素敵な選TAXI
(2014年10月期・フジTV・火曜22時枠)

脚本 - バカリズム
音楽 - 本間勇輔
演出 - 筧昌也、星野和成
主題歌 - aiko「あたしの向こう」
プロデュース - 豊福陽子、遠田孝一、八巻薫





第10話 運転手引退!!さよなら枝分、彼がえらんだ最も素敵な選択肢
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犯罪刑事もいよいよ佳境となり、本当の悪人なのかが放映され
る。そして終了すると次作として「犯罪コップ」が撮影中で
あることを告知。
相変わらず枝分は注文を決められずにいる中、標が店にやって
くる。枝分に対してこれまで三ヶ月お疲れ様と告げる。

3ヶ月前。
枝分は美容室で働いていた。
雑誌を持ってくる男性はこの髪型にして欲しいとしてモデル
の髪型を注文する。髪型が同じになっても顔かたちは違う
訳なので果たして似合うかどうかは別問題。その事実を伝える
のもまた優しさではないかと感じて、それを告げるが客は
覚悟をもってその髪型にして欲しいと頼む。結果上手くいく。

枝分は彼女である時田真緒とレストランで食事をする。
前菜からしてなかなか決定させることが出来ない枝分に
真緒もイライラ。更に食後のデザートもまたなかなか決められ
ない状況に有った。彼女からは優柔不断だと指摘される。
そもそも私たちが付き合うことになったのも私から告白した
からだという。デートでのストラン選びについても私が常に
選んでいる事を指摘されると枝分としては反論する。
決して決められない訳ではなく、こういうことはOLである
君の方がよく知っていることなので合理的だというもの。
しかし真緒としては彼女なんだからここだと決めればついて
いくし、二人で決めたのだからその選択に後悔はしないという。
無難に謝罪する枝分を見て完全に彼女からはその意図を見透か
される。彼女は感情的になっていると考えて枝分は処理を置こう
としてトイレの為に席を立つ。
すると戻って来た時には彼女はいなく、メールで「別れた方が
お互いのため」だと言われて店の外まで追いかける。
彼女がタクシーに乗ったのを受けて、枝分もタクシーにのる。
「あの前のクルマっ・・タクシーを追ってください」と
語ると運転手の標は、「タクシーを追うなんて状況は一体何が
起きているのか」として興味を抱く。
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いつものように喫茶店にいた枝分に対して標は声を掛ける。
「3ヶ月の間、お疲れ様」。その言葉が意味することとは一体
何なのか。

まさか元々の選タクシーの運転手が標さんだとは思わなかった
けど、よくよく考えるとこの人物が何故喫茶店に通っていた
のかとか、その名前から示唆するものとして、その可能性について
は、全く考えられないものではないとして存在していた感じは
してくるかな。

エピソードとして見ると、1話のレストランでの顛末をベースに
したような感じで、各々のエピソードを通して経験したことを
上手く利用していた感じもする。

相変わらず揚げ足鳥の様な格好で、「クルッ・・タクシーを連発」。
ちょっと客に不快感を与えそうなところで、会話が回っている
ところなど、これまで枝分が標さんから学んだ会話術・接客テク
だと思う笑えるところも有る。
枝分が優柔不断だからこそ運転手として選ばれた人物という訳では無く、
本当にたまたま乗ったタクシーでの出会いから始まっているという
辺りも面白い。

3ヶ月経過した中で、自分が人生を経験したのと同様に、恋人の中
でも別の時間が進んでいたこと。
それを見ると時間を戻すという行為そのものが如何にエゴの固まり
なのかを示唆するところも有るな。

ただ三ヶ月経った今、タイムスリップを使わずに告白するって
流れでも面白かったと思う。


枝分 …… 竹野内豊 (運転手)

迫田 宏 …… バカリズム (cafe choice、店長)
宇佐見 夏希 …… 南沢奈央 (cafe choice)
関 カンナ …… 清野菜名 (cafe choice)
標 道雄 …… 升毅 (cafe choice)

犯罪刑事 …… デビット伊東
被害者刑事 ……

時田真緒 …… 奥田恵梨華 (枝分の彼女、OLを辞めて花屋になりたい)

鈴木裕樹、本多力、瀧川英次、世志男、小谷公一郎
種石多喜人、村田絢



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