SMOKING GUN 〜決定的証拠〜 (2014年4月期・フジ・水曜22時枠) 編成・企画：加藤達也 演出：村上正典、佐藤源太 原作：横幕智裕、竹谷州史（Smoking Gun 民間科捜研調査員 流田縁） 脚本：酒井雅秋 プロデュース：森安彩、伊賀宣子 第1話 売るのは決定的証拠科学捜査と人の想いで弱者救う民間科捜研 -------------------------------------------------------- 2011年2月21日。 流田縁は、永友エミリに対して花をプレゼントすると、返事は 今度で良いと語る。エミリは何の返事なのかと問うと、花言葉 の意味を考えて欲しいという。スターチスとアネモネの花言葉 を総合すると、"愛することを永遠に誓う"だという。もしかし てプロポーズなのか?と問うと、エミリは紫のアネモネの花言葉 には別の意味があるのだという。 後日、緑は目覚めると工場内に倒れていることが分かり、隣に はエミリが殺害されているのを見つける。 2014年4月4日。 エレベーター内で石巻桜子は鹿戸澄夫に対して、痴漢だと 叫ぶ。澄夫は何のことだか分からないとして否定するが、近く で見ていた女性は私も見ていたとして証言する。 警備室に連れて行かれそうになる中、そこにいた緑は、ホント にやっていないのであれば私が証明しましょうかと告げ、 名刺を手渡す。そこには千代田科学捜査研究所と書かれていた。 民間の科捜研で働いているのだという。 スカートを脱いで欲しいと桜子に告げる中、桜子は緑に対して 密着して何をしているのかを見ていた。証拠をでっち上げられた に困るというものだった。スカートに付着している指紋を 二種類有り、鹿戸澄夫とは不一致である事を語る。犯人の指紋 は不思議な特徴が有り、親指の指紋がすり減っているのだと いう。恐らく携帯メールのしすぎな人だろうとのこと。目撃 証言した女性が仕事にいらついて冤罪事件を引き起こしたこと を求めるのだった。説明している間に澄夫は居なくなり、報酬 である27万円を取り損ねてしまう。 千代田科学捜査研究所に戻ると、報酬を受け取り忘れた緑に 激怒する所長の千代田真紀。今すぐに小宮山祥子に似顔絵を 書いてもらい、田坂繋と共に探すのだと告げるが、田坂は 私の専門はDNAだとして否定する。スタッフには7人の弟妹が いる松井丈太朗の姿も有った。 緑は自分には営業は無理だと告げる。 そんな中、キャバクラに行くと石巻桜子が働いているのを 見かける。緑は付いていっただけだったが、桜子に痴漢に間違え られ、この子今日二度目の冤罪だと語る。桜子はもう一度貴方 に会いたいと思っていた事を告げると、1月24日に西東京市の 鉄工所で起きた火災事件で、父・石巻雅夫が亡くなったが、 警察は事件性がなく自殺だとされ、保険会社からも自殺だと いうことで保険金が下りない状況だという。なんとか調べて 欲しいと語る。 -------------------------------------------------------- エレベーターに乗り合わせた人物が痴漢の事件に巻き込ま れる。ちょうど営業のために現場を尋ねていた緑は、冤罪だと 言うのであれば自分が証明しても良いとしてその場で指紋採取 をしてスカートに触れた人物を特定する。 それを見ていた当事者の桜子は、緑に対して、捜査の依頼を 行う。自分の父が経営していた工場が火災に遭い、自殺案件だと して、警察も民事不介入を主張し保険会社も御用鑑定を雇って 保険金の支払いを渋っているのではないかと言うが・・・ 結構楽しみにしていたけど、ドラマとしてはシリアスさを求め ているのか軽いタッチのドラマを求めているのかまるで分からず、 科学捜査メインの話を想定していると突然依頼人の家庭の事情 に感情移入していくという流れで攻めてくる。 ドラマはまるでスピード感もなく、ダラダラっとしたやりとりが 行われる中、最後に何らかのスイッチが入りピンと来て、突然 馬車馬の如く捜査に没頭し、解決を見せるということで、かなり 寒暖の差が激しいものが有るかな。 儲からない仕事をするというのは設定としてはドラマの定番だと しても、依頼人が断ってきた捜査を最後までやり遂げようとする ところに少々癖があり、主人公の信念が何処に有るのか性格から は見て取れないところがちょっぴりドラマとしての方向性を 難しいものにしている気がする。 恐らくどの感想サイトでも書かれていることだろうが、延長した 分だけストーリーの冗長さに拍車がかかり、無駄な人間関係の やりとりに時間が割かれているところにちょっぴり退屈さを 感じる流れだった。 真紀さんを美人だ美人だと妙に崇めたてる設定もちょっと厳しい 気がする。 流田縁 …… 香取慎吾 (調査員) 石巻桜子 …… 西内まりや (鉄工所の娘・調査員) 松井丈太朗 …… 中山優馬 (7人の弟・妹) 小宮山祥子 …… 安藤玉恵 (・調査員似顔絵) 千代田くるみ …… 濱田ここね (真紀の妹の娘) 千代田真紀 …… 鈴木保奈美 (千代田科学捜査研究所・所長) 永友エミリ …… 倉科カナ (緑の婚約者、殺される) 田坂繋 …… イッセー尾形 (・調査員元刑事) 柏木夏生 …… 谷原章介 (刑事??) 井川 …… 笠原秀幸 (刑事??、柏木の相棒??) 柴崎孔明 …… 宅間孝行 (弁護士) 鹿戸澄夫 …… 菊池均也 (痴漢冤罪被害者) 大川正義 …… 中丸新将 (ミカゲ損保顧問弁護士) 石巻春恵 …… 山下容莉枝 (桜子の母・雅夫の妻) 石巻雅夫 …… 佐伯新 (石巻鉄工所社長) 元木 …… まいど豊 (雅夫の友人・ミカゲ損保保険外交員) 山路 弘之 …… 芝崎昇 (ミカゲ損保渉外担当) ストレスを感じて愉快犯 …… 藤本静 徳秀樹、芝崎昇、中倉健太郎、小原雅人