある意味では復讐できた喜びなんかも同時に感じていたのかも。 自分が渡したファイルが発端で事件が発生した可能性を指摘し、 自分に責任が有ると思うなんて、なかなか出来ることじゃない気がする。 そういう意味では足立は杉村と似たような人物なのかも。 アホアホな高越という男も一応妻のことを庇おうとする意思は あるんだなって感じで、自分さえ良ければそれで良いとする身勝手 さが描かれたけど、それも人間っぽいところなのかな。 それと対象的に、誰にでも同じように優しく出来る男・杉村が 間野によってロックオンされてしまった。 菜穂子が橋本に対して心地良さを感じて居るのも事実だし、 ジョークのつもりで発した「一生独身でいて下さい」との台詞も 自分自身の身勝手な台詞のように感じる。 彼女にとって彼は便利屋なのか、それとも自分が好意を寄せている から別の人に渡したくなくてソバに置いておきたいのか。 バスジャックの件でも金を使うべきかどうかで意見は割れるが 実際この金を使うと罪に問われるところがあるのだろうか。 ただ正直たったの300万円程度のことで犯罪者となってしまうのでは 割の合わないことだと思う。 坂本の中で本性が出始めただけでなく、柴野の中でも生活上 仕方なく使用することを迫られる人物もいるということで、 世の中はやはり金なんだよなっと感じに思えてしまうところが 切ないな。 杉村三郎 …… 小泉孝太郎 (広報室副編集長兼記者) 間野京子 …… 長谷川京子 (エステティシン) 杉村菜穂子 …… 国仲涼子 (嘉親の娘、三郎の妻、心臓が弱い) 園田瑛子 …… 室井滋 (広報室室長兼編集長) 手島雄一郎 …… ムロツヨシ (広報室編集) 椎名遥 …… 岡本玲 (広報室編集) 井手正男 …… 千葉哲也 (広報室) 野本敦弘 …… 犬飼貴丈 (広報室) 今多嘉親 …… 平幹二朗 (今多コンツェルン会長) 森信宏 …… 柴俊夫 (元今多コンツェルン常務取締役) 橋本真佐彦 …… 高橋一生 (広報部会長秘書室付) 今多小夜子 …… 安蘭けい (社長夫人・菜穂子の義姉) 高野千夏 …… 映美くらら (会長秘書室秘書) 佐々木 …… 桃香 (社長付秘書) 水田大造 …… 本田博太郎 (喫茶「睡蓮」マスター) 杉村桃子 …… 小林星蘭 (娘) 遠山美緒子 …… 佐藤直子 (会長秘書室長兼第一秘書) 暮木一光 …… 長塚京三 (69歳、バスジャック事件犯人) 田中雄一郎 …… 峰竜太 (バスジャック事件・金属加工業) 迫田とよ子 …… 島かおり (バスジャック事件・老女) 柴野和子 …… 青山倫子 (バスジャック事件・運転手) 坂本啓 …… 細田善彦 (バスジャック事件・大学中退) 前野メイ …… 清水富美加 (バスジャック事件・「クラステ海風」バイト) 山藤 …… 金山一彦 (刑事) 今内 …… 西村元貴 (刑事) 足立 則生 …… 渋川清彦 (新聞配達) 高越 勝巳 …… 水橋研二 (足立が恨んでいる?) 井村 絵里子 …… 入山法子 (妊婦) 森 弥生 …… 山口果林 (妻・認知症) 北見一郎 …… 大杉漣 (元刑事、元探偵、2年前に他界) 北見司 …… 松本岳 (息子) 北見容子 …… かとうかず子 (妻) 小羽雅次朗 …… 仲雅美 (日商フロンティア) 猿田茂 …… 桜木健一 (小羽の元同僚) 間野広太 …… 庵原匠悟 (息子) 迫田美和子 …… 安藤玉恵 (とよ子の娘) 田村勝彦、中島奏、篠川桃音