第1話 迷!?コンビ今夜誕生大家×探偵が挑む完全密室トリック!!この
謎解けたら家賃1万!?
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探偵の鵜飼杜夫は刑事の砂川からの依頼で、事件の真相を探る。 この日も小森が食事中にボーガンの矢で撃たれて殺害された件で、
犯人が吉住であるという事を証明していく。吉住は小森が亡く なった当時自分はみんなと共に食卓を囲んでいてアリバイが
ある事を主張するが、氷を使ったトリックを利用したのだという。 しかし吉住は席順だって決まっていなかったとするが、被害者
には甲殻類アレルギーがある事を知って、一つの皿だけは甲殻類 の使用されていないスープを執事の宮田にメモして用意させて、
ターゲットが特定の席に座るよう誘導したというのである。 被害者が殺害された後に犯人を見つけにいくふりをして、
仕掛けたボーガンは取り去ったのだろうとのこと。吉住は完璧な 論理に殺害を認める。今まで小森にされた酷い仕打ちを語ろうと
するが、鵜飼は動機などにはまるで興味がないとしてその場を 後にする。
鵜飼はアーバンシティ烏賊川市に住んで3年目。 烏賊の漁獲高は日本第9位の土地だった。しかしそんな烏賊川市
はシカゴのように何故か犯罪都市と化していた。
鵜飼は帰宅すると突然郵便受けに事務所のスペースを月1万円で
貸すとする二宮ビルヂングからの宣伝広告が入っているのを目に する。探偵にこんな詐欺まがいのチラシを入れておくとはなんたる
ことだと感じつつも話を聞きに行く。どんな狸オヤジが出てくるか と思いきや出てきたのは女子大生の二宮朱美という女性だった。
家賃は一万円で良いという彼女にウソはないらしく、早速引っ越し をする。すると朱美は引っ越しそばまで用意してくれるのだった。
二宮は探偵事務所に敷いた電話が鳴るのを心待ちにしていた。
その頃戸村流平は紺野由紀から別れ話を切り出されていた。
気を引くようなことを散々言って別れを切り出された為に、 戸村は人前にもかかわらず彼女に対して、"殺してやる"と思わず
呟いてしまう。しかし由紀自身は彼にそんな度胸はないと感じて 平気そうな顔をしていた。"覚えてやがれ!!"という呟きに、
見ている人はそんな捨て台詞を使う人が現実にいるんだねと 白い目を向ける。
戸村は先輩の茂呂耕平の元に行く。
お前がつきあう女性はろくな女がいないと指摘される。 映画「男はつらいよ」が好きな戸村としては、映画に出てくる
みち子のような人とつきあいたいと妄想に抱く。そんな都合の良い 女性がこの世にいる訳がないと言われる。そんな中先輩からは
映画「殺戮の館」でも見ようと言われる。現在8時なので速く みないと眠くなると語る。
映画は2時間30分という長丁場だったが、戸村は満足していた。 茂呂は酒のつまみをコンビニで買ってくるとして家を出て行く。
すぐに帰宅すると、茂呂は近所のマンションで飛び降り自殺が 有ったらしく野次馬が沢山集まっていたことを語るが、戸村は
関心を示さなかった。茂呂はフロに入ってくるとして、風呂場に いくが、その後戸村は茂呂がなかなかフロから出てこないのを
知ってバスルームにいくと彼はナイフで脇腹を刺されて倒れている のを目にする。
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