第3話
走り出した恋、それぞれの告白へ
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紗絵子に対して冷たい発言を繰り返したことで、彼女は一ヶ月 の間、爽太の店には来なくなる。爽太としては彼女に気にとめて
もらうが為に悪い男になる事の必要性を唱えているが、寧ろ 彼女と会えない日々を考えると、その行動自体に意味があるのか
どうか。自分自身が何故紗絵子に対して固執しているのか 心が中途半端に陥る。しかしそれでいて、きっぱり関係を諦め
られるのかと言われると、どうしても後ろ髪を引かれる思いが していた。
えれなはハワイロケから帰省すると真っ先に爽太に逢いに来て くれる。彼女がハグしているのを見た薫子は、爽太と二人が
深い関係にある事を悟る。そんな中、タイミング悪く、紗絵子 が来店すると、取り繕うことをせず、爽太の中では、また悪い
自分を演出することで、紗絵子の気を引こうとする行動を取る。 紗絵子の姿を見た後にも、えれなとのコミュニケーションを
取る爽太。しかし紗絵子には彼女とは単なる友達であり、 彼女は六道に対してもキスをしたりする性格である事を語る。
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