東京ガードセンター

脚本/大石哲也
企画プロデューサー/松原浩
プロデューサー/北島和久、仲野尚之
演出/雨宮望





第8話 謎の新人現る
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今朝から新人警備員の配属の日。
昨年は初出動要請をしたまま実家に帰った人物までいたとして
話をしていた。
そんな中、ヤマトミビルに侵入者を知らせる警報が届く。
品川待機所から警備員を派遣させる為に、守はマルタ隊長に
連絡を入れる。すると隊長はかつて守が現場に居た頃の先輩
だった。守に対して少しは新しい環境に慣れたかと問うと、
これから新人を現場に向かわせるという。
一方オペレータールームからの連絡が入る。珍しいことで、
駒場待機所の田村千里からセンター長宛のメッセージだという。
千里がまさかウチの管轄に配属されるとはなと告げると、
今後連絡する時は携帯に電話しろと語る。
その光景を見て他のスタッフたちは千里はセンター長の知り合い
なのかと噂になる。プロフィールの写真を見る限りとても
可愛い女性だという事が分かる。

ヤマトミビルに到着した新人のカワベ。
空きビルで誰も住んでいなかった。室内のセンサーに反応した
もので、入り口の鍵はかかっていると語る。
指示を出す守はくれぐれも気をつけて中に入って欲しいという。
カワベはこの時間に侵入者はないだろうとして、ちょっぴり
傲慢な態度を見せる。
警報機のなった部屋を調べたが何も無いとして、もう待機所に
戻るという。しかし守は食べ物の袋や生活痕がないかと問い
トイレなどを調べて欲しいとするが、規則通りに戻ると語る。

そんな中、久保田からは電話で風邪を引いたので休ませて欲しい
という連絡が入るが、毎年のことだとして、麻里恵も電話が
なった瞬間に見抜く。

また警報機が鳴る。
有村誠司という個人契約者の自宅の警報だった。
新人の千里に向かわせることを聞くと、戸倉がこの件をサポート
するとして、みんなに伝える。なんだか戸倉は緊張しているよう
だという。戸倉は千里に対してハンディモニタリングをしろ
と命じるが、民間の家からの通報なので大丈夫だと告げる。
家の周囲を徹底的に調べる様告げるが、彼女は家の中に入って
調べると語り出す。
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新人の警備員が配属されることになり、彼らを現場へと誘導する
監視員たちにとってもプレッシャーのかかる一日だった。

守が警備員時代に何故現場の隊長に煙たがられていたのか、
そしてセンター長が何故彼をここに引き抜いたのかを描いたよう
なエピソードだった。

戸倉が特に目をかけている女性警備員とは果たして誰なのか。
誰もが娘だろうと思っていたところだったけど、結果的には
戸倉の元上司の娘さんで、進学などにも援助していた人物だと
分かる。

クレーム処理の案件に関して、どのような視線で警備員は挑むのか
ということを知らせるものが有り、一つ勉強になったなという
感じだった。

また守のエピソードは過去の自分の問題点を洗いざらいはき出し、
実はそれが監視員にとっては資質の一つだったというところに
つなげていった。

ガードセンターは父親のようなものだ。
男女平等の世の中、母親のようだとも言わないとクレームが
ついたりしてね。久保田が前回のエピソードで、監視員は女性的
だと言っていたよな。


佐々岡守 …… 中村蒼 (ALWAYS東京城南ガードセンター)
戸倉真実 …… 柳葉敏郎 (センター長)
安藤心 …… 高梨臨 (キビキビした女性監視員)
川越瞬一 …… 窪塚俊介 (頭のキレる、論理派)
園麻里恵 …… 伊藤かずえ (クレーム対応のエキスパート)
新田玄一郎 …… 小野武彦 (古株の監視員)
久保田孝道 …… 堤下敦 (現場あがりの、監視員)

田村千里 …… 南沢奈央

岸博之、小林博、篠原剛、矢野宏美
三浦アキフミ、花戸祐介、田村真依奈



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