チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮 (2014年1月期・フジ・火曜22時枠) 脚本 - 後藤法子 演出 - 今井和久 プロデュース - 豊福陽子、遠田孝一、八巻薫 主題歌 - 東方神起「Hide & Seek」 第7話 闇に葬られた殺人 -------------------------------------------------------- 小百合が8年前の花火大会の5日後に葵は崖から転落死して いた事を知る中、碧翠院の放射線技師の戸山が海岸に打ち上げ られて死亡されて発見される。戸山は田口に対してCTを撮影 している人物に関して相談しようとしていたが、残念ながら それを言う前に亡くなっていた。 今は碧翠院全員が容疑者であると白鳥は語る。 遺体を検死解剖するという巌雄に対して、白鳥は第三者機関 にそれを頼むことを告げ、東城医大の笹井に連絡を取り 検死解剖を求める。笹井ならばきちんと調べてくれるハズだ という。巌雄は何か分かれば教えてくれと語る。 戸山の死によって地元警察官も碧翠院への捜査が入る事に なる。巌雄は家族の前でもうすぐ警察がここに来る事を告げる がすぐに終わるので心配は知らないと語る。 白鳥は戸山が一昨日の夜にCT室で何かを撮影していた人物を 見ている事を告げる。その時に撮影したデータは削除されて いたが、なんとかして復元をしようと試みる。 刑事の大野と小幡は渋々、桜宮宅について今まで踏み入れた ことのない病棟以外の部屋である螺鈿の部屋などを調べて いく。白鳥はその奥の部屋に敷地内のあらゆる場所を監視でき る防犯カメラが設置されている事を知る。小百合はこの場所に 立ち入る人は少ないので形だけで使用されてはいないと語る が・・・ -------------------------------------------------------- 放射線技師の戸山が突然殺害され発見される。 碧翠院のスタッフ全員が容疑者であり、普段碧翠院にお世話に なっている警察としてはやりづらそうだが、形だけでも碧翠院 を調べる必要性が出てきたことで、白鳥らと共に事情を聞くため に施設内に入り込んでいくが・・・ このドラマを観ていていくつか流れを想定して観ているのだけど、 なんとなく違うのかなと思い始めている要素が一つ。 終末期医療・地域医療などを取り上げているにせよ、今回のドラマ のポイントはすみれが行っているカンパニーの存在が有り、 実はこの病棟で終末期を迎えているトクやうめ、加代、美智など は8年前の事件に関して、何らかの事情に関与している人物では ないかということ。単純に家族に見捨てられているという役柄 でも、緩和ケアの為に入院しているとも思えないのは、新しい 入院患者がまるでこの病棟に入ってこないことだ。 今回は相変わらずネタを小出しにしたけれど、ようやく 葵が生きているということが示されたことがもっとも興味深い ところだった。 ただこの子がCTを撮影していたということを考えると、車椅子 の子が一人でCT室に遺体を運べるハズもないので、天馬かだれか の協力が有るのだろうけど、果たしてどういう事情が存在する のか。 別荘地の存在が明らかになる段取りとか観ていると、 レトロゲーム好きの私にすると旧ENIXの「軽井沢誘拐案内」を彷彿と させるシチュエーションになっているな。 まぁネタとしてはまるで違うのだけど(笑) チープな映像だったものが 携帯電話の復旧で凄いビジョアルとして復刻していたのを観て 驚いたものがある。 取りあえず今回は白鳥のアクティブフェイズが大ハマリだったという ことで構成されていたし、だんだんと核心に迫るこどに、白鳥のことを 疎ましく思っている関係者だけど、自分だってここの医者が善良な人 であることを信じたいとする白鳥の台詞が全てを物語っている感じが するね。 田口公平 …… 伊藤淳史 (元東城医大愁訴外来・神経内科医) 白鳥圭輔 …… 仲村トオル (厚生労働省大臣官房秘書課付技官) 桜宮巌雄 …… 柳葉敏郎 (碧翠院院長) 桜宮華緒 …… 相築あきこ (巌雄の妻、精神科医) 桜宮小百合 …… 水野美紀 (巌雄の長女・緩和ケア医) 桜宮すみれ …… 栗山千明 (巌雄の次女) 桜宮葵 …… 山�ｱ賢人 (8年前に事故で死亡・息子) 天馬大吉 …… 上遠野太洸 (東城医大の学生、休学中) 戸山久司 …… 渡部豪太 (放射線技師) 日向千花 …… 辻本瑞貴 (看護師) 小幡剣 …… 池内万作 (刑事) 木島トク …… 佐々木すみ江 (乾燥肌・末期の卵巣がん) 川原うめ …… 丘みつ子 (患者) 青山加代 …… 大森暁美 (乳がん全身骨転移) 赤城美智 …… 左時枝 (背中が痒い・甲状腺ガン) 立花善次 …… 宅間孝行 (長野中央総合病院放射線科医) 佐藤祐基、松村慎司 椎名泰三、箕輪裕太、白倉裕二 評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)