ルーズヴェルト・ゲーム (2014年4月期・TBS・日曜21時枠) 原作 - 池井戸潤『ルーズヴェルト・ゲーム』（講談社刊） 脚本 - 八津弘幸、山浦雅大、西井史子 音楽 - 服部隆之 演出 - 福澤克雄、棚沢孝義、田中健太 ナレーション - 山根基世 脚本協力 - 山浦雅大、西井史子 プロデュース - 伊與田英徳、川嶋龍太郎 第2話 涙の決意！濡れ衣 -------------------------------------------------------- 青島製作所は取引先からの値下げの要求と生産調整、更には メインバンクの白水銀行から突然の融資の取りやめを言われる。 ライバルのイツワ電器と大口取引のジャパンクスの攻勢にあっ た格好だった。しかし白水銀行の融資課長の不正を暴いたこと で、融資の続行は決まる事になる。 そんな中、青島製作所内で青島杯と呼ばれる野球の大会が 行われる。野球部はハンデとしてストレートしか投げられない とされる中、当然野球部が勝つと思われたが、製造部代表と して人数遭わせの為に参加させられた派遣の沖原和也が 投手として最終回に参加する。するともの凄い球速153kの弾を 投げて度肝を抜く。 野球部の面々は沖原の経歴を調べると、甲子園常連の名門校 二葉西出身であり、1年生でレギュラーを取って活躍している 記事もあった。しかし何故そんな人物がこんなところに居るのか。 細川は大口取引相手であるジャパニクスに遭いにいき、林田から は貴方からの金をもらって青島製作所に対する不正な融資妨害 工作をした事を告げるが、顧客の出入り明細を見せた葉山は 既に懲戒解雇になっているのでそれも分からないという。 値下げ要求と減産要求の件を求められるが、8割の減産と値下げ の条件を飲むという細川に呆気にとられる。 しかしジャパニクスはウチのような中小企業を潰しても大した 意味を持たないのに何故そんな行動を起こすのか。 -------------------------------------------------------- ちょっと時間が無いので簡潔に。 人間不信に陥る沖原に対して再び仲間の絆なり、他人に対する 信頼性を取り戻す為のエピソードだった。 学生時代でも社会人になってもパワハラとか派閥による集団的・ 組織な虐めというのは絶えるものはないのだろうし、大人になっ ても保身のために他人を犠牲にするものはいる。 ここできちんとした対応を見せる人がいなければ、沖原が社会 に対する憎しみだけを抱いて暮らすことになりそうだったけど、 彼の誠実な態度を見続けていたものがいたという点では、とても 勇気づけられるものが有った。 自分はこれ程頑張っているのに、何故認められないのかと憤って て奇っ怪な行動をとる人は多いだろうし、そうならないところは 人間性を表しているところ。 社会人になっても自分の人生を壊した男が社会人野球で立ちふさがる ところは皮肉だけど、これで野球をする気持ちだけは整った のではないか。如月一磨の人間としてのクソっぷりがまた凄い インパクトがあるし、社内に於いても勢力図争いを行う中で、 沖原が犠牲になってしまうところは切ない部分だけど、 大道の説得によって、立ち直るかに思わせつつ、一度それによる フェイクの流れを経て、上手い形で野球に対する気持ちの喚起だけ でなく、名実共に彼の正当性を認めさせる過程を経て、仲間の 大切さというものを改めて感じさせるところは良かったと思う。 細川 充 …… 唐沢寿明 (青島製作所・社長) 三上 文夫 …… 石丸幹二 (総務部部長兼野球部部長) 朝比奈 誠 …… 六角精児 (製造部部長) 豊岡 太一 …… 児嶋一哉 (営業部部長) 神山 謙一 …… 山本亨 (開発部部長) 中川 篤 …… 小須田康人 (経理部長) 笹井 小太郎 …… 江口洋介 (専務) 青島 毅 …… 山�ｱ努 (創業者。会長) 青島製作所・野球部 大道 雅臣 …… 手塚とおる (監督。ID野球) 古賀 哲 …… 高橋和也 (マネージャー) 北大路 犬彦 …… 和田正人 (ライト) 井坂 耕作 …… 須田邦裕 (主将。キャッチャー) 猿田 洋之助 …… 佐藤祐基 (ピッチャー) 萬田 智彦 …… 馬場徹 (ピッチャー) 松崎 …… 大橋一三 (コーチ) 鷺宮 …… 小橋正佳 (レフト) 古城 …… 片山享 (キャッチャー) 荒井 亮太 …… 岩間天嗣 (レフト) 倉橋 …… 北代高士 (ピッチャー) 円藤 …… 檜尾健太 (ファースト) 二階堂 …… 高良亘 (ショート) 須崎 …… 木更津与兵衛 (サード) 水木 …… 久保孝真 (キャッチャー) 仁科 …… 足木俊介 (センター) 島野 …… 大内田悠平 (セカンド) 仲本 有紗 …… 檀れい (秘書課社長秘書) 沖原 和也 …… 工藤阿須加 (製造部梱包配送課派遣社員) 山崎 美里 …… 広瀬アリス (製造部梱包配送課員) 長門 一行 …… マキタスポーツ (製造部梱包配送課課長。試合を観戦) 橋爪 佐代 …… 山野海 (食堂おばちゃん) 田川 …… 山本圭祐 (沖原の先輩社員) 坂東 昌彦 …… 立川談春 (イツワ電器社長) 花房 志穂 …… 平井理央 (イツワ電器秘書課社長秘書) 村野 三郎 …… 森脇健児 (イツワ電器/監督。元青島野球部監督) 飯島 健太 …… 林剛史 (イツワ電器/元青島野球部エースピッチャー) 新田 達彦 …… 松藤和成 (イツワ電器/元青島野球部4番打者。レフト) 如月 一磨 …… 鈴木伸之 (エースピッチャー) 磯部支店長 …… 峰竜太 (白水銀行西東京支店支店長) 林田 喜久雄 …… 宮川一朗太 (白水銀行西東京支店融資課課長) 諸田 清文 …… 香川照之 (ジャパニクス社長) 尾藤 辰五郎 …… 坂東三津五郎 (東洋カメラ社長) 水上 …… 戸田昌宏 (ジャパニクス購買部部長) 竹本 ……有薗芳記 (沖原の上司) 西藤 信也 …… 高橋洋 (「月刊野球」編集部記者) 高橋洋、有薗芳記、深山義夫、二神光、山内圭輔、増田隼也 川籠不駿平、本木みなほ(アナ) 平田貴之、神農直隆、金沢きくこ、太田美恵 小石周平、久保勝史、青木健、杉本健介、八木のぞみ、寺部さや子 伊沢勉、末松弘平、青木勇人、松野正幸、足立英 吉田直子(アナ)、福島暢啓(アナ)、伊藤隆太(アナ)