SAKURA〜事件を聞く女〜 (2014年10月期・TBS・月曜20時枠) 脚本 - 松本美弥子、山岡潤平 音楽 - 末廣健一郎 演出 - 鈴木浩介、水村秀雄、加藤新 主題歌 - Aqua Timez「生きて」 プロデューサー - 志村彰、関川友理 http://www.tbs.co.jp/sakura2014/ 第1話 特命潜入！ 婚活パーティーで殺人事件 発生医師連続不審死の裏に怪しい美女… 桜が聞く悲しみの声…難事件に最強コンビが挑む!! -------------------------------------------------------- 東京・駒込。 駒込FMでは朝から水沢桜はラジオDJとして姿を隠したまま 地元の人たちの朝の顔になっていた。 そんなラジオの仕事を終えると本職の方の仕事である駒込中央 署に向かおうとするが、彼女の耳には通り過ぎる町の人たちの 声から"狩り・・"、"獲物"という声を聞く。それを聞いて その若者たちの後を追うとホームレス狩りをしようとして いることが分かる。桜はそれを止めると若者たちは桜に 襲いかかってくる。しかしそんな中竹内が助けに来る。 女性一人で4人を相手にするなんて無茶だと竹内は語る。 桜は変装して駒込中央署へ。 上司の薫からは遅刻を指摘される中、通りかかった署長の 恭子は桜のことを助ける。私の用事で動いてもらっている であろうこと。桜は恭子に対して来る途中で聞こえたことの 事を語ると、彼女も桜にしか聞こえない声に耳を傾けて欲しい と頼む。 一方駒込中央署の殺人課・強行犯では桐谷係長の元に新しく 赴任した竹内正人が挨拶する。西東京署の刑事課からの異動 で今日からここでは初めてお世話になること。同じく木島や 遠藤とも挨拶する中で遠藤は竹内という名前を聞いて 柔道選手権の五連覇していることを知って尊敬していること を語る。 桜は仕事を終えると薫からワインパーティー／婚活パーティー に行こうと誘われる。しかし言い出しっぺの薫がいけなくなり 一人で桜はパーティーにいく。婚活企画会社のペアローズ主催 のパーティーでスタッフとして藤本佳奈が働いていた。 桜は緊張していると参加者の一人・染谷詩織から声を掛けられ 落ち着くためにカムミールティでもどうかと薦められる。 彼女はこのカモミールティを卸しているティーショップセレクト リーク店を経営しており名刺を手渡される。 詩織の元に長谷川満がやってくると、二人はツーショットで 会話する。桜はそんな二人の会話が耳に入ってきて"長谷川 にどうしても聞きたいことがある"という声が聞こえるのだった。 しかしその直後長谷川は突然通れる。 スタッフの佳奈はすぐに心肺蘇生を試みる中、救急車を呼ぶ のだった。 -------------------------------------------------------- 駒込中央署の生活安全課防犯係にやってきた水沢桜は人には 聞けない声を聞くことが出来る能力を持っていた。父親の仕事 の関係上、幼少期から世界中を旅したことによって人の声に 耳を傾ける能力に長けた部分があることが分かる。 恭子はアメリカでの研修時代に心理カウセンラーをしていた 桜に目をつけて彼女を駒込中央署にスカウトしていく。 そんな中、彼女が担当するのは、婚活パーティーで知り合った 女性・染谷詩織が長谷川満と接触している際に毒で殺害されて いるのが発見される。被害者を調べるとアセトアミノフェンが 検出され、2年半前に変死事件で死亡した明誠医科大病院医師・ 徳山周平の死の現場にもその毒が使用され、そこにも染谷詩織 がいたことが判明する。 最初の20分は面白いドラマになりそうな予感があり、スタイリッ シュな近代感覚を取り入れた捜査になりそうで期待したのだけど 1時間を過ぎた頃から、完全に2時間ドラマの典型のようなドラマ と化して、最後に悪者が出てきて警察官たちを襲う姿を見たら 完全に滑稽な刑事ドラマになっていた。 結局この枠は、「水戸黄門」みたいな形で最後は力で押さえ込み 解決を求めるみたいな流れを作りたいのだろうな。 一連の事件で起きていたことの解答編の描写はやたらと長く、時間を 取りすぎていてドラマとしても間延びしていた。 普段の姿とはまた別の姿を持つ捜査官の姿を描くのは良いにしても 結局コスプレをさせたいだけなんじゃないだろうかみたいな 潜入捜査。もう少し彼女のスキルだけに絞って"自分にしか聞こえ ない声"の部分に焦点を当てていくべきで、警察官ならば警察官の ままで捜査して欲しい気がする。 アセトアミノフェンが使用されて居るのであれば、入手先など を調べるべきだろうし、もう少し関係者の過去を調べるなりして 事件の背後にあるものを調べようとする人がいれば良いのに・・ 前にも全く同様に勘違いした名医と呼ばれる医者が、一人の患者を 大義の名の下で犠牲にして、開き直るという展開のドラマが 有ったな。 水沢 桜 …… 仲間由紀恵 (駒込中央署・生活安全課防犯係) 竹内 正人 …… 佐藤隆太 (駒込中央署) 桐谷 祐 …… 相島一之 (駒込中央署・刑事課強行犯係) 矢吹 薫 …… 木野花 (駒込中央署・生活安全課防犯係) 遠藤 圭太 …… 大野拓朗 (駒込中央署) 本島 利行 …… 森岡豊 (駒込中央署) 梶原 三郎 …… 駿河太郎 (梅駒亭・料理人) 水沢 楓 …… 文音 (桜の妹、駒込中央署) 金子 しず江 …… 茅島成美 (小料理屋の常連客) 細野 俊彦 …… 不破万作 (小料理屋の常連客) 松田 隆治 …… 山野史人 (小料理屋の常連客) 瀬戸 有里 …… 飯沼千恵子 (駒込ミニFMのディレクター) 中西 彩乃 …… 上間美緒 (駒込中央署警務課の婦警) 水沢 ウメ …… 草笛光子 (梅駒亭・女将) 五十嵐 恭子 …… 高島礼子 (駒込中央署・署長) 染谷 詩織 …… 賀来千香子 (49歳、杉崎哲司の交際者) 和久井 蓮 …… 升毅 (和久井総合病院院長、メディカルサイエンス賞ノミ) 藤本 佳奈 …… 三倉茉奈 (22歳、元看護実習生、婚活企画"ペアローズ"社) 富田 憲吉 …… 渡辺哲 (入院患者) 奥村 朋子 …… 円城寺あや (看護師長) 長谷川 満 …… 春田純一 (50歳、杉崎哲司の執刀医) 徳山 周平 …… 桜井聖 (49歳、杉崎哲司の第一助手) 木下 真琴 …… 栃原梨乃 (婚活パーティースタッフ) 川部 江里子 …… 藤原希 (看護師) 商店街のスタッフ …… 林家ぺー・パー子 朝見心、國本鐘健、常石梨乃 銀次郎、田中かおり、浅田光、中山孟、宇賀友洋、高田健一 草野秀勝、森井健太、矢部智之、市村友近、マリアユリコ 大野慎平、長田拓郎、田中崇士、小泉翔平、桑鶴ゆりあ