すべてがFになる
(2014年10月期・フジTV・火曜21時枠)

原作 - 森博嗣『すべてがFになる』
脚本 - 黒岩勉、小山正太
音楽 - 川井憲次
演出 - 城宝秀則、小椋久雄、小林義則
主題歌 - ゲスの極み乙女。「デジタルモグラ」
編成企画 - 成河広明、加藤達也
プロデュース - 小椋久雄、貸川聡子





第3話 呪われた仏画師一族家宝眠る密室の殺人
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萌絵は犀川と共に歴史的建造物の有る香山家を訪れる。
萌絵は到着するまでの間、この屋敷に伝わる未解決事件に
ついて語る。今から50年前の昭和39年。
香山林水(22)、香山周采(52)、香山フミ(19)、使用人の
吉村益男(17)が住んでいたが、ある時この家の主の周采が
蔵に閉じこもってしまう事件が有ったという。中から閂をされ
た為に警察の立ち会いの下で斧でトビラを開けると殺害され
発見されたという。胸部を鋭利な刃物で刺されたもので
凶器は見つからず、蔵の中には家宝の天地の瓢と
無我の箱が有ったという。瓢には血痕がついていて
横にあった箱の鍵が瓢の中に入っているがとても取り出せそう
にないのだという。箱を開けようとしたが、父親からは箱は
開けてはならないと死の数日前に言われたとのことだった。
自殺だと凶器はなく、他殺だと外には出られないというもの
だった。実は犀川はこの屋敷の蔵がそれが該当するものだと
知らずに連れて来られたものだった。

現在林水(72)、多可志(38)、吉村(67)、祐介、綾緒(67)、
フミ(69)が住んでいた。多可志は維持が大変なのでこのたび
売ろうとしていたのである。萌絵たちは家の中を案内される
が、家宝が置かれた部屋だけは見せられないとして
断られてしまうのだった。
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萌絵と犀川は建築物を見に行く中、そこは50年前に蔵の中で
家の主・香山周采が不詳の死を遂げていたことが分かる。
胸を鋭利なものによって刺されたものだが、蔵の中には、この
家の家宝である瓢と箱が存在こそすれ、凶器らしきものは
発見されなかった。
そんな中、萌絵たちは叔父の捷輔からの紹介で、漫画家を
している香山家のマリモと知り合い、再び香山家で逢うことに
なるが・・・

なんかこの手の密室系のドラマがあんまり面白く感じ無くなって
きてしまった。

意味深な掛け軸の言葉に込められた意味とか、如何にもメッセージ
性のある殺し方やアイテムなど・・・

日本の同様のドラマは見せ方が同じで、ただ演じている人が変わって
いるだけにしか見えないところも有って食傷感があるのかな。
ただ誰もがドラマを沢山見ている訳では無いので、見る人を選ぶ
というところなのだろうか。

容疑者たちも千差万別だけど、殺す程の動機を持っているのか否か。
仏画師が模写するものだというところに引っかけているような殺人の
仕方を見せることに、どんな意図があるにせよ、なんで萌絵たちが
居る前で・・ってところも有る。
解答編が来週なので、それを提示されてスッキリするものがあるの
だろうか・・・。

意味深な真賀田の存在もこのドラマに混在させる意味があるのか
なって気がする。


西之園 萌絵 …… 武井咲 (国立神南大学工学部建築学科3年生)
犀川 創平 …… 綾野剛 (国立神南大学工学部建築学科准教授)
喜多 北斗 …… 小澤征悦 (神南大学工学部土木工学科・准教授)
真賀田 四季 …… 早見あかり (真賀田研究所・天才プログラマ)
鵜飼 大介 …… 戸次重幸 (神奈川県警・捜査一課)
国枝 桃子 …… 水沢エレナ (神南大学工学部建築学科・助教)
西之園 捷輔 …… 吉田鋼太郎 (萌絵の叔父・県警本部長)
浜中深志 …… 岡山天音 (工学科M2)
片桐誠人 …… 坂本真 (神奈川県警・捜査一課)

香山マリモ …… 原田夏希 (32歳、長女、漫画家)
香山多可志 …… 高橋洋 (38歳、長男)
香山林水 …… 横内正 (72歳、仏画師)
香山フミ …… 真野響子 (69歳、林水の妻)
香山祐介 …… 高橋來 (多可志の息子)
香山綾緒 …… 赤間麻里子 (36歳、多可志の妻)

田上晃吉、小林博、西川綾乃、村松和輝、依田哲哉
真下拓也、牛尾元昭



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