東京ガードセンター

脚本/大石哲也
企画プロデューサー/松原浩
プロデューサー/北島和久、仲野尚之
演出/雨宮望





第2話 信じぬく者たち
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東京ガードセンターに突然、夏木美沙からキッズブザーの非常
警報が入る。対応に出た安藤は、少女から話を聞くと、変な
男の人が私の後をつけてくるというもの。川越達はGPSで美沙
の現状地を調べると大田区のコインパーキング内にいることが
分かる。まずはキッズブザーの規則通り、彼女の母・夏木珠美
に連絡を入れる。現在美沙は車の後ろに隠れているという。
珠美の要請で現地の待機スタッフに向かわせるので美沙を安心
させる為にずっと話しかけろと言われ、安藤は声をかける。
現在学校にいく途中だったこと。今朝食べたものは何だったの
か?など色々と会話する中警備員が到着するのを一刻も早く
待っていた。すると少女の悲鳴が聞こえる。ガードセンター
のスタッフたちは一瞬焦る。防犯ブザーを鳴らしたものだった
が、音声を聞くと近所の人が声をかけてきただけだと判明する。
一応警察に連絡した方が良いかも知れないと告げ、この仕事を
するようになり少女に声をかけるような人が多くいるという事
を知ったという久保田。安藤は自分が現場に居たならば、
コテンパンにやっつけるのだと告げ、合気道5段の腕を久保田
相手に披露する。

更に仕事をしていると、翌日もまた夏木美沙からキッズブザー
の非常警報が入る。
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夏木美沙からキッズブザーが連日のようになり始める。
共働きしている家庭や母子家庭が子供の安全の為に加入することが
多いとするが美沙から連日のように男の人に追われている
という事を聞いて、スタッフたちも違和感を感じる。
もしかすると母親を呼びだす為に子供に嘘をついている
のではないかとする疑惑が出てくる。
提携している防犯システムのコンビニの映像からは、男から
退避した美沙が落ち着き払っている姿を見て、偽証の疑いが
強まるが・・・

番組とスポンサーの契約上、当然スポンサーに有益なドラマを
製作するっていうのも分かるけど、殆どキッズブザーの
紹介VTRと化している前半部の流れが有った。
一日に130件あるウチの通報のウチ、実際に何かが起きる
のは2件程度ということで、その殆どが誤報。しかし僅か
であれその一件の助けの為に誰もが防犯に加入しているハズで、
子供である程に誤報は多そうだ。

警備員を現地に派遣させる際には一度に一万円がかかる
こと。決して安くはない経費がかかるということで、
職員も同情してしまうけど、、現場の判断で子供が嘘をついて
いるとする主張で、連絡を取らないという辺りは警備員として相当
失格な感じもする。

戸倉さんは当たるかどうかも分からない占いとか宝くじ
を信じており、その流れが今回のエピソードを通して
「滅多に当たらないのを全力で信じることは難しいこと」だ
としていたけど、確かに利己的思考が働かない限りは、
嘘だとして処理してしまいそうな案件だね。

ただ最後には本当に連れ去られていたというのはちょっと
引くかも。素直に最後まで子供の親への気持ちで押し切って
も良かったな。


佐々岡守 …… 中村蒼 (ALWAYS東京城南ガードセンター)
戸倉真実 …… 柳葉敏郎 (センター長)
安藤心 …… 高梨臨 (キビキビした女性監視員)
川越瞬一 …… 窪塚俊介 (頭のキレる、論理派)
園麻里恵 …… 伊藤かずえ (クレーム対応のエキスパート)
新田玄一郎 …… 小野武彦 (古株の監視員)
久保田孝道 …… 堤下敦 (現場あがりの、監視員)

信太真妃、筒井巧、藤倉みのり、吉田雄樹、桜井ひとみ


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