素敵な選TAXI (2014年10月期・フジTV・火曜22時枠) 脚本 - バカリズム 音楽 - 本間勇輔 演出 - 筧昌也、星野和成 主題歌 - aiko「あたしの向こう」 プロデュース - 豊福陽子、遠田孝一、八巻薫 第4話 金と欲の選択肢 「拾った宝くじが１億円！？金と欲の選択肢」 -------------------------------------------------------- 枝分はカフェ・チョイスにいると、夏希からこれからテレビ の取材が有り店が騒々しくなるかも知れないことを告げられる。 枝分はせっかくテレビが来るのであれば、たまたま購入した 新しい服に着替えるべきかそのままの制服でいるかで迷う。 しかし目の前で標が新しい服を着てキメテきたことをみんな から責められる姿を目にして着替えることは出来なかった。 11月4日、14:12。 朝倉陽平は社長の速水から理不尽なことでクビを言い渡され、 退職金として10万円を渡される。二度と戻るなと言われる中 陽平は出て行くと同僚の三浦からは、社長はお前を本気で クビにしようとは思っていないとし、謝って適当に受け流せ ばいいのだと語る。ガキみたいに突っ張っていたら何も出来なく なるとするが、納得出来ないのに謝ることは出来ないとして 出て行く。奥さんはどうするのかと言われ後悔しても知らない ぞと言われる。 コンビニでアルバイト誌を購入。 14:23。ダイヤマ工業前のバス停から陽平はバスに乗り込む。 これからどうするべきか。 バスに乗っていると陽平は宝クジを拾う。 下車すると路ではドラマ撮影している現場に出くわす。 14:43。公園でバイト誌を見つめる中、宝クジの当選番号を 携帯で検索して調べるとなんと、拾った宝クジが当たっている のである。しかも1億円。 ゲームボーイで遊んでいたタクシー運転手の枝分のタクシーに 乗り込む陽平はここから一番近い東西銀行に行って欲しいと 頼む。 -------------------------------------------------------- 些細な行き違いで10年間勤めていた会社をクビにされた陽平 はバスに搭乗している際に一枚の宝クジを見つけて拾う。 しかしその宝クジはよく見ると換金の期日は今日までだと分かる。 今回も2人の人間がタイムスリップに利用するという流れだった。 最終的には3人目がいるというところに繋がっていきそうだったけど。 このドラマの長所を最も引き出したエピソードだと思う。 時系列という名のパズルの組み合わせを使って、人生を面白く 左右させること。 元々存在している流れを如何にして時系列をいじっていくのか というところにこのドラマの面白さがあり、どんな道筋を通った としても抗うことの出来ない要素と抗うことの出来る要素という ものが面白く色分けされていて、時系列をずらしたとしても、 ある程度は本筋の確立された流れに接続されていくというところ が上手く出来ている。 ドラマを見ていると完全に「世にも奇妙な物語」っぽさが有ったけど どうしていけばGOOD ENDINGに行けるのかということを模索している ウチに、しりとりをしているかの如く、最後には「ん」を話して しまってBAD ENDINGで終了。しかしその後に上手くそれをフォロー する流れが有り、決して後味の悪さを残さないというところも このドラマが安定的に楽しめる流れが有るのかも。 犯罪刑事ネタやタイムスリップネタもこれ以上の進化は難しそうな 感じはするけど、色々と味を出そうと頑張っている姿は伝わって くるところ。 枝分さんがゲームボーイで遊んでいる辺りもなんか憎めないね。 今時・・・ってところが。 枝分 …… 竹野内豊 (運転手) 迫田 宏 …… バカリズム (cafe choice、店長) 宇佐見 夏希 …… 南沢奈央 (cafe choice) 関 カンナ …… 清野菜名 (cafe choice) 標 道雄 …… 升毅 (cafe choice) 朝倉陽平 …… 勝地涼 (夫、宝クジを拾う) 朝倉明日香 …… 真野恵里香 (妻) 速水 …… 菅田俊 (社長) 三浦 …… 石井智也 (陽平の同僚) 不良鑑識官 …… 浅利陽介 (ドラマに出演) 越村友一、やべけんじ、佐野憲彦、小路さとし、大津尋葵 若山慎、野山智加、池田裕子、遊馬萌弥