SMOKING GUN 〜決定的証拠〜
(2014年4月期・フジ・水曜22時枠)

編成・企画:加藤達也
演出:村上正典、佐藤源太
原作:横幕智裕、竹谷州史(Smoking Gun 民間科捜研調査員 流田縁)
脚本:酒井雅秋
プロデュース:森安彩、伊賀宣子





第4話 甦る過去と因縁!?遂に新たな犠牲者が
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緑は恋人のエミリが殺害された現場で倒れて発見される。
発見されるまでの12時間の記憶だけがすっかり抜け落ちていた
縁に対して刑事の柏木は都合の良いとして縁を疑う。犯人は
何故お前だけを生かしたのかと。

そんな中、濱田輝男が逮捕されたとの連絡が真紀の耳にも
届く。千代田家襲撃事件から3年半が経過した中で、指名手配
中だった男がいよいよ逮捕されたのである。
しかし彼は薬物の販売の罪は認めているが、くるみちゃんの
件では否定しているのだという。
真紀は柏木が鑑定を依頼に来たものだと感じて歓迎するが、
それを否定する彼はくるみに対して捜査協力の依頼に来たのだ
という。千代田家襲撃事件に関しては目撃証言以外のものが
見つかっていないのだと聞かされる。

桜子は縁と柏木がエミリの件で話しているのを聞いて以来、
縁への接し方に関して意識し過ぎて不自然な態度を取っていた。

そんな中くるみは学校から帰宅すると、テレビで濱田逮捕の
報道が行われているのを目にする。すぐにテレビを消す中、
柏木はくるみに対して犯人の面通しをしてくれないかと
頼む。真紀もそれを求める中、くるみは真紀が犯人逮捕する
ことだけを考えているとして部屋に引きこもってしまう。
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千代田家を襲った容疑者が逮捕される。
別件での逮捕だったが、真紀が捜査官時代からずっと追ってきた
容疑者だったこと。逆恨みした犯人がそんな真紀の家を調べて
家族に危害を加えようとしていたことは判明していたが、当時の
事件との接点を見つけることが出来ず、くるみに面通しして
もらうとするが、それを拒絶する。今こそ科学捜査班の出番だ
とばかりになんとかして、当時の被害者の服に付着している微細
物から容疑者に繋がる証拠を導き出そうとする。

それぞれの家庭の事情なり問題を抱えているということは
一話の段階で示していたこととはいえ、なんだか嘘くさい科学捜査
で証拠を発見して取りあえず第一部をまとめたみたいな感じがする。

先週のエピは面白かったなと思ったけど、今回はどうも科学捜査
に説得力もなく、それ以外の要素をふんだんにドラマとして
盛り込まれてしまったが為にイマイチ面白味を感じ無かった。

大して難しい科学捜査でも無さそうなのに、どういう状況で刺された
のか当時の科捜研もそこまでは再現しなかったというのだろうか。
真紀はくるみには事実を隠していたけど、科捜研や刑事たちには
当時の状況を詳細に話しているハズだ。
ドラマではよく医学と同様に科学捜査は、日進月歩で技術力が進歩・
発展していることを利用して、当時では知り得なかった検査方法に
よって新たな証拠が見つかるというパターンとして描かれることは有る
けど、着眼点の問題だけで証拠が見つかるか否かという流れは
ちょっとあり得ない気がする。

演出意図として、記憶というものが如何に厄介なものであるのか
どうかを、記憶喪失化している縁の過去を含めて、提示するが為に
描かれた話なのだろう。
記憶というものが曖昧だからこそ、科学の力によって証明する。
これ程ハッキリとしたテーマはないくらいのドラマだと思うのにね

「知っているのに覚えて居ない。自分の中に真実があるのに
何も分からない。」
そんな縁の台詞だけが心に響くものが有った。

家族が襲われない為にこの研究所を設置したのかと思ったのに
結局襲われてしまっては意味がないな。


流田縁 …… 香取慎吾 (調査員)
石巻桜子 …… 西内まりや (鉄工所の娘・調査員)
松井丈太朗 …… 中山優馬 (7人の弟・妹)
小宮山祥子 …… 安藤玉恵 (調査員似顔絵)
千代田くるみ …… 濱田ここね (真紀の妹の娘)
千代田真紀 …… 鈴木保奈美 (千代田科学捜査研究所・所長)
永友エミリ …… 倉科カナ (緑の婚約者、殺される)
田坂繋 …… イッセー尾形 (・調査員元刑事)
柏木夏生 …… 谷原章介 (刑事)
井川 …… 笠原秀幸 (刑事、柏木の相棒)
柴崎孔明 …… 宅間孝行 (弁護士)
白石 慎太郎 …… 小松利昌 (管理人、犬を預かってもらう)

濱田輝男 …… 伊方勝 (犯罪者、逃走中)
花子 …… 片瀬那奈

袴田吉彦

涌井とも子、桝谷裕、山中章子(アナ)


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