第7話
白骨死体と外国籍を持つ男
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西八王子の商業施設に遺体が捨てられ3年後、建設する際、 白骨体として発見される。
被害者は西崎隆治(当時42才)。5年前にバカラ賭博で逮捕され た際に俺には金づるがいると言っていたこと。その人物は
仲正利樹という投資ファンドの人物で西崎とは同郷の男だと いう。3年前に仲正は西崎の失踪と同時期にコンガス共和国に
移住しており、パギ・スカルナと改名しているとのこと。 東南アジアでの医療施設建設の功績を評価されて伯爵の爵位を
得ている人物だという。殆どが外国生活だがこの度来日する ことになり、仲正利樹時代に西崎殺害の可能性が高いという。
捜査官たちはコンガス共和国大使館にいき、パギ・スカルナの ことを詮索するが、対応に出た村上一樹はパギが殺人にかかわ
っている証拠はないとして面会を拒否する。 更に警視庁の捜査官が出て行くと、外務省アジア大洋州局局長
の近田光雄の元にクレームが入ったとの知らせが来る。 国益を考えて欲しいと言われると、ちっぽけな国内の正義より
も大義を優先しろというのかと呟く。なんとか来日している 間に同一人物と確定する必要があるとのことだった。
佐久たちは情報を得る為に東京地検特捜部の北田雅彦に話を 聞くと、5年前に株式の時間外取引を悪用した金融商取引法違反
について仲正のことを捜査しているという。その過程で、 仲正のことを民間の科捜研で遺伝子検査をしているとのこと
だった。その為、パギのDNAが採取出来れば比較できるという ものだった。
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