第1話
命の行方を決める場所
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ALWAYS東京城南ガードセンターには色んな助けを求める情報が 集まってくる。そんな施設には品川の待機所で現場警備をして
いた佐々岡守が抜擢されセンターへとやってくる。 入り口のところにいるロボットから色々と質問をされるが、
その質疑応答の声を発していたのは、同じセンターで働く女性 の安藤心だった。
監視員としてのテストをしていた事を告げ、アノ程度の質問 で相手のペースに巻き込まれては、前途多難であることを聞か
される。ここにはあらゆる緊急事態の要請が入り、警備システム の中枢なのだという。いち早く対応し、判断を下さなければ
ならないのだと告げ、混乱している通報者からの正しい情報 を引き出さねばならないことを聞かされる。そして効果的な指示
を出して、安全・安心を提供するのが仕事であること。 しかし守は自分が何故ここに配属されたのか理解出来なかった。
心から一通りの施設の説明を受けるとセキュリティゲートを 通ってオフィスへとやってくる。
そこでは凄い数のパソコンとそれに伴う人員、そして予想以上に 多い緊急の要請に対応する職員の姿が有った。
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