SMOKING GUN 〜決定的証拠〜 (2014年4月期・フジ・水曜22時枠) 編成・企画：加藤達也 演出：村上正典、佐藤源太 原作：横幕智裕、竹谷州史（Smoking Gun 民間科捜研調査員 流田縁） 脚本：酒井雅秋 プロデュース：森安彩、伊賀宣子 第6話 謎の女が仕掛けた罠亡き恋人からの伝言 -------------------------------------------------------- 流田の元にきぼう信金の元行員で横領の罪で捕まった田中花子 が流田の前に現れ冤罪であることの証明と引き替えに自分が 知り得るエミリの秘密を語るという。 それを受けて真紀が事件の被害者となり入院している間、 この事件を追うことになる。 花子によると、自分は当時電算室で顧客情報の管理をしており 私のIDで何者かが侵入して不正操作し1200万円を盗み出して いたこと。横領のあった前日にIDを無くしていて、翌日デスク に有ったので落ちていたのを拾ってくれた人が居たのかと 思っていたが、それが不正に使われていた事が分かったという。 当時の防犯映像からは、花子と背格好が似ている人物が侵入して 不正操作をしていた事が判明し、弁護士からの勧めで、これだけ の状況証拠が発見されているので罪を認めたらとうがとアドバ イスを受けて服役したのだという。 そこにはこの研究所と関係を築いている柴崎がやってくると 花子の件で誤認逮捕に於ける再捜査を要求し謝罪や賠償金を 受け取ることを誓う。花子は彼にさえ分かってくれれば それで良いとして、当時付き合っていた彼はありのままの 私を受け入れてくれた事を語る。 -------------------------------------------------------- 流田の元にエミリの謎を知っているという女性が現れる。 エミリーの謎を話す変わりに、自分が過去にきぼう信金に通っ ていた際に横領事件の容疑で捕まってしまった事に対する 冤罪事件を晴らして欲しいという条件を出してくる。 事件の概要を聞く中で証拠は当時の防犯カメラ映像しかなく、 当時の弁護士からは横領の有った際に、花子のIDが使われている ことと防犯カメラ映像が本人と背格好が似ているとする類似性 があることから認めた方が良いと言われ、思わず認めてしまった ことを語る。当時付き合っていた彼は、ありのままの私を 愛してくれていたのだとし、再捜査を求めるとか謝罪や賠償など が必要ではなく、彼に分かってもらえさえすれば良いのだと 語る。 新しい分析方法を示すばかりの展開で、その検査法に於いても あまり信憑性・説得力を感じないところが残念だった。 もっと地味で分かりやすい検査方法と当時の証言の矛盾性か ら来る物証の積み重ねによって構成して欲しいのに、人の歩き方 を撮影しただけだけで簡単に容疑者を特定してしまうという所は 暴挙に近いものが有る。当時の捜査官もしていること だと思うので、別の検査法が必要だというのも分からないでも ないけど、やはりアリバイを崩すなり、花子が整形してまで 近づいた状況の中で掴んだ情報を元にそれを実証・裏付けして いく流れを形成して欲しい。 人を騙している男ならば、また別のところでも騙しているだろう と、容易に引っかかると思うんだけどね。 二本立てのような形で流田とエミリの出会いから結婚に至る までのダイジェスト版が描かれた。自分の性格を変えてくれた 彼女を失ったことへの失望感は、田中花子のエピソードとも 繋がって居るのかも知れないけれど、今の所核心とは遠いところ で動いている感じなので、殆ど我慢するだけの状態だった。 千代田科学捜査研究所のそれぞれのメンバーに家庭の事情に 触れながら最終話まで引っ張ることは明らかだし、最終話まで 見なくても物語が分かりそうでドラマがイマイチ面白味を 感じ無い。 流田縁 …… 香取慎吾 (調査員) 石巻桜子 …… 西内まりや (鉄工所の娘・調査員) 松井丈太朗 …… 中山優馬 (7人の弟・妹) 小宮山祥子 …… 安藤玉恵 (調査員似顔絵) 千代田くるみ …… 濱田ここね (真紀の妹の娘) 千代田真紀 …… 鈴木保奈美 (千代田科学捜査研究所・所長) 永友エミリ …… 倉科カナ (緑の婚約者、殺される) 田坂繋 …… イッセー尾形 (・調査員元刑事) 柏木夏生 …… 谷原章介 (刑事) 井川 …… 笠原秀幸 (刑事、柏木の相棒) 柴崎孔明 …… 宅間孝行 (弁護士) 白石 慎太郎 …… 小松利昌 (管理人、犬を預かってもらう) 田中花子 …… 片瀬那奈 (冤罪) 涼子 …… あめくみちこ (田坂の元妻) 山本裕典、井田國彦、大谷英子、七枝実、岩崎う大 児島功一、沢井正棋、ふるごおり雅浩、古庄未來、若林秀俊 仲野文梧、福田らん