第10話 真犯人の告白
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碧翠院の地下室から海岸に出ることが出来ることを知った白鳥 たちはそこで車椅子の跡が有り、海流の流れを調べると、戸山が
殺害され遺棄した現場がここだと分かる。更に現場には戸山の ものだと思われるボタンが落ちていたことで、益々桜宮家の
誰かが殺害したものだと感じ、それも葵が関係しているものだと 感じる。また螺鈿の部屋での死までのサイクルが異常に短く
あまりのタイミングの良さから、巌雄が安楽死を行っているの ではないかと疑う白鳥は事実ならば絶対に許さないと誓う。
入院患者で緩和ケア病棟にいる加賀が苦しんでいるのを見た 田口。加賀の容体が落ち着いた頃、田口は加賀から看取りの
部屋(螺鈿の部屋)について巌雄からどんな説明が有ったかを 尋ねる。田口はもしかするとあの部屋で安楽死のようなものが
行われている可能性を語ると、加賀からは今まで自分は色んな 患者を看取ってきたが、自分の最後は息子に対して醜態をさら
したくないのだと語る。死は誰にでも等しく訪れるが、その姿は 全て違うのだとし、毅然とした姿で死んで行きたいのだと語る。
そんな加賀は再び悪化するとストレッチャーで運ばれる。
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